ひとさまのロゴを勝手に作る(ホシノユカイさん)

 ツイッターのアイコンを自作のロゴにしましたところ、お褒めにあずかりまして。調子に乗ってひとさまのロゴまで勝手に作りました。

 そちらも好評いただけまして、ツイッターアイコンに採用されまする。これから。で、画像の受け渡しのためにブログに貼りつけようという魂胆。

 こちら、ホシノユカイさん。「ノ」と「イ」は星の尾と星で表現したつもり。わっかりづらっ。

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星の尾、文字に接するあたりを修正しましたよ。

 

カクヨムまとめ2020(一月分)

 1月が終わってしまいました。わたくしはなにをしていたのでしょう。

カクヨムコン、よむこん

 お知り合いの方々はカクヨムコンに参加していまして、応援のために読む毎日でした。厳しかった。

 とくにコノハナサクヤさんを応援すべく、毎日実況レビューしていました。おすすめレビューなのに、毎日更新分を実況するという。読めばいいじゃんという話なのですけれどね。

 トップページに新着レビューとして載りますから、いくらか宣伝になるかなという戦略。効果は期待できませんけれど。トップページなんて誰も見ません。

 応援していた中で一番人気があったのは坂井令和(れいな)さんですね、きっと。「蝉時雨は小さな狂気を奏でる」です。評価の星が400ちかくついています。

「オマイら」シリーズ

 12月につづき、「オマイら」シリーズとしてひとつ書きました。月がかわって下書きにしてしまいましたけれど。

 ・オマイらに足りないのは語彙力ではないってコト

最終日に参加、カクヨムコン短編

 カクヨムコン応募締め切りは1月末日でした。

 わたくし、カクヨムコン興味ない、参加しないと言い張っておりましたけれど、最終日に参戦しました。

 冷やかしです。

 ・ぼくと彼女は活字中毒、小さな粒になって消えてしまう

2月の予定

 翻訳をつづけています。ツラい。まだ3分の1くらいですかね。やれやれです。

 「セピア色のポートレート」の続編「アイ色のアストログラフィ」の連載をはじめます。カクヨムコンのほとぼりが冷めますからね。

 小説を書かずに、でも投稿してお知り合いの人たちに忘れられないよう顔をつなぐ作戦です。小説を書いている場合ではない。ブログもですけれど。

 といいつつ、本日バレンタインもの「バレンタイン作戦の賞味期限」を投稿しましたけれど。これは、もう前に書いてあったものですから、セーフ。

短篇小説「バレンタイン作戦の賞味期限」をカクヨムに投稿しました。

 2月になったそうですね、ツイッターで知らされました。1月は短かったようです。きっと2週間くらいでしたね。

 

 サクジツ「ぼくと彼女は活字中毒、小さな粒になって消えてしまう」を投稿しまして、タイトル決まりました、よいタイトルかどうかわかりませんけれど、ふつか連続投稿です。

 というのも、バレンタインものだから2月になるまで寝かせておいたのです。少し前に書いて見直しも十分、たぶん。

 

 小説ができた経緯ですけれど。忘れてしまいましたね。ちょっと見直しながら思い出してみましょう。

 思い出しました! たぶん。

 「ワタシ最低だ」のあたりですね、きっと。男を乗り換えて、そしたら幼馴染がモノ申してくるのですね。できあがった小説では妄想の中で「ワタシ最低だ」って思うところをシミュレートしています。

 心のどこかにあったのでしょうね、こんなのを思いつくというのは。わたくし、こういう慣用句的なものは撲滅してゆきたいタイプの人間ですから、なにかないかなと常に考えているのでしょうね。ケチをつけたくてしかたないのです。嫌われるやつです。

 

 バレンタイン近いということでバレンタインに絡めてということで書きはじめたのですね。ネタ以外の部分は書きながら考えました。

 須崎君がくれたものを何にしようかで少し止まりましたけれど。少しだけですね。わたくしの得意な分野なのかもしれません。するすると次の展開が出てきます。それでいいのかって話もありますけれど。

 須崎君を書いたあと女の子を登場させたわけですけれど、須崎君の時と同じ感じにしようということでロケーションをホワイトデーの学校中庭に設定しました。

 で、無事ネタの部分につながりまして、またするするでラストを書きました。一度電話切れてかけなおしたら、わざと切ったんだっていわれるところ、気に入りました。すこし口調がかわりますよね。

