キンドル、キケン

6回目の推敲を終えました。

キンドルで本文を読んで推敲をするので、推敲期間はキンドルを手にもっている時間が長くなります。

小説を書きはじめのころは、キンドルの角が手のひらにあたるような持ち方をしていて、手のひらにあざをつくっていました。

いまは注意しているので、あざになることはありません。

キンドルを長時間使うときはご注意ください。

 

春名幹男「秘密のファイル上」を読みました。

戦前から話がはじまります。

もと新聞記者らしく、はじめから通して読もうとすると読みづらい構成になっています。

新聞記者が本を書くと、たいていそんな風になっています。

本1冊単位ではなく、章単位、あるいは節単位でしか文章を書けなくなっているのでしょう。

読みづらいものです。

戦後あたりをテーマに書かれた文章を読むと、日本が戦争に負けて占領されていたときに、今につづく日本が作られたのだとわかりますね。

特に冷戦の影響が大きかったのです。

本来、戦後に重要な地位に就くべきでなかった人たちを戻すことになってしまった。

いまの首相のおジイさんとか、その代表でしょう。

占領軍の中のパワーバランスが、民主化勢力優位で進んでいたらちがう形の国になったものと思います。