オープン・プロット・プロジェクトをはじめました

 オープン・ソース・ソフトウェアというものがあります。ソースコードを公開していて、みんなで開発、メンテしていこうというものです。

 小説版として考えたのが、オープン・プロット・ノベルです。プロットをオープンにして、みんなで作る。完成の暁には、みんなで小説を書く。オモシロそうではありません?

 思いついたら試せばよいのです。失敗したってたいしたことありません。というわけで、カクヨムにてはじめました。オープン・プロット・プロジェクト。

 小説の世界でも、同題異話といって、同じタイトルの小説を書こうという企画がありますし、シェアードワールドといって、設定を共有して小説を書こうというものもあります。

 一歩進めてプロットをシェアするのですね。

 ただし、シェアードワールド。あまり盛んとはいえません。わたくし一田和樹さんのシェアードワールドのいくつかに参加していますけれど、参加者はあまりいません。さみしいことです。設定をシェアしたら楽だと思うのですけれど。

 オープン・プロット・プロジェクトは、5月31日にはじめましたから、まだ1日しか経っていません。二名と1%の参加が見込まれています。1%というのは、99%見守るだけという野々ちえさんの参加分1%です。50人もの人がページを見てくださっているのですけれど、参加しようとか、提案しようという人は、二名と1%。さみしいものです。

 

 エンジニアの人は、ツールをタダで使わせてもらったり、勉強のための資料をタダで使わせてもらったりということがあります。それで、OSSプロジェクトに参加して恩返しみたいな部分もあるでしょうし、ブログを書いて恩返しみたいなところもあります。

 共有の文化があるのですね。

 小説の世界にはないのですかね。自分のアイデアは人には使わせたくないみたいな。いいじゃん、どうせロクなアイデアじゃないよといったら怒られそうですけれど、すでに進行中のプロット作成作業をちらっとみて感想を述べるなり、思いついたことをコメントするなりってことは、あまり損という気はしないのではないかと思うのですけれど。みなさん無料で小説公開しているのでしょうに。バカにされると思って委縮しているのですかね。

 わたくしには他人の考えなんてわかりませんけれど。みんなでわいわいやれたらいいなと希望しております。