推理はつづくよ、どこまでも

10回目の推敲が終わりました。

正直言って、これを読む人は大変です。

理屈というか、推理がとばーっとつまっていて、読んでいてツラくなりそうです。

名探偵が途中で推理を話さないのがよくわかります。

この小説に出てくる人物は名探偵ではないので、話し合いをしながら推理していきます。

延々推理がつづきます。

そんなこんなで16万文字です。

わたしも、こんな小説はもう書かないでしょう。

名探偵を登場させたほうがいい。

ひとつくらいあってもいいかなという程度の小説です。

推理が読むの大変な分、ほかのところで魅力的になればいいなと思います。

キャラは、「彼女の秘密」の主人公ふたりで、副署長のお目付け役くんが新キャラです。

轟さんという元刑事課長で警備会社に再就職した人も、いい味出したいなと思って書きました。

後半の事件ふたつはミステリと言うよりサスペンスなので、理屈っぽくなくて読みやすさに貢献しているはずです。

 

すっごい苦労して推敲していますが、賞に応募してもダメだろうなという小説です。

賞に向かないでしょう。

新人賞をとれる小説の書き方みたいなことをレクチャーしていたりしますけれど、普通の小説としたらツマらなくなりそうなことが書いてあります。

事件は初めに起きるとか、なんだとか。

そんなワンパターンな小説はツマラナイと思うのですけれど。

賞では評価されるのでしょうね。

評価表みたいなものがあって、項目をチェックしていくような評価のしかたみたいですから。

学校の成績みたいで嫌ですね。