「選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話」『第1話 元神童 天ヶ崎美空』をカクヨムに投稿しました

 一田和樹さんの自主企画「『選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話』を書きましょう」参加作です。

 『選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話』を書きましょう(5000文字以内) - カクヨム

 ネタは先にありました。何度も繰り返し使われる陳腐なセリフを揶揄してやろうという。メモとしてあげておきます。

俺のことはなんと言われようとかまわない。
だが、○○のことを悪く言うのは許さない。
そんな考えが共感されるらしい。
自分が気に入っているならそれでいいのでは?
他人がどう思おうが、どう言おうが関係ないと思うけど。
なぜ他人がなんか言っただけで怒るの?
価値観は人それぞれなんだから、人間性もそれぞれなんだし、
嫌な奴はいるんだし、そんなの気にする繊細な神経は人生を生きづらくするのでは。 

  どんな小説に使えるかなあと、ファイルにしてうっちゃっていました。自主企画に利用するのにちょうどよいのではと思いつき、引っ張り出しました。うまくいったのではないかと評価しています。

 ネタがどうやって成長していったかですけれど。神童だったピアニストが異世界人に手を治してもらって、素人の聴衆を得ること。こいつが例の陳腐なセリフを吐くこと。評論家の先生が出てくることを決めました。素人、神童、評論家と芋づる式ですね。

 異世界人がふたり登場します。はじめは異世界人に向かって陳腐なセリフを吐くことにしようと思いながら書きはじめました。すぐに、三人の役割があやふやになり、どうなることやらとソワソワしながら進んでゆきました。登場人物が多いのにメモを書かずに進めてしまったのがよくなかったかもしれません。

 リサイタルをやって、評論家が登場し。うーん、評論家に向かって陳腐なセリフを吐くことになりました。流れ的にはそうだよねって感じですから、そのまま進みます。テレビを見て、ここで異世界人と主人公の会話にネタをつっこめました。これで安心。もう書けたも同然。

 評論家がこなくなり、実は素人に殺されていて、そのことを知ったときに素人の死も知って。クソだなって感想を吐き。自分も死のうとなる。

 5600文字を越えていました。600文字削らないといけません。自主企画の規定が5000文字以内ですからね。1割以上の減。苦労しました。

 もうひとつ。たぶん書きます。エログロなやつ。書かない方がいいんじゃないかという気もしますけれど。いくつかエログロ書いていますからね、今さらかもしれません。