 

 書いたとき気づかなかったのですけれど、恋を応援すると言っておきながら、告白は1年先なのですね。おーい! ってね。夏とかどうするの? ねえ。

 ここからタイトルをつけました。「バレンタイン作戦の賞味期限」いかがでしょう。

短篇小説「活字中毒(仮)」をカクヨムに投稿しました。

 高原英理『グレー・グレー』(東雅夫 編「平成怪奇小説傑作集3」創元推理文庫)を読みまして。ツイッターで感想を書いたのですけれど。ラストがわたくしには好みではなく感じられて。

 明確なオチをつけないほうがよかったのでは。
 あのまま部屋に戻って、彼女があちこち痛んでいて、いつまで体がもつか、意識がどうなるか心配しながら部屋を出て行って終わりくらいがよかったように思ったのです。

 

 そんなことを、小説を読んだあとも考えていたのですね。そうしたらネタが思いつきました。今回の小説です。
 ラストもすぐに思いつきました。あとははじめからのストーリーが必要ですね。
 でもまあ、本を読むんだなってことは決まっているわけで、あとは明るくふんわりした感じかなということを決め、1行目から書きはじめました。
 書きはじめたのはよいのですけれど、いきなり彼女が登場しました。ありゃ? そんな予定だったっけ? で、彼女の方が活字中毒になってしまいます。おやおや、出しゃばりな子。
 それに、なんだかふんわりという感じは彼女の話し方に集約されています。これはこれでよいかという気がしてきました。
 ラストはぼくが活字中毒で消えるのですから話がちがいます。どうやって進めようか考えつつも、そのまま第1ブロック、第2ブロックと書きましていったん止めました。

 

 つぎはハイキングに行かせようとは思っていたのですけれど、最後の「ちょっと出かけようか」というセリフはあとから付け足しました。といっても第3ブロックを書きはじめるずっとまえですけれど。
 いつものわたくしは、こういう予告みたいのは書きません。病院へ行った話から、一気に1年後の大学をやめた話をする感じがいつものわたくしです。
 ただなんとなく試してみました。予告あったほうがよかったかどうか。あとで利用できましたから、今回はよしとします。

 

 高原英理『グレー・グレー』のパクリというか、インスピレーションが降ってきたわけですけれど。その前に一田和樹さんがカクヨムに投稿した「解体屋」を読んでいたのでした。
 ここまで書いた時点で『グレー・グレー』のパクリとも言えるけれど、「解体屋」のパクリともいえるなと気づきました。
 ということは、両作は似ているということですけれど。わたくしの小説の雰囲気は「解体屋」の方が近い気がします。

 

 さて第3ブロック、書くまでに時間があきました。どんなこと書こうかなと考えていました。翻訳をやっていますから、そっちを優先させながら。
 でも、突然思い立ちました。カクヨムコン短編賞。出してやろうかと。
 カクヨムコン興味ない、参加したくないとさんざ言っておきながら、最終日に投稿してやれと、わたくしの中の悪魔がささやいたのです。この悪魔、発言力強いのですね。
 では書かないと間に合わない。
 書いてから一日は見直しに当てたいものですからね。そうやって、29日に思い立って、29、30と、彼女の肘まで消えちゃうところと、ぼくがまるっきり消滅してしまうエンディングまでを1日づつで書きました。31日に投稿前見直しすればオッケーというわけです。

 

 お読みくださった方は気づいたと思います(これから投稿しますけれど、そういうテイで)。はい、わたくしも明確なオチのある小説にしてしまいまいした。それは、はじめにネタが思いついたときのラストからしてそうだったのだから仕方ありません。
 『グレー・グレー』にケチをつけたのがキッカケだったのですけれど。
 もやっとしたラストは、この小説にふさわしい気もしません。こうなるしかないよねってところに落ち着いているのではないかな。

 

 ひと通り書き終わりましたけれど、タイトルがありません。「活字中毒」というファイル名そのままは味気なさすぎます。

 このブログ記事を書いている今も、まだ思いついていません。どうしましょう。いえ、考えるしかありませんけれど。

カクヨムまとめ(十二月分)

