「レイプ雨病室恋ナイフ睡眠薬微笑精子涙」をカクヨムの「くず籠はいつだってあふれてる」に追加投稿しました。

 かなり時間をかけて、書き、見直しをしました。やっとカクヨムに投稿しましたから、記事を書きます。

タイトル思いつかず

 まず、タイトルから話さねばなりますまい。ひどいタイトルでございますが、なにも思いつかなかったから妥協の産物。小説の中に出てくる単語を抽出、そのまま並べてタイトルにしました。手抜き。

本文を書いてゆく

 最初のアイデアですけれど、心中と見せかけて殺しという部分です、思いついたのは。で、理由はなんだと考えて、常習的レイプ、集団的にしようと。

 で、1行目から書きはじめます。わたくし、いつでも完成形の順番と同じ順番で書きます。あっちこっち行ったり戻ったりってメンドクサイものですからね、それなら読む順番でストーリーを行ったり来たりした方がよい。読む方は大変かもしれませんけれど。
 考えて書くのですから、書く順番で読んでもそれほど負担にならないだろうとは思っているのですけれどね。

 

 はい、時系列に並んでいません。ストーリー内の時間を行ったりきたりします。
 なぜかというと、そういう順番で考えて書いたから。そういう順番で読んでもらいたかったから。ほかに説明できません。

 ひと通り書いたあと、ガラスが割れて床に散らばったような小説にしたいなと思いましたけれど、パートごとにキラリと光るものを書けたかというと、狙い通りにはなっていません。

 

 そういうわけで、ひと通り書いてから説明的な部分は削りました。はじめ2000文字を超えていたのですけれど、完成形は1600文字くらい。
 削った部分と、本文中に書いておいた指示を載せておきます。

砕けて散ったガラスみたいな小説を目指す。

ジャンルはミステリーにしようか。

今回はどこかハッピーエンドにしようか。

わたしを使って、幽体離脱みたいなふわふわ感をだす。

澄香(すみか) 病人、わたし、女たち
雪人(ゆきと)

外は雨ってことにしようか。
しっとりじめっと、色がなく薄明るいイメージの小説にしたい。

(説明的)
 雪人は地元の大学に進学していて法学部。検察官を目指している。将来に希望をもち張り切っているということはまったくない。ほかに選択肢がなかった。
 サークルに入らず、アルバイトをせず、勉強。楽しみといったら夜バイクで出かけるくらいのもの。講義以外で日課は病院に通うこと。
(ここまで)

雪人が澄香(まだ病人かな)の入院を知り、集団自殺を知る。雪人は集団自殺してなかったとわかる。ということはほかのひとと性交していたことに。

(いらないか)
 集団自殺の噂は学校中に広がり、雪人も聞いた。
 病室のベッド横にきて泣く日々。
(ここまで)

 澄香が? と思わせる。なぜ? となる。で、冒頭のレイプシーンが思いつくか。

(ボツ)
 雪人は澄香の変化に気づかなかった。
 好きだった映画は避け、海、公園ですごした。
(ここまで)

自殺のとき睡眠薬を飲ませて、でも性交がはじまる。

睡眠導入剤。お母さんが飲んでいると。通院のタイミングで。
 実験もして。事前に溶かしておいた。

最初のレイプ事件。ここで集団自殺の原因らしきものがわかる。でもなんでレイプの犯人と? ラストで自殺に見せかけた殺しとわかる。

※わたしとレイプされた女が同じとわかる。

※目を覚ます? きっかけは? 別にいらないのかな。ここで澄香を出すか。
集団自殺を思い出して。それでいて妖しく笑う。「妖しく」と使わずに、妖しいと思わせる。
※これでハッピーエンド? と思わせてガツンと殺しの場面。


