無月兄「妖しいクラスメイト」を読みましたから、おすすめします。朝読小説賞受賞作。

カクヨム仲間なんですー

 カクヨム仲間の無月兄さん、お知り合いになる前にカクヨムコン朝読小説賞を受賞していました。

 「妖しいクラスメイト」。

 カクヨムで一足先に読みましたよ。さらに、書籍化されることに。

 リーダビリティ高い。丁寧に書かれた文章で、キャラの感じたこと、考えなんかも絶妙に描写されています。バッチリ感情移入して読み進められますよ。

アマゾンさんから届きました

 書籍化ということで、アマゾンで予約して購入しましたよ。

 無月兄「妖しいクラスメイト ~誰にも言えない二人の秘密~」(カドカワ)。

 理由はわかりませんけれど、発売日から2日だったかな、遅れて届きました。

 カドカワ読書タイムというレーベルです。書店で扱っていないなんてツイートがありましたけれど、わたくし書店に行っていませんから、売っているかどうか知りません。ジュニア向けコーナーがどーんとあるお店だから置いてあるんじゃないかな。

 

 届いた本、ジュニア向けだから新書版かと思っていたのですけれどね、ソフトカバーの単行本でした。立派。

 表紙は爽やか。「妖しい」といっても、おどろおどろしいわけではないから、小説の雰囲気に合っています。

 豆知識。カバーをとっても、同じきれいなカラーのイラストが印刷されています。豪華仕様。

 帯に朝読小説賞受賞という文字が輝いていました。朝読の本を探している人にはアピールしますね、きっと。

 本文文字はゴシックで、ハッキリクッキリ。視力の弱い人にも読みやすそう。バリアフリーですな。ジュニアだからといって視力がまだ大人より発達していないってことはありませんよね、きっと視力の弱いジュニアの人にもってことでしょう。

あらすじあらすじ

 小説のあらすじ。カクヨム版と基本はかわりません。

 妖が見える女の子、五木。妖のせいでいつもひどい目に遭っています。自分にしか見えない妖のこと、誰かに話すこともできません。子供の頃話をしたら嘘つき呼ばわりされてしまいました。

 五木の秘密は妖が見えること。

 もうひとりの朝霧君は人を寄せ付けないオーラを放つクラスメイト。オーラは放っていないかもしれません、人と関わらないようにしています。五木も朝霧君のことをよく知りません。

 五木が例によって? 妖にからまれていると、朝霧君が通りかかり、妖の隙をついて五木が撃退します。妖しいクラスメイトですな。

 朝霧君も秘密を持っています。

 

 ちなみに、最初に五木がからまれる妖。カクヨム版とかわっています。大人の事情なのですかね、一反木綿に似ていたからか。

でも実はこの小説、風という要素が重要だったりします。一反木綿風のカクヨム版の方が息の長い伏線になっていると思います。わたくしの趣味はこちら。

 書籍版に出てくる妖は、秘密という要素を強調したものになっています。秘密は割と早めに出てくる要素ですから、伏線としては効果が薄い。

 サブタイトルがついて、秘密を強調する意味が強まったせいとも考えられますな。早めに秘密要素を出してゆこうという戦略。それはそれで成功しているでしょう。好みの問題ですな。

 わたくし、ケチをつけないと死んでしまう病にかかっているもので、おすすめするつもりで書きながらケチをつけてしまいました。

おすすめポイント

 人には言えない、人とは違う。悩んでしまうことは思春期によくあることです。

 アイデンティティと社会に仲間入りするということについて考えさせられる小説となっています。思春期のジュニアたちにピッタリ。おすすめ。

 朝霧君は人間社会で暮らしていけないくらいの秘密を抱えているのでした。それで人と関わらないようにしていて、話しかけるなオーラとなっていたわけです。

 実際、クライマックスで朝霧君はひとり、人間の世界を離れようとします。追いかけてゆく五木、連れ戻したいと思っています。

 ラスト、朝霧君と対峙した五木はなにを語るのか、ふたりの出した結論は。本作を読んでのお楽しみということで。うまいっ。

 

