すでに書いた
「ミステリーの書き方:九乃編」というエントリーを書きました。
ミステリーの書き方:九乃編 - 九乃カナ、ショートストーリーを書く(書いた)
親切が人間の形をした女神である九乃ですから、丁寧に書きすぎてポイントがぼやけているかもしれません。今回は、いくらかS成分を混ぜまして、ポイントをぎゅぅっとヒールで踏みつけて書いてみます。
選ばれしもの
前回と同じように、小説を書いてみたいけれど、まだ書けていない童貞さんを対象とします。
童貞さんであっても、自分なりの考えをもっている人は、読まなくていいんですよ。他人の考えを変えようなんて気持ちは、持ち合わせていません。
どうしていいかわかりません、どうか教えてくださいという人だけ、先に進めます。
ヘタクソと認識することからはじまる
童貞さんは、まだ書いていないのだから、ヘタもクソもないわけです。ヘタ未満、クソ未満です。
にもかかわらず、書いたら面白い小説を書けるんじゃないかなんて淡い期待を抱いているといけません。そんな人間こそ、ロクデナシだと思いますけれど。
前回のエントリーでは、アイデアをもっていれば一歩を踏み出しているなんて女神のようなことを書きましたが、先ほど九乃は女神と設定したのでしたっけ、あんなものは信用してはいけません。大ウソの大ぼら吹きです。
同一人物ですよ?同じ九乃が書いています。けれど、態度をかえたわけですね。九乃には許されます。
アイデアがいくつかあったって、最初から最後まで小説としてアイデアを実現していなければ、童貞のままです。まず、ヘタクソに昇格することを目指しましょう。
ヘタクソへの昇格が重要
前回のエントリーで、「小説家の頭の中」という節に「ひとつ小説を書くと、頭が勝手に小説のことを考えるようになります」と書きました。
ポイントはココ!!
ひとつ小説を書けば、童貞卒業です!そこには、小説がバンバン書ける新しいあなたがいるのです。ほら、そこに。
そして、もっと本質的に言い換えましょう。
「書くべきは、ツマラナイ小説」
九乃が女神にしか思えなくなったことでしょう。あがめなさい。
ツマラナクてよい、ではない。ツマラナイ小説を、書けです。
クズの書く小説は、ツマラナイ
ツマラナイ小説を書けば、自分はツマラナイ小説しか書けないクズだと、気づけます。童貞脱却と同時に、そこが大事。
あなたは、ツマラナイ小説しか書けないクズです。
なにがいいの?
そんなドMみたいになって、なにがいいのかって思いますか?修行が足りません。九乃に対して疑問を持つことなど許されません。まだMになりきれていない証拠です。あれ?小説を書く話でしたっけ?
仕方のないブタですね。つぎに、親切すぎる女神がお言葉を恵んであげましょう。
アイデアがツマラナイから書けない病を癒す
ツマラナイことしか思いつかないクズが、面白いアイデアを求める。無謀もいいところです。身分をわきまえろと。
そんなありえない希望をもっているから、いつまでも童貞脱却できないクズなのだと認識しなさい。希望を捨て去るのです。では、満を持して、ありがたいお言葉。
「お前のようなクズには、つまらないアイデアで十分なんだよ!」
あらためて、なにがいいの?
心を入れ替えたことでしょう。もうツマラナイ小説を書くことに迷いはありませんね?では、教えましょう。
まだヘタクソなのに、面白いアイデアを小説にしたらもったいないではありませんか。
せっかく面白くなりそうなアイデアでも、バランスが悪い、ピントがずれている、構成がマズい、文章がこなれていない、キャラが弱い、会話がクソ、こんなことでは、小説としてはゴミになってしまいます。せっかくの面白いアイデアが、ですよ?
ヘタクソには、いま挙げた要素を身に着けるための練習が必要なのです。練習に面白いアイデアはもったいない。もったいない。
ツマラナイ小説で、練習しなさい。ひとつ小説を書いたあとは、ツマラナイアイデアがバンバン湧きでているはず。クズ小説をいっぱい書いて、腕を磨くのです。
九乃の慈悲深さが伝わりましたね?