 まだ一月にはいっていませんけれど大みそかですからね、ちがいありません。

 カクヨムでの活動をまとめます。

くず籠ばかりあふれさせていました

 十二月はカクヨムコンがはじまったばかり、お知り合いの応援ということで読み、レビューしていました。書く方はすこしだけ。

 おもに「くず籠はいつだってあふれてる」にボツネタを投稿していました。第2話から第9話まで、7話分も。第9話は期間限定、すぐに非公開にしてしまいますけれど。

「オマイら」シリーズ

 エッセイというのですかね、シリーズになりましたけれど、こんなの書きました。

  • 「オマイらの小説が評価されないワケ」
  • 「オマイらに才能なんてもったいないワケ」
  • 「オマイらでも小説のためにできるコト」

 タイトルからしてケンカ売ってますね。炎上商法です。第1弾が好評でしたから、つづけて書きました。第1弾はPV800を越えました。コメントやレビューも多かった。

 カクヨムユーザーのみなさんは、よい小説を書いているのにPV増えない、レビューつかないと悩んでいるようです。

 わたくしはPVやレビューより、よい小説を書きたいのですけれど。

ひとのふんどし

  一田和樹さんの自主企画「『極端な人』の登場する小説」で無貌賞というのに選ばれた小説。電咲響子さん「月夜に歌う詩」ですけれど。

 賞の特典として改変バージョンを一田和樹さんが書くということを知りまして、面白そう、やってみたいと思ったのです。で、こちら。

 電咲響子「月夜に歌う詩」(九乃バージョン)

 ツイッターで話しかけまして、許諾いただきました。

 詩に近づけたつもり。原作はあえてメインストーリーに関わる事実を書かないという方針だったようですけれど。わたくしは事実を足してストーリーがわかるくらい? わからないかもしれませんけれど、詩としてなら許せるかなくらいは書いたつもり。

なろう系にも

 カクヨムというタグをつけ、カクヨムの活動をまとめるといいながら、なろう系のことも書いてしまいます。エロのことです。

 エロ連作短編、毎日1000文字くらい投稿していまして、第3章に突入したところです。第4章まであります。連作短編が完結したらストックが尽きますから、投稿ストップとなります。

 なろう系はPVが多いのですね。一日で100いくことがザラにあります。そのかわりコメントやレビューはつかず、ユーザー同士の交流はしにくいようです。

 ブックマークや評価をしてもらっても、誰がしてくれたのかわからないのですね。つまりません。

 PVが多いからといってなにかメリットがあるかというとなにもありません。なろう系はエロを放り込む場という位置づけです。

2020年の予定

 ゴシックを勉強しようとしていて、でも本が高かったり、翻訳されていなかったり。それで翻訳に手をつけはじめました。

 とりあえず、ゴシックの原点みたいな位置づけのホレス・ウォルポール「オトラントの城」。

 平井呈一の文語訳を手元の参考にして訳しはじめたのですけれど、あまり参考になりません。英文解釈の部分で参考にしたいのに、わりと自由に言葉を補ったりして訳してあるものですから。

 つぎはアン・ラドクリフ「ユードルフォの秘密」のつもりですけれど、こちら4巻本でしたか、ながーいのですよね。2020年中に終わらなそうです。

 そうそう、翻訳してどうするかですけれど。キンドルにして売ってみようかと思っています。表紙をどうするか考えないといけませんけれど。

 「ユードルフォ」なんて、まだ翻訳されたことがないようですから、需要があるかもしれません。高く売りつけてやろうかと。

 

 自分の小説の予定もあります。

 「女騎士は剣を抜かない」というタイトルで、異世界ハードボイルド的な小説を考えています。

 ラノベ書きたくなんてないといいながら、純ラノベを目指した小説です。いくつか参考にしたい小説、本がありますから、準備に時間がかかりそうです。

 

 ラノベ、もうひとつ。「異世界転生したら狐のシッポ生えてて姫がモフモフに夢中で放してくれないんだが」というタイトルのモフモフ小説です。

 こちら、冗談でタイトルを考え、内容もアドリブで考えて、「九乃カナがそっとささやく、カクヨムコンへの挑み方」というエッセイみたいなものに書いたのが発端。

 なぜか反響がありまして、小説にしようかと考えはじめています。なにかというと姫がモフモフしてきて主人公の邪魔をすればいいんだろって感じ。

 

 わたくしの目指す方向性として、ゴシック風味をとりいれたミステリーかサスペンスといった感じの小説ということが決まりましたから、そちらも手をつけてゆきたし。

休眠明け?