 わたくしの読み方がこうだったというだけで、人それぞれの読み方や感想があるはずです。こんな風に読む人がいる小説ってどんなかなと思ったら、お手に取ってください。

小説を書く人にとってのポイントは、ここ

 クライマックス、人を説得して考えを変えさせるというシーンを書くことってありますよね。

 注意したいのは、会話だけでキャラの考えがかわったら、読者にとってはアッサリな印象、本当にそう思ってたのかよとまで思わせてしまうかも。ウソくせえとなりそう。

 動きがなくてつまらないとも思われてしまうことでしょう。

 

 どうしたらいいの。はい、なにかイベントが必要です。宇宙人が攻めてくるとか。それはない。

 昔なら、女の子がビシッとビンタを食らわすと男ははっと目が覚めて改心しました。あ、わたくし「空遠く」でやってた。昔人間ですな。

 いまはそんなの通用しません。印象も悪い。茜はもともと印象いいキャラじゃないからセーフ。

 「妖しいクラスメイト」はビンタなんてしません。うまくやっています。きちんと気持ちの動きを書いて準備もして。ビシッと行動とともに説得です。ご都合主義は感じさせません。勉強になりますな。

 

シリーズもあるよ

 「妖しいクラスメイト」、サブタイトルがついてシリーズ化しやすそう。書籍化の予定はないようですけれど、カクヨムで「妖しいアイツが見えなくなるまで」が公開されています。完結済み。

 わたくしはちびちび読んでいる途中「5分で読書」で中断、いまもカクヨムコンで中断、まだ半分も読んでいません。

 朝霧くんのお母さんが登場の、「妖しいクラスメイト」前日譚となっています。まだ半分行っていないのに盛り上がっています。ここで盛り上がって大丈夫なの? 書くことそんなにあるの? と心配になってしまいます。もう完結しているのですけれどね。

 

 無月兄さん、カクヨムコンに今年も参加しています。「モテ男でインキュバスな彼は、魅了の力をなくしたい」です。文章の雰囲気はそのまま、中世ヨーロッパ風の世界で現代劇といった雰囲気の出だしです。まだはじまったばかり。コメディな雰囲気が楽しい小説になりそうですよ。

カクヨムまとめ2020(11月分)

 カクヨムコンがはじまりました。みなさん出だしどうでしょう、ガツンとぶん殴れましたか。わたくしはまだ読んでいません。だっていま、11月30日ですから。

 せっかちなわたくし、11月最終日にまとめを書いています。

 11月分のカクヨム活動をまとめてゆきますよ。

ベストレビュアーのおかげさま

 ベストレビュアー、坂井令和(れいな)さんのおかげさまで「異世界転生は扱っていない葬儀社」のPVが、わたくしの小説とは思えぬ数になっていまして、それが11月もつづいていました。11月分は85でした。

 運営パワーしゅごい。もう2ヶ月だったか3ヶ月だったか。わたくしの小説だったらPV0でもおかしくないのに。もうすこし公開したままにします。

5分で読書の第2弾「窓辺の蘭」

 10月に5分で読書の第1弾として「お母さん魔女を探してオッサンと旅する剣士の私」を投稿しましたけれど、その第2弾。「窓辺の蘭」を投稿しました。

 投稿しましたブログ記事に書きましたけれど、うまく書けなかったなあという印象の小説でした。それでも、好意的に受け入れてくれる方が多くて意外な結果をもたらしました。

 やろうとしたことが読者の読みたいにマッチしたのかもしれません。デキはよくないと思うのですけれどね。叙述トリックもあってもなくてもよいようなものでした。ない方がよいかと思うくらい。

9ちゃんねる、仮でユーチューブ進出

 9ちゃんねるは10万文字を越え第4クールになりました。区切りがよいわけでもないのですけれど、第3話から音声版を作成、ユーチューブに投稿することにしました。

 わーい。

 動画を作る工程についてはブログ記事にしていますから、興味ある方はお読みくだされ。

 VOICEROID を使っています。買いました。大枚1万円をお支払いしましたよ。大いに活用しないともったいない。ほかのツールは無料で使わせてもらっていますけれど。

