2017-11-24から1日間の記事一覧
今日は新しい短編小説を書きはじめて、6000文字でした。 20000文字弱の小説になる予定です。 事件を解決できない刑事のシリーズ第3弾なのですけれど、今回はとうとう被疑者を特定し、逮捕状まで出ました。 さらに、被疑者に手錠をかけるのですけれど、それが…
目次へ 4.副署長、女性です「大蔵さん、行ってきました」「で、なんだって?」「大蔵の手首切り落とせって。それでとりあえず被疑者は帰せだそうですよ」「うそ。まじで?」「冗談だと思いますけど」「だよね。だよね。うん、それで?」「それだけです」「…
目次へ 3.取り調べもできないんじゃ、仕方ないな「手錠をはずしてくれ」「え?大蔵さんカギもってないんですか?」「自分でもってるんだっけ?」「そうですよ」 相坊はポケットから自分のカギをつまみ出してチャラチャラと振ってみせる。「じゃあ、それ貸…
目次へ 2.ちゃんと捜査したんですよ?書いてないけど 被疑者のアパート。サクラさんたちはベランダ側を見張ってくれている。大蔵は相坊とともに部屋をたずねる。 ピンポーン 中でチャイムが鳴るのが聞こえた。被疑者は現在無職で、張込みの結果、在宅だと…
目次へ 1.まあ、ゆっくり行きましょう。ドーナツでも食べてね 大蔵は会計を済ませ、歩道の端で待機している相坊に近づいてゆく。大蔵はよろこびのあまり、頬がにやけるのを押さえられない。相坊は相坊で、興奮気味だ。「大蔵さん、やりましたよ」「ああ、…
「幻のドーナツ」は全9話です。 1.まあ、ゆっくり行きましょう。ドーナツでも食べてね 2.ちゃんと捜査したんですよ?書いてないけど 3.取り調べもできないんじゃ、仕方ないな 4.副署長、女性です 5.やっぱりかつ丼、これが夢だった 6.奥さん本当…