「『殺し屋、ゾンビを追う』」をカクヨムに投稿しました

 今回も、九乃の頭の中をのぞいてみましょう。

 連作短編2作目「『殺し屋、キャリアチェンジ』」を下敷きにしようという方向で考えはじめました。
 アイデアは、死体消失。
 書きはじめるまえのプロット的なものはこんな風に書いていました。

殺し。
被害者を放置する。
どこで殺したんだろ。
なんで放置しなくちゃいけないんだろ。
バイク盗まれて追いかけていったとか?
被害者がいなくなる。
ゾンビ?
ゾンビとなると、ハロウィンか?
近くに人がいないと、ゾンビが歩いていた目撃談が書けない。
けっこう土手も人が歩いているのかな。車は通らないけれど。
犯人が被害者を放置しているあいだに通りかかった人が救急車を呼んで連れてっちゃった。
殺し屋塔乃と女子大生加藤の対決再び?
加藤はロードスターで通りかかるのかな。
渋滞するからって、人が通らない土手の道を使って、駅から離れた自宅近くへ抜けるつもり。
土手のところに倒れているのか。

 上から下に向かって思いついたことを書いています。思考の流れがわかりますね。
 自問自答しています。アイデアを出す時に有効な方法でしょう。
 書きながら考えたことは、放置したあともう一度死体のところにもどる理由ですね。
 ああ、そんなことも必要だったと気づいて、USBメモリ回収するのを忘れていたことにしました。とってつけましたね。
 終わりの方で殺し屋がメモリを見つけますけれど。加藤が被害者をひっくり返して仰向けにした時に落ちたことにしました。わざとらしく書くことはしませんけれど。
 翌朝、殺し屋が現場にもどりますけれど、おかしいですね。
 警察の捜査のあとに遺留物があるというのが。
 短編小説だから勘弁してもらいたい。
 長編ではこんないい加減なことは書けないでしょうね。

 小説内小説のあと、今回は九乃ではなく二宮君が小説を書いたことにしています。
九乃を出さずに九乃の存在をアピールしてみました。
 「リ・チェンジ」では、小説内小説を書いたのが九乃という設定ですけれど、おもてにはあらわれていません。無理に出さなくてよいのですけれど。その流れみたいなものです。
 コーラ好きの院生も登場しました。
 「キャリアチェンジ」でコーラの瓶を出しましたけれど、あれも綾藤さんが犯人なのでしょうね。
 現実パートは、アイデアを必要としませんから、簡単に書けました。

 

 つぎは「『なんでもない殺人事件』」を下敷きに書くことになるのでしょうか。書かないとすわりが悪いかもしれません。