短編「わたしたち、呪われたパーティー」をカクヨムにて完結させました。

 カクヨムで短編小説を連載しまして、本日完結しました。

 短編なのに連載。カクヨムのカウンターで11000文字ですから、短編にしては長いということで、最大2000文字くらいで全8話となりました。

 いっぺんに公開するより小出しにした方が読まれやすいとアドバイスをされましたから、試しに毎日1話投稿としてみたのです。

 

 今回の短編ですけれど、世界設定はこの短編用ではありません。長編用に考えていたものです。この長編、まだメインストーリーがありません。世界設定も頭の中で考えているだけでは、いまいちイメージしづらかったりします。

 そんなときですよ。短編のアイデアが思いつきました。今回の短編のオチの部分。モンスター倒したら女体化の呪いかかっちゃったというね。アホです。

 オチから話を膨らませます。メモにしましたから引用します。

以下がオチ。
モンスターを狩った。
肉がうまいらしい。
みそ漬けが最高だとか。
皮をはぎ、肉を切り取る。
あっ。と魔法使い。魔法使いの地元あたりなのかな。
肉を取ると女体化の呪いが。
気をつけて。
切り取ったあとに気をつける場合は、どうしたらいいんだ?
手遅れ。
で、女になっちゃう。
勇者は筋肉ムキムキの女で、戦士はかわいい系とか。
なんでおまえかわいいんだよ。きゃっ、乱暴はやめて。みたいな。

どういうモンスターだろ。雌雄同体とか?
トリかな。モモ肉のみそ漬け。
それともドラゴン?
双頭のトリって感じで、オスとメスが一体になっている。
魔法使いが重力魔法で地面に落とす。
血抜きをするのかな。それも重力魔法で、だーっと?

エピローグ的に。打ち上げ場面。
私ぁ、あんたたちが女になってくれてうれしいよ。
ちょっ、体に触んないでください。
みたいな。
東の空に満月が昇ってくるかな。

 というわけで、どういうモンスターにするかは、オチの都合で決まりました。雌雄同体というのは、なんとなく女体化の呪いに説得力が増すかなということで。 トリにしたのは、肉がうまそうというのと、読んで想像しやすいということです。

 倒し方まで決まってますね。あとは、オチまで書ければよいわけで。世界設定を紹介しながらダラダラといや、さくさくと話を進めればよい。

 演出として、オチまでは普通のラノベ異世界ファンタジー、でも九乃風であることは避けがたいというイメージで。唐突にオチ。直前までオチを匂わせない。そんな小説にするつもりで書きました。

 そうそう、ワンボックスに乗っていてブレイクが胃もたれを感じる部分。車の移動で胃がダルくなった場面を書いていたら、なんとなくワンボックスをひっくり返すことになり、その理由をモンスターのせいにしたのですけれど、これなかなかよいアクセントになりました。

 モンスターをチラ見せして紹介できましたし、重力魔法、ユリンの使い魔、浮遊魔法、ブレイクは剣にのって飛ぶことまで書けました。素晴らしい。

 本文を書きだすまでに書いたオチまでのメモはこれだけでした。

前の部分を考える。
女になっちゃうから、男らしい。
強い、カッコいい。 

 男らしさも、強さも、カッコよさもどこへやら。世界設定の紹介を優先させた結果ですかね。シャワー後のブレイクのバスタオル落ちちゃったのだけ男らしかった? 

 連載前にひと通り書いて8000文字。5000文字は越えると思いましたけれど、多いなという印象でした。見直しまでして、ラノベ風に女の子の描写を足したりしました。

 結局11000文字で、短編にしては多い。ヘタに削ると世界設定の記述が薄くなりますからね。そのままにしました。

 最後までタイトル思いつきません。ラノベ風な長いタイトルもよいかと思いましたけれど、オチがネタバレになってはいけません。最後まで読んでナルホドにしたい。イマイチですけれど、「わたしたち、呪われたパーティー」としました。最後女の子だけのパーティーになりますからね、「わたしたち」です。