さらに
もう十分にブタどもにほどこしを与えたと思いますけれど、九乃の慈悲深さは限りがないのでしょうね。珠玉の言葉を与えましょう。
九乃にも、アイデアが思いつかなくて苦しんでいるネタがいくつもあります。
九乃もヘタクソです。カクヨムで公開している小説を読めばわかります。
ほら、ブタどもの位置まで降りてきましたよ。こうべをたれなさい。
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おふざけはこのあたりにします。就寝前のねむねむ状態で書いていますから、テンションがおかしいのです。ガマンして読んでくれた人にはMの素質があるかもしれませんけれど。
雰囲気をかえて。エントリーをかえろって?
小説業界
小説は、もうからないそうです。これから小説を書いて、本にして、小銭をかせぎたい人にとっては、小説業界の衰退は大問題です。九乃もです。
小説業界の衰退を受け入れるという人は、去るでしょう。九乃の場合、アイデアがたまっていますから、小説にしないともったいない気持ちがあります。誰も読んでくれませんけれど、アイデアがあるうちは書くだけ書くつもりです。
そうなると、小説業界を盛り上げるしかないのではないですか?
小説が書けるようになったら、自分のことだけでは済みません。業界のことも視野にいれる必要があります。
バンドブームを考える
バンドブーム、何度かありました。バンドブームという現象はなんでしょう。ダジャレではありません。
・若者が人気バンドのマネをして、バンドを組み、機材を買いました。ちゃりん。
・バンドを組んだ人は、真似をするため、バンドの音楽を買いました。ちゃりん。
・音楽が売れたら、人気バンド誕生です。ちゃりんちゃりん。
こういうループがすこしの時間まわっていたのですね。
わたくしたちは、人気バンドを目指す、くずバンドといったところです。
小説ブームは、こない
じゃあ、小説のブームがきたらいいんじゃないか、いつくるんだという話になりますけれど。残念ながら、小説ブームは、きません。
若者が熱中するものではないからです。
ひとりで読んで、ひとりで書く。対して、多くの若者は仲間をつくりたいのです。仲間と楽しく騒ぎたいのです。小説の出番はありません。
ぼっちでいいなんて言っているのは、小説ばかり読んでいるブタどもだけです。おっと、失礼。発作が。
ダメじゃん
ダメかと聞かれると、なんとかするしかないのでは?と聞き返すしかありません。
小説を書く人を増やす。
取り組めることは、ここかなと。小説を読まない人に読めといっても無駄でしょう。小説を読まない理由があるからです。
小説を読む人に、今度は書いてみたら?ということは、いくらか望みがあると思いませんか?わかりませんけれど。小説を読む人ではなかったものですから。
小説を読む人が小説を書く人になれば、書くための勉強にもっと読むようになるのでないかという希望的観測です。顧客生涯価値を高めるという戦略に当てはまるでしょうか、マーケティングでいうと。
バンドでいったら、ループのはじめですね。若者に人気バンドのマネをさせるような、マネしたいと思わせるようなことを、小説業界をあげて行う。そんな試みが大切なのだと思います。九乃のような素人がそんなこと言っても、なんにもなりませんけれど。
考えつくこと
いまなにか思いつくかなって考えると。
・小説甲子園?
・小説の書き方指南を、小説家みんなが書く?
・若者が憧れるような人に書いてもらう。ミュージシャン、俳優、モデル、スポーツ選手とかですか。小説家に憧れている人は、もうこっちの世界の人です。
・逆に、小説家が、人気ミュージシャンになる、俳優、モデル、スポーツ選手、なんでもよいのですけれど、あこがれの人になる。
なんか期待した?
はい、つまらないアイデアばかりですね。こういうのはみんなで意見を出し合って、とにかくアイデア量を確保する必要があります。ひとりで考えたってダメですね。九乃のみんなは、九乃ひとりですけれど。