 エンジニアリングの世界はやさしい。貧乏人に。

「空遠く」が完結

 長期連載していました「空遠く」が完結しました。読んでくださった方がえらい。わたくしは賞に落ちた小説を切り貼りして投稿しただけですからね、なんてことはありません。

 表紙イラストが、茜の顔しかできていないという体たらく。いつか仕上げたい。いつやるの? 今じゃない。

ブログ小説「幻のドーナツ」をくず籠連載

 ブログ小説「幻のドーナツ」をカクヨムのくず籠で連載しました。「空遠く」が完結して、カクヨムコン開始までのつなぎで。

 2017年に書いたのですね。あの頃わしも若かった。

 「いちごショートは倒れない」は意味不明という評判をとりましたけれど、「幻のドーナツ」は面白がってもらえたみたい。わたくしも鈍くなったということですかね。トガッていかないと。トガッたもなにも、2017年の話ですけれどね。

 10人くらいの方が読んでくださいました。多くはない。ということは、評判でもない。

9ちゃんねる書きすぎ問題

 いま9ちゃんねる、下書き状態含めて99,087文字だそうで。週1回投稿に変えましたから、いつになったらそれだけ投稿になるんだと言う。いらんおしゃべりばかりしていますな。動画に仕立てるの大変と言いながらダベっています。

12月の予定

 カクヨムコンがはじまりますから、読むのに手いっぱい。といいつつ、9ちゃんねるはどんどん動画にして日曜日ごとに投稿しないと。

 翻訳もしないと。翻訳終わったら表紙を作ってキンドル本に仕立てないと。

 「空遠く」も表紙完成させないと。

 9ちゃんねるはジングルも作りたいし、画像も9ちゃんねる用のを作りたいし。

 うん、イラスト多め。

 小説はできるだけ書かずにゆきます。では、よいお年を。まだ1ヶ月ある。

 

9ちゃんねるの作り方

 予告どおり、9ちゃんねるのユーチューブ版をはじめました。まだ仮ですけれど。

 この記事では、ハローワールドまでの道のりをお話しますね。

ユーチューブにアカウント

 これは音声版を作ろうとする前の話。

 9ちゃんねるで紹介する曲をユーチューブの再生リストにすることを思いつきました。再生リスト作るためには、チャンネルを作らないといけなかったのですね。そんなことわからず、しばらく再生リストを作れなかったよ。

 軽く検索しても、チャンネルを作った前提で、そのあとから話がはじまっていたから、同じにならないなーとイラつきました。

 とりあえず、再生リストのためにチャンネルを作りました。ログインして右上の自分のアイコンからチャンネルにいくのだったかな。スタジオだったかな。

 チャンネル作りたい人は、なんかやって作ってみてください。

9ちゃんねるユーチューブ進出計画始動

 音声合成についてはすこし知識がありまして、VOICEROID については知っていました。Unity を使って3Dキャラを動かして動画を作れることも知っています。それはさすがにむづかしそう。

 Live2D というソフトも知っていまして、「アイ色のアストログラフィー」で表紙イラストを作りましたから、あれを利用できそうと思いつきましたよ。

 いくつか準備するものがあるものの、ユーチューブ進出計画、進みそうになりました。「空遠く」が完結しましたしね。

 Live2D はやっぱりむづかしいとわかり、はじめはできあいの静止画で済ますことにしました。

東北きりたんを買ったよ

 VOICEROID にはキャラがありまして、初心者によいという触れ込みの東北きりたんに決めてアマゾンでポチりました。1万円弱。

 DVDからインストールしまして、使い方は簡単。文章をコピペで、再生ボタンを押すと、もうしゃべりだします。

 調整できる項目は、声の高さ、話すスピード、イントネーションの強弱などなど。使い勝手がよいかというと、すこし使ってみただけで改善すべき点がいくつも見つかるくらいのクオリティです。中身がすごいのですねきっと。UIはイマイチ。

 でもまあ、所期の目的を達成できればよいからイライラをこらえてぽちぽちやりました。

 話速、休みの長さ、イントネーション。わたくしの話し方に近い感じにしました。声は、わたくしと関係ありません、東北きりたん、声優さんの声です。ウィスパーボイスにできないかなといぢってみましたけれど、ダメでした。

 しゃべらせた音声に対して別ソフトで加工することも考えられますけれど、メンドクサイから、今後の課題です。

 調整が済んだら音声ファイルに書き出します。保存できるのがテキストと音声だけってのもダメなところ。調整したデータは残せないみたい。おいおい、なんだよそれ。

動画作成は Aviutil

 ユーチューブで動画を配信するには動画に仕立てなければなりません。ありますよ、動画を作るツールが。Aviutil というソフトで、こちらは無料で使えます。ありがたやー。

