「沈黙」があるじゃないか。でも、また書いてもいいんじゃないですか。

「Yの悲劇」が読み終わったのでした。

あまりに探偵役のレーンの苦悩を強調するので、犯人が誰かは見当がついてしまいますね。

やりすぎは要注意です。

島田荘司「龍臥亭事件」で「Yの悲劇」と似たような仕掛けを使っていましたね。

ずいぶん前に読んだので詳しいことは忘れてしまいました。

島田荘司作品の中でも傑作にはいると思います。

石岡君自身が事件に巻き込まれるから読む方も熱が入るというものです。

そろそろ同じ仕掛けを使ってもよいころでしょうか。

世代交代で「龍臥亭事件」を読んでいない人が増えているかもしれません。

心にとめておきましょう。

 

小説の方はアイデアがたまっていまして、最近もひとつ思いつきました。

起きようか、もう少し寝ていようかと葛藤しているときだと思います。

もしかしたらまだ眠っていたかもしれません。

カクレキリシタンの話です。

すでにこねくりまわしてしまったので、最初のアイデアがどんなものだったかわすれてしまいました。

最初のアイデアって、短い一文で表現できるようなものです。

遠藤周作「沈黙」がありますね。

「サイレンス」という映画にもなりました。

観ていませんけれど。

小説は読んだことがあります。

はい、ほとんど内容を覚えていません。

逆さづりにされて耳に切り込みをいれられて血がポタポタという拷問がつらいんだというようなことだけ覚えています。

舞台は長崎です。

たしか行ったことがあります。

あの、力士みたいな白い巨大な像があるところですよね。

坂本龍馬が会社をやっていたところでもありましたっけ。

坂を登って行って、外国人の家がありました。

たぶん、このアイデア小説にすると思います。

来年くらいでしょうか。

今年は小説を書いている余裕がないかもしれません。