マーケティング、商品開発

わたしの場合は、アイデアが先にあって小説に仕立てる方法なのでそれほどでもないのですけれど、小説を書くのはつらく苦しい作業です。

小説の書き方の本を見ると、小説を書きたいけれど何を書いていいかわからないというような人向けのアドバイスからはじまっているようです。なぜ小説を書きたいのかというツッコミがはいったりする所以ですね。

ひとつ小説を書いてみると、書いている途中でいくつも別のアイデアが思いついてしまう。わたしの場合はそうなので、とりあえず短くてつまらない小説を書いてみたらいいのではないかとアドバイスしてみたり。

小説をこしらえるというのは、製品をひとつ開発すると考えてよいのだと思います。製品を開発するには、

 マーケティングによりニーズを発見する

 ニーズを満たすように設計する

という段階があります。これをひとりでこなすということですから、小説を書くのがつらく苦しいものだというのは当然でしょう。

設計までは、プロットとかストーリーの構成を練るとかの段階にあたるでしょうから、そこから文章にしてゆくという作業が残っています。製造ですかね。

たいていの商品はヒットせず、ひっそり姿を消すという現実を考えれば、小説を書いて賞に応募するなり、投稿サイトに掲載するなりしても結果が得られないというのももっともなことだと納得できます。市場で売るためのマーケティングにお金をかけられませんしね、プロでもない身としては。

投稿サイトを利用したことがありませんので、休眠を解いたあかつきには、なにか投稿してみようかと思います。