 ただ、動画制作の土台となるようなソフトでして、実際には追加のソフトが必要になります。でも、大丈夫。追加するソフトの方も無料です。

 わたくしはふたつ、ソフトを追加しました。いや、みっつだったかな。

 

 こちらのページのとおりにダウンロードとインストールをしました。解凍ツールとか紹介されていますけれど、右クリック、「すべて展開」でいけます。

 AviUtlのダウンロード・インストールを分かりやすく紹介

 

拡張編集Plugin:Aviutil の作成者の方が同じページで配布しているやつ。動画に音声やらテキストやらを貼りつけるのに必要みたい。

 

L-SMASH Works:色々な形式の動画を読み込むらしい。

 

x264guiEx:ユーチューブで配信する形式で動画ファイルに出力するためのやつ。

 

 

 Aviutil では、音声ファイルを読み込んで、いい感じのタイミングで字幕を表示するようにしました。音声を再生しながら、ここからここまで表示してねって、表示する字幕ごとにやらないといけなくて、これメッチャ大変。

 色の指定して、位置を指定してと、メンドクサイ。

 あと画像も貼りつけました。「アイ色」の表紙。

 動画ができたら、ファイルに書き出します。

 

 aviutil の初期設定の仕方も、インストールの記事の人が説明していますから、参考にしました。こちら。

 AviUtlの初期設定【AviUtlのバージョン1.10版】

 「再生ウィンドウの動画再生をメインウィンドウに表示する」の設定しないと、Aviutil で再生しながら編集できません。やっておきましょう。「最大画像サイズ」はユーチューブに投稿するのに高画質はいらん、ということでデフォルトのままにしました。

 

 同じく使い方の説明ページ。

 AviUtlの基本的な使い方について解説

ユーチューブへアップ

 つくった動画はユーチューブのスタジオってところでアップロードします。

 ファイルをドラッグ・アンド・ドロップするだけですけれど、タイトルだの説明だの、必要項目を設定します。当り前に必要なことですけれどね。あとからでも変更できます。

 

 再生リストに仕立てます。アップした動画と選曲した曲動画と並べて再生リストにすればひと通り完成、お疲れさまでしたとなります。

 

 九乃カナのユーチューブ・チャンネル。

 九乃カナ - YouTube

 

 1回の9ちゃんねるを動画にするのに2日かかりましたよ。コストかかりすぎです。

本放送への道

 いまはまだ仮放送。これから本放送にするために必要なこと。

 タイトルバックを作る。かっこよく、サムネイルにしてしょぼくないやつ。9ちゃんねるのタイトルロゴが作れればよりよいけれど、普通に文字でも可。

 

 ジングルを用意する。ジングルはフリー素材で配布されていたりしますけれど、自分好みのものを見つけるのはむづかしい。妥協か、作るか。いま左手薬指を負傷していますからギターは弾けない、腕もないけれど。どうしましょう。

 お金があればお知り合いの人に制作依頼するのですけれど。それは今後の様子を見てですかね。

 

 Live2D を導入する。これがタイヘン。まずは Live2D といわず、オリジナルのイラストでもよいかと思います。

 ただ、「アイ色」祥子の絵と東北きりたんの声はマッチしないのですよねえ。音声を加工することも考えられますけれど、動画製作工程が増えてしまいます。

いつになったら

 今はエネルギーを「オトラントの城」の翻訳に向けなければいけません。いけなくはないけれど。

 表紙イラストも作りたい。キンドルで売りますからね。

 キンドル電子書籍売るのも初めてだから、すんなり行くかどうか。

 「オトラント」完成後に本放送に向けて始動できたらいいなくらいで。あまり一気に進めようとすると無理、ダメ、もうやめたとなりますからね、ぼちぼちやっていゆきます。

カクヨムで連載していた「空遠く」が完結しました

 7月1日からですか、カクヨムで「空遠く」の連載をはじめたのは。その前の「セピア色のポートレート」と「アイ色のアストログラフィー」は中編くらいでしたかね。12万文字くらいというのははじめて。

 

 とうとう11月7日に完結しました。お読みくださった方、お疲れさまでした。やや4ヶ月、けっこうな時間ですよ。ということは長編は年に3本くらいしか連載できないわけですな、わたくしのペースで行くと。

