推敲をすこしづつ進めています。
「アイ色のアストログラフィ」とつづけて推敲していて、推敲とはなんなのかわかってきました。
「アイ色」は17回も推敲して、毎回通して全体を読んで修正していました。
ここを修正して、キンドルにいれて、こんどはこっちを修正してといった具合に、一度に全部の修正ができない。なぜなんだーと思ったのです。
ナイフを作る職人の人なんか、ミクロン単位の凹凸をみつけて滑らかにすることができるらしいですね。
小説の推敲は、大きな凹凸を修正し、小さな凹凸を修正し、できるだけ滑らかにしていく作業なのかもしれません。
5回くらいはかなり読みづらくなっている文章を修正し、すこし読みやすくなるとちょっと読みづらくなっている文章に気づく。修正するともっと読みやすくなるけど、気になる点もできてきたりして。
というわけで、毎回全部の文章を読まなければならないのかなと思います。
いやー、推敲ってたいへんですね。