 この二年ほどは小説書くのを休眠しているというのが表向きの態度。どこが?

 2020年はすこし小説を再開しようかというのが、予定です。さて、どうなりますか。

カクヨムまとめ(九月から十一月分)

 九月、十月は都合により小説書きをお休みしまして、それでまとめもなかったのですけれど。十一月に再開しましたから、まとめます。

休み中も投稿しているじゃない

 十月、お休みといいつつ、つい同題異話SRに参加してしまいました。「愁いを知らない鳥のうた」ですね。

 あと、「ネビラのトビラ調査」を投稿したのは九月にはいってからでした。書いたのは八月ですけれど。

 書くのをお休みしているからと言ってなにもカクヨム活動をしないと忘れられてしまいますから、小説を書きはじめた頃の初期作で、賞に落ちたものを投稿することにしました。「セピア色のポートレート」75000文字くらいでしたか。

 こちら、投稿が終わりまして、賞に応募したときの評価をこのブログに載せました。

 続編「アイ色のアストログラフィ―」がありまして、こちらは九乃カナというペンネームの由来となったキャラが登場します。

 十二月、一月とカクヨムコンがあり、みなさん忙しくわたくしの初期作なんて読みたくないでしょうから、二月から投稿開始しようかと思っています。

十一月分

 では本題、十一月の活動をまとめます。

 これはオチが命の小説。オチとの落差を大きくするため、オチまではできるだけホラーっぽく書きましたよ。

 海に沈む太陽が雲の切れ間から光線を投げかけ、墓石? に影を作ってそれがうずくまったというか、膝をついてかしこまった闇の者みたいにみえる部分はお気に入りです。うまく書けているかはわかりませんけれど。

 乳首小説でもあり、カクヨム仲間の坂井令和(れいな)さんのファン小説でもある小説。コメントのやりとりで坂井さんから乳首小説を書けといわれまして、ラストの部分が思いつきましたから取り組みはじめました。

 調べものに苦労しました。ファースト・チクビとか、発生学とかですね。調べものを進めながらも頭は小説のストーリーを考えたりしますから、所長とのやりとりの部分はそのころ思いつきました。

 自主企画はつづいています。

 5行72文字。小説といえないようななにか。布団の中で考えてできました。否定的比喩と名付けた表現技法をはじめて使いました。比喩は陳腐な表現になりますから嫌いなのですね。それで、斬新な表現を編み出したという。そうでもないかもしれません。

 本気でカクヨムコン獲ろうと思ったら戦略が必要です。受賞可能性のある小説で挑戦する必要があるのですね。多くの人は、その小説レーベルのカラー無視してるから無理でしょみたいなことをやっています。参加することに意義があるというつもりならよいのですけれど。

 このエッセイ? の中で「異世界転生したら狐のシッポ生えてて姫がモフモフに夢中で放してくれないんだが」というアイデアを披露しましたところ、反響がありました。ついいろいろ考えてしまって、ネタがたまってきました。ちょっと書いてみようかという気になっています。乗せやすい性格。ちょろい。

 こちらも自主企画参加作。カクヨム仲間の野々ちえさんに誘惑されまして、書くことにしました。最初のアイデアはボツになりました。ブログに書きましたからくわしくはいいですね。

 ひとつ書いて、夜をメインにしましたから、つい今度は明るく透明なイメージのものと考えてしまってできました。同タイトルで2作ですね。どちらも解説が一番面白いらしい。

 カクヨム、まわりの人はアホなネタがお好みのようです。けれど勘違いしてはいけません。お金を出して小説を読もうという人はアホな小説をもとめていません。

 ギャグマンガは売れるかもしれませんけれど、それはマンガだからですね。小説でギャグ小説が売れたという話は聞きません。

 アホ小説で賞を狙いに行っても無理でしょう。カクヨムの仲間内で笑い合うネタの提供程度にしておきます。

 ボツネタ集です。源氏物語の出だしを九乃訳した第1話と、結婚詐欺師を全否定する探偵の話の第2話を投稿しました。

 源氏物語めんどくさかった。出だしだけで勘弁してとなりました。

 結婚詐欺師は思いのほか長くなり、小説にしたようなものでした。ただ、オチが決まったという感じでもなく、作者が出しゃばらないと成り立たないような小説ですから、ボツネタ集行きになりました。