 いまは長編書いていないからよいのですけれど、これから長編を書いたら、以前のペースでは年に4個か5個の長編を書くことになりますから、ツン読、ツン書にツン投が加わることになるのでは。すでにストックが7個くらいあるから、ツン投状態ですけれど。あ、投稿の投です。

気づいた人いないと思うけど

 「空遠く」は「アイ色」より前に書いていまして。「アイ色」のヒロイン祥子が「空遠く」を書いたことになっています。祥子は小説家って設定なのです。

 カズキがプロポーズするダム湖、あれは岐阜にモデルの湖があるのですけれど、湖に行くまえに中学校を祥子が取材します。第20話です。

 で、途中ワッフルのお店にはいってお茶をして、放課後の時間で生徒がお店にやってくる。男一人に女二人。これが空と茜、美月って設定です。裏ですけれど。

 ワッフルのお店を出たあと祥子は妄想モードにはいって、頭の中で物語がふくらんでゆきます。

 

 該当するシーンが「空遠く」にもありまして、第37話。茜が両親に進路の話をしたあと美術部で遥にその話をし、空がやってきて一緒に帰る。歩いている途中で美月が合流して、ワッフル食べて帰ろうとなります。こっちでは遥も一緒だから女三人ですけれど。

 「空遠く」も舞台は岐阜って設定になっていまして。茜たちが進学しようという高校は岐阜にある高校がモデルになっています。普通科のほかに美術科と音楽科とある公立高校。

 サッカーの大会で試合の日程は岐阜の中学校のサッカー大会日程を見て決めました。といっても、日付は小説内に出てきませんけれど。梅雨がからむから季節的なものを考える必要があったのです。空は梅雨が明けないうちに予選敗退でした。で、茜の絵の手伝いをやらされましたね。

 それぞれの話へリンク張っておきますね。

 

 第37話 中三の女子は全員宙に浮けるんじゃないかって思うんだけど - 空遠く(九乃カナ) - カクヨム

 

 第20話 ダム湖、星空が広がる - アイ色のアストログラフィー(九乃カナ) - カクヨム

予定はつまってるよ

 せっかく連載が終わったのに、読んでくださる方を休ませない九乃カナ。明日水曜日で連載中なら投稿をしていたのですけれど、やっぱり小説を投稿します。本編は3500文字くらい、ブログに書くような楽屋話つきで4500文字くらい。くず籠小説です。

 

 あと、9ちゃんねるを音声でもご提供しようということで、とりあえず VOICEROID というソフトを注文しました。東北きりたんというやつ。テキスト読み上げですな。

 これで9ちゃんねるを読ませてユーチューブ動画をこしらえようと思っています。

 

 「オトラントの城」という18世紀の元祖ゴシック小説を翻訳するプロジェクト。いまこれに一番力を入れています。めっちゃ大変。表紙もつくってキンドルにして売ろうと思っています。5章ありまして、1章はカクヨムに投稿して宣伝する予定。

 読み上げソフトで朗読も作れますな。やってみたい。

 

 長編小説を書くプロジェクトもありますけれど。ネタはたまっていて、でも具体的に書けるところまでは行っていなかったりします。書けたら面白いかなって感じ。

 書けるところに近いのがいくつか。

 

 コンビニに行こうとしたら、銀行強盗に失敗したギャングにつかまって、自宅に立てこもられちゃう話。これはだいたいのストーリーはできていて、でも一番の核になる事件みたいのが具体的にならない。適当なところで考えるのを諦めてしょぼい小説を書いてしまうかも。

 

 ハードロックミシンというタイトルからストーリーをひねり出そうとしている小説は、キャラがだいたい出揃って、だいたいの流れもできています。あとは具体的なエピソードをひねり出して書けそう。

 

 どちらもアホで笑える感じの小説ですな。

 

 「空遠く」のシリーズは4作くらいかなって思っているけれど、アイデアがなくて何作かも見通せていません。つぎに書く予定なのは、ぬいぐるみをテレキネシスしちゃう女の子の話。女の子は宙に浮いちゃうだけじゃなかった。

 

 ウサミミシリーズは6作あって、ほとんど書けているのですけれど。ところどころ書いていないシーンがあったり、くっそつまらないんじゃないかというシーンがあったりで、あまり手をつけたくありません。