※アルコールと睡眠薬

 
 読者にどう思ってほしいかみたいなことも書いています。狙い通りに行っているかわかりませんけれど。

 狙いとして、視点と人称で混乱させてやろうということがありました。

 第1パートでレイプされている人の視点、第2パートは病室で雪人を見ている神っぽい視点。病人は誰かという問題。
 なぜこうなったのところで、一人称。
 雪人の説明は謎人物の回想。澄香か?
 集団自殺現場を見る神視点のあと、レイプされていた女のひとり視点。
 高校の噂話だけがナレーション的に、視点は特にないかな。
 また一人称の1行だけの語り。
 神視点で常習的に行われるレイプ。と見せかけて終わりの1行で一人称。ここでわたしがレイプされていたひとりだとわかります。
 つぎ、人称のない、でも一人称の内心の言葉。
 雪人がやってきて、病人とわたしが同一人物とわかる。
 人称はないけれど、一人称とわかる、雪人が澄香と呼んで、結局わたし、病人、澄香が同一人物でした。
 ラストも人称はないけれど一人称。

 ハッピーエンドにしようなんてメモに書いていますね、そのあとでハッピーエンドと思わせて殺しの場面でぶん殴りに行こうと方針転換しています。ひと通り書く前のメモです。ストーリーを考えながら、書く順番も考えていました。

 全体のイメージは雨、ほんのり明るい、色がない、そんなものを狙っていましたね。メモにあります。これは書いている途中で決めました。

 そうそう、病人が目を覚ます場面、なんのキッカケもなく目を覚ましています。どうやって目を覚まさせようか、しばらく前からほんのり考えていたのですけれど、結果的にはキッカケなんて嘘くせえと思ってやめました。植物状態の人が目を覚ますのにキッカケなんてないでしょう。

 澄香が妖しく笑う場面。妖しくと書かずにそう思わせるというの。どうでしょうね、雪人が、そんな笑い方やめてくれといって、澄香の方は雨の景色を見ながら手を体の前にもってきて頭ではレイプや殺しの場面を思い出していた。顔は笑顔。妖しさ出ているとよいのですけれど。

 最後のパートは、凄惨な感じが出ていますかね。男はアルコールに睡眠薬で先に眠りに落ちています。女たちはそれぞれ男の胸にナイフを刺してゆきます。澄香の番。手ごたえを描写しましたよ。
 男にナイフを突き立ててやれやれってところで、女の子が死にきれずに殺してくれって頼んできます。ナイフが途中で止まってしまったのですね。それはそれで怖そう。自分の胸にナイフを向け、刃先を当て、思い切ってぐっと力を込める。痛い。途中で止まっていて。こえー。
 自分でナイフをつかんでいますから、手の上からぐっと力をいれて死なせてやる。
 澄香が死ぬ番。雪人の顔は思い浮かばず、股間から精液が。涙の滴みたいなイメージでかきました。伝わらないでしょうけれど。

 

 そうそう、はっきり書いていませんからわからなそうということでは、殺しの方法もわからなそうですかね。

 睡眠薬は、女が用意した飲み物にはいっていました。溶かしこんでいたのですね。

 男たちは、ジュースを飲んだり、お酒を割ったりして睡眠薬を摂取します。アルコールも一緒ですから、女たちより早く強く効きます。この辺はメモっておいて調べました。

 女たちもジュースを飲んで睡眠薬を摂取します。クリアな頭でナイフを突きさすの怖いものですからね。他人にでも自分にでも。あと、殺しではなく自殺と思わせるためにも自分たちが睡眠薬を飲む必要があります。

 スマホは、動画を撮られたりしていたから処分しなければならなかったのですけれど、ロックがかかっていますから、物理的に処分した。スマホだけ処分するのは不自然だから、服やカバンや中身を一緒に燃やしました。

 空き事務所で火を焚いたら煙が凄そうですけれど、これから死ぬのですから、たいしたことありません。

 ナイフを8本も用意したことになりますけれど、仕方ありません、用意したのでしょう。

 睡眠薬は、お母さんが睡眠薬を飲んでいるという子が複数いたから、通院のタイミングを見て決行の日にごっそり盗ってきたのでしょう。

書いてみて

 メチャクチャへんな小説になりました。書きにくーい小説です。読みにくいことでしょう。わかりにくい小説でしょう。書いていて、そんな仕上がりになりそうとわかりました。

 わからなくても、なんとなく楽しめるところのある小説を目指したしたのですけれど。つまり、ガラスの破片がキラリみたいな、どれかのパートがなんかいい感じになっているとよいなという小説。

 この小説はこんなものでしょう。気に入らなければ、ほかの小説を探してみてねということで。