 アホ小説はできるだけくず籠にいれ、すこしマジな小説を独立の小説にして投稿してゆこうかと思っています。そのためのくず籠。

 ちなみに、タイトルはけっこう気に入っています。いつもか、いつでもか迷うところではありますけれど。

そしてカクヨムコン

 カクヨムコンが11月29日からはじまりました。お知り合いの方たちが参加していますから、わたくしも応援で忙しくなります。

 小説の投稿は控え、読みに徹する所存。すでに書きましたね。ちょうどよいのです。作風をかえようと思っていて、そのための準備をしているものですから。

 ほかにも異世界ハードボイルドになる予定の「女騎士は剣を抜かない」というタイトルとあとすこしの設定だけが決まっているネタをあたためています。

 それに「狐のシッポ」もちょいちょい発展させていて、こちらはアホだからドンドン溜まってゆきますけれど。

 二月から、「アイ色のアストログラフィ―」と「女騎士は剣を抜かない」をダブル連載していければいいなというのが抱負でござりまする。

こっそりなろう系

 実はエロとBLのネタを小説にしまして、なろう系のムーンライトノベルズに投稿しました。九乃カナとは別のペンネームです。わたくしを知っている人がペンネームを見たら気づくようなものですけれど。

 投稿が終わって完結と相成りました。

 ほぼはじめて書いた小説がエロ短編とエロ連作短編で、公開する場がなく秘蔵していました。こちらもなろう系のノクターンノベルズに投稿しまして、エロ短編が完結、エロ連作短編は第1章が投稿完了し、第2章がはじまったところ。

 毎日1000文字くらい投稿していますから進みは早めかな。

 エロのストックは連作短編で尽きます。前述の作風をかえた小説に、小学生の女の子をさらって奴隷として売るという極悪小説のネタがありまして、カクヨムではないかなと思いますから、なろう系に投稿するかもしれません。エロ要素多めになりそうですし。

カクヨムで連載していた「セピア色のポートレート」が完結しました。

 75000文字くらいでしたね、カクヨムのカウントによると。中編といってよいと思います、「セピア色のポートレート」。

 続編は「アイ色のアストログラフィ」というちょっとオシャレな感じのタイトルです。来週から連載します。

 今回は趣向をかえまして、「セピア色のポートレート」に対する評価を共有しようと思います。

 「セピア色のポートレート」は賞に応募して、その賞による評価が返ってきたのですね。評価対象は希望者全員だったかな。

 では、評価をご覧くだされ。

○評価
 オリジナリティ:C
 キャラクター:C
 構成:C
 文章:C
 設定・世界観:C
 会話:C

〈評価)

すべての展開が唐突で不自然です。萌が和希にスパイを頼むのも、和希自身の魅力が一切描かれていないのに、山口や萌、青木が寄ってくるのも、努力せずにラッキーが勝手に舞い込んでくるようで、全く感情移入できません。消極的な和希が突然スイスに撮影旅行に出かけたのも、流れからすれば一大決心のはずなのに、心理描写が圧倒的に足りないので共感できませんでした。写真に対しての強い思いやこだわり、努力の様子が描かれていないのに、いつのまにか個展を開催していたり、写真展で入賞してしたり、読者をどんどん置いてぼりにしたまま上澄みだけで話が進んでいきます。この小説で伝えたかったことは何でしょうか?エンターテイメントとして、人に読んでもらうことをきちんと意識して書いてください。

  わたくしは、読者がなにを読み取ろうと、取れなかろうと、小説になにを求めようと(共感したいみたいですね)、いらないと思おうと勝手だと思っていて、他人の評価は気になりません。

 でもこの人がやっている、自分の考えを読者という主語を使って補強しようみたいなのはすべきでない。置いてけぼりになったのは自分であるのに、すべての読者が同じように読んで同じように置いてけぼりになるはずだみたいなのは、自分の発言に責任をもたない人間のすることです。

 評価を真に受ける人がいたらショックを受けますよね、読者全員が自分の小説を読み取ってくれないなんてと。こういう評価者は害悪でしかない。

 というわけで、わたくしの評価者に対する評価はクソです。

 

 「アイ色のアストログラフィ」も同じ賞の同じ回に出して評価が手元にありますから、完結後に公開します。