 

 長編ではないけれど、マスケッターさんがネタを提供してくれた短編もあるのでした。これは近いうちに書きます。土曜日まで? 連載のペースに合わせることはないけれど、なんとなく。

 自分で思いついた小ネタ部分は書いてありますから、マスケッターさんのネタ部分を書き進めることになります。

 

 投稿する方でいうと、つぎは「黒猫問題は未解決」というすこし短めの小説。中編かな。

 ほかにペンギンシリーズが3作。秘密と嘘シリーズが2作。

 

 イラスト作成もありました。「空遠く」の表紙。もう完結しちゃったのに。いまは翻訳に力を入れていて、イラストは進めていません。それでいいのか。

 

 予定は詰まっているというか、積んであります。積もっています。そびえているかな。

9ちゃんねるセットリスト(第4クール)

 カクヨムで毎週お送りしている9ちゃんねる。毎週と言いつつ、週2回投稿していますけれど。第4クールはじまりました。紹介した曲のセットリストは、こちらにまとめてゆきますね。

 ユーチューブ版をはじめてからは日曜日のみの投稿になりました。動画にするの大変なもので。

 3月21日投稿で10万文字超えました。第4クール完結です。

 第5クールのスタートはしばらく先になります。ユーチューブ版をパワーアップさせたいもので。しばしお待ちくだされ。

 

 第3クールのセットリストはこちら。

 9ちゃんねるセットリスト(第3クール)

9ちゃんねるセットリスト(第4クール)

第1話 ひとり言がつもって星となる(アコースティック特集)

 通しで聴ける再生リストはこちら

第2話 九乃カナの見直し(テクノ特集)

 通しで聴ける再生リストはこちら

第3話 【試験放送】乾燥注意

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第4話 びりびり人間、九乃カナ(新しいのにクラシック? 特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第5話 リアルに現実の話をすると抽象的になる(アイアン・メイデン特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第6話 鴎外の娘(交響曲特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第7話 ウソくせえ話(中南米特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

 第8話 足の速い子(「人類最速はダレだ」速弾きギタリスト特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第9話 ばい菌うようよ(「クラシックも負けてない」器楽曲特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第10話 ミステリーを語る(ミステリーにまつわるメタル特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第11話 ハイト―ボーカルへの誘い(ハイトーンボーカル特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第12話 小説の使い道(アジアン特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第13話 経済学ってフィクションって知ってた?(ダンス・ミュージック特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第14話 アース ミュージック&フィクション

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第15話 僕たちの憲法改正案(ポップでキャッチー特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第16話 アルカリ性人、九乃カナ

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第17話 絶滅していった人類

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第18話 チョココロネの正しい食し方(チック・コリア特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第19話 這い寄るコロナ(デスメタル特集)

 9ちゃんねるの音声バージョンはこちら

第20話 メタルなんてクソ(「黒猫問題は未解決」特集)

第21話 パンツの穴(ちょいエロ「なんちゃってアラブ」特集)

 暇なときは、おススメアルバムも聴いてね。1時間近くBGMになりますよ。

カクヨムに「窓辺の蘭」を投稿しました

5分で読書

 カクヨムでやっているイベント、5分で読書。どんでん返しでひとつ参加しているわけですけれど、坂井令和(れいな)さんにほかのテーマも期待していると言われてしまいまして、ちょろい九乃カナは、そう? わたくしの小説読みたい? てなわけで考えはじめましたとさ。

 ホラーが思いつきました。これの話はとっておきます。まだ具体化するアイデアが思いつかず、出だしだけ書いてある状態だからです。完成したらブログに書くつもり。

 ホラー、むづかしいものだともんもんとしているところで、しかたない恋愛も考えておこうといって考えたら思いついたのがこちら。

最初のアイデア、こんにちは

 思いついたのは窓辺にベッドを寄せて床についている女性。紙飛行機が飛んできて、つづいて男の子がやってくる。部屋へ入れて恋愛っぽく。でも女性はおばあさん。そんなネタ。

