ショートストーリー「頭痛」をカクヨムに投稿しました

頭痛(九乃カナ) - カクヨム

 「なんでもない殺人事件」の小説内小説として思いついたネタです。どうもサイズが合いそうにないと気づいて、独立させました。5000文字近い小説になりましたから、小説内小説には確かに大きすぎましたね。
 ハードボイルドっぽくしてみました。小説がもとめていたのですね。
 ほとんどアイデア一発という、ラストのキレだけがポイントの小説でした。文字を切り詰めて、ここまで読んできた人ならなくても読めるだろうという単語は思い切って削りました。成功しているとよいのですけれど。
 そうそう、超能力に目覚めちゃった風に書くアイデアはひと通り書いてから気づきました。もともとそのように読めたのですけれど、強調するように修正しました。それだけですね、肉付けのアイデアは。
 ラストのキレのため文字を削ってしまうと、オチを理解できなくなるかもしれないと心配しまして、すこし前からヒントをいれています。科学者という語と、頭の中の映像部分の会話文に出てくるぼくです。

 本文に出てきませんけれど、アンフェタミンを使用するところを、親友の矢島にとがめられ、殴ったら殺しちゃったという設定です。エルデシュで匂わせました。頭痛と発汗は禁断症状。頭痛は外的外傷もありそうですね。矢島に突き飛ばされて頭を打ったということになっています。

 大事なことを書き忘れていました。記憶喪失ですよ!記憶喪失で自分がアサヒであることも、親友の矢島のことも、矢島を殺したことも、指導している院生の別所くんのことも忘れています。朝日先生と呼ばれて自分のことだと思ったのをきっかけにすべて思い出しています。

 以上!