 叙述トリックですな。はじめおばあさんとわからないように書く。で、おじいさんが帰ってきておばあさんと呼ぶことで、女性が少女ではなくおばあさんだと明かす。

 でもわたくし、叙述トリック嫌いです。読むのが嫌いで、書くのはついやってしまいます。安易ですね、自覚はあります。

 嫌いな叙述トリックをラストにもって行くことは叙述トリックを認めることになるようなものですから、第2話の終わりでトリックを明かしました。これで叙述トリックを使うことの言い訳にしました。

メモはこんな

 書きはじめる前のメモを載せておきますね。たいしたことはない。

病気で庭に面した部屋で寝ている。
男の子が庭にやってきてボールを探す。
ボールを忘れて庭を冒険。
全部見ていて、男の子もこちらに気づく。
おじいさんとふたりで暮らしている。
主人公もおばあさん。おじいさんは夫。というオチ。
5分前をどう使うかな。

 骨組みにもならないようなメモですけれど、この小説は書きながら考えたのですね。

書いてみたら

 アイデアをもとに書きはじめます。出だしの窓を眺めているパートの文章を頭が考えはじめてしまったもので。これ、書き出さないことには頭からはなれません。

 で、第1話を書いてみるとつぎの話の流れが見えてきます。うん、もう一度男の子くるよね。で、女の子も一緒にしちゃえ。紙飛行機は女の子と一緒に飛ばしていたことにしちゃえ。そんな風にして第2話。予定通り最後に叙述トリックを明かします。

 第2話を書いてみると第3話の流れが見えてきます。はい、今度は女の子と主人公の話ですね。

 ここらでテーマを確認。ん? 5分前? うーん、5分前じゃないけどすこし前ってことで、それらしき話をでっち上げるかと見切って発車。

 男の子はガキで困っちゃう話。で、最後はおじいさんと話そうってことでひと通り書きました。

見直し

 見直しをします。

 なにも起こらないけれど、これはそういう小説だよねってことでネタに関してはこれでオッケーにしました。

 ただ、おじいさんとの話パートが気に入らない。テーマに寄せなくちゃってこともあって、見直しのたびに話をあっちに振りこっちに振りして修正しました。苦労のあとが残っているかな。

 テーマが、気持ちが伝わる5分前でしたっけね。あまりテーマに寄らなかった。テーマだから、ほんのり匂わせる程度で。5分なんていれちゃうとあからさまで嫌だなってことで、完成品の仕上がりになりましたよ。

おじいさんとおばあさん

 この小説ではおじいさんとおばあさんが出てきますけれど、話し方はあまりおじいさんおばあさんにしていません。今どきのおじいさんは典型的なおじいさんの話し方はせんもんじゃろう?

 おばあさんをはじめ若い女の子に思わせたいってのもあって、おばあさんとして読んでもおかしくない、でも今どきっぽいおばあさんにしたつもり。

タイトルどうしよう

 今回はタイトルを完成まで考えるの忘れていました。ワーキングタイトルは「窓辺の私」でした。どんでん返しのときのタイトルと似ていますね。シリーズでもなく、似せる必要もまったくない。うーん、「窓辺の蘭」で。ちょっと変えただけじゃん。

投稿の前に

 投稿の予約をして今これをかいているのですけれど、最後のおじいさんと話しているパートはうまく書けなかったなと、ちょっと心残り。テーマなんてあると書きにくいものです。と、人のせいにして完成としました。

カクヨムまとめ2020(10月分)

 まだ10月というのに寒くて先が思いやられますね。なんだって! もう11月。くそっ、いつの間に。敵ながらあっぱれ。

 茶番ではじめないと気が済まない九乃カナです。10月を惜しんで追悼の記事をお送りします。

10月はすごかった

 good レビュアー賞というのをカクヨムでやっているのですね。坂井令和(れいな)さんが選ばれまして、何度目かの受賞。すばらしい、めでたいってなものでツイートしましたら。

 なんと! わたくしの小説へのレビューが受賞していまして、ついでながらわたくしの小説も紹介されました、運営に。こちら。

 

 奇妙な仕事 - カクヨム

 

 奇妙な仕事ってことで「異世界転生は扱っていない葬儀社」が紹介にあずかりまして。こりゃめでたい。坂井令和(れいな)さんのおかげです。

 

 カクヨムに投稿した短編は最大2ヶ月、月の切り替わりで非公開にしているのですけれど、忘れていてまだ公開中でした。ナイス、怠惰なわたくし。紹介されて非公開ではありがたみがありません。

 といいつつ、運営で紹介されたってなんの効果もないんでしょと思っていました。ちがいました。わたくし運営の力を見損なっていました。なんと、PVがばばーんと増えました。しかも、1週間たっても毎日PVがある。

 わたくしの小説なんて投稿から1週間もすればPV0になるというのに。恐れ入りました、運営には。

 1ヶ月近くぽつぽつアクセスがありまして。400以上のPVが運営のちからで稼げましたよ。PVあっても、わたくしロイヤルティ・プログラムに参加していませんからなんの金銭的利益もありませんけれど。400くらいでお金に差が出る気もしませんけれど。

 

 まだトップ画面に good レビュワーの記事へのリンクがのこっていますから、もう1ヶ月「葬儀社」を公開にしておこうかと思いまする。

やっぱり書いちゃった

 9月はひとつも小説を書かずに済ませられたのですけれど、2ヶ月連続とはいかず、ひとつ書いてしまいました。

 「お母さん魔女を探してオッサンと旅する剣士の私」という6000文字弱の短編。こちらカクヨムのイベント、5分で読書に参加するために書きました。思いついたネタがちょうどよかったからですけれど。カクヨムのページへのリンク。

 

 お母さん魔女を探してオッサンと旅する剣士の私(九乃カナ) - カクヨム

 

 内容についてはブログの記事を書きましたから参照くだされ。こちらですな。

 

 カクヨムに「お母さん魔女を探してオッサンと旅する剣士の私」を投稿しました

 

 異世界ファンタジーにジャンル設定したせいか、タイトルがよかったのか、5分で読書に参加したのがよかったのか、PVが60を超えまして、通常の3倍(九乃比)くらい。

 10月中にもうひとつ書きました。恋愛ジャンルのを。投稿が11月にはいってからってことで、来月のまとめで取り上げますね。

 

 もうひとつありました。くず籠小説「悪魔を拾った日」4000文字ちょっとの短編です。アホなオチのある、アホ小説でした。ひどいオチ。カクヨムのくず籠はこちら。

 

 くず籠はいつだってあふれてる(九乃カナ) - カクヨム

 

「空遠く」、9ちゃんねるは通常運転

 「空遠く」の連載と9ちゃんねるも週に2回投稿していて、さらに短編小説まで読ませては多すぎだろってことで一度お休みしましたけれど、9ちゃんねるは順調に続いていまして。98000文字を投稿しています。次回で10万文字を超えて第3クール完結となりますね。

 下書きが15万文字を超えていますから、第4クールも半分くらいは準備オッケーです。仕事が早い速い。もっとほかにやるべきことはいっぱいあるのですけれどね。

 本日日曜日で9ちゃんねるをなんとなく投稿する日なのですけれど、かわりに恋愛ジャンルの5分で読書を投稿することにしましたから、1回お休み、木曜日に第3クール完結します。

 「空遠く」も7日に完結しますから、ぱたぱたっとふたつ完結ですな。カクヨム引退しそうな勢いですけれど、まだまだつづきます。しつこい性格なのでしょうね、わたくし。

11月の予定

 カクヨムコン開始がちかづいているのですよね。また読むのが忙しくなります。みなさん忙しくなることでしょう。わたくしの小説、新連載がはじまったって気にかけちゃいられません。

 だもんで、「空遠く」が完結したあとは、しばらくみなさんを休ませてあげようということで、カクヨムコンが落ち着いたころに次の小説の連載を開始します。なんてユーザーフレンドリーな九乃カナ。

 わたくしも長編小説のあたらしいのを書かないといけない時期にきています。「そんなに言うなら、私の小説売ってよ!」なんてのも塩漬け状態ですし、異世界転生して狐のシッポが生えちゃうもふもふラブコメになる予定のやつもあります。たまに考えてみるのですけれどね、わたくしの頭の中にテンプレってないもので、頭を絞らないといけません。

 ほかにも賞に応募しようと思っている小説もありますし。ツン読だけでなくツン書もたまっているのです。

 長編は来年になってから手をつけてもいいかなって思っていて、まず「オトラントの城」の翻訳と、「空遠く」の表紙イラストをなんとかしなければいけません。11月は、まずこれ。翻訳は再開して進めていれば、完成まではいかなくてもいいかな。

 タスクはたまり続け、増え続けるものですね。