調子にのって「トッケン女子、きな子」ネタ

反響あり

 わたくしの小説にしては反響のあった「トッケン女子、きな子」。せっかくだからこの小説をネタに話をひっぱってやれということで、記事をひねり出します。

告白しなくても

 レビューをしてくださった中に、告白をしないこと、片想いをつらぬくことを評価するコメントがありまして。

 「片想いは青春女子の特権である。」というフレーズは、告白しないで終わる恋もあるし、むしろ多かったりするだろうし、それでもなんだかよいものだよねっていうところから出てきたのでした。

 コメントをもらうまで忘れていて前の記事で書いていなかったのですけれど。

リアルな恋

 わたくし自称永遠の14歳ですから、現役の中学生でして。リアルな恋って小説みたいなものではないと思うのです。

 異性について、クラスに何人かよさげな子がいたりしますし、なんならほかのクラスには去年やそのまえに同じクラスで仲のよかった子がいたりしますし、ひとりに絞って告白して付き合いたいってならないのではないかと。

 もう、その場その場で近くにいる親しくしている子がみんな好きってなりません? 嘘つけ! なるはず!

 といいつつ、中学のときはじめて告白されたのでした。おっと、まだ中学生なのでした。つい最近ね。

 そのときは、きな子の目撃したアレみたいにみんなにつつき回されるわけです。迷惑千万。

ホントの好き

 中学くらいのころは、ちょっといいかな、親しいなってくらいの子はみんな好きだったわけですけれど。節操ないな。高校、大学といくと異性と親しくなるのがむづかしくなってゆきます。

 付き合うという選択肢がババーンと幅を利かせてくるからですね。いざとなったら付き合ってもいいという覚悟がないと軽いノリで親しくなるのは危険です。親しくなって告白されて断ってとなると、せっかくの関係がプラマイゼロよりはマイナスになりそうですからね。

 というわけで、みんな好きといっていられず、ええーい、こいつだっ! となってひとりに絞ってゆくわけですね。みんなそうでしょ?

 9ちゃんねるのしゃべりになってきました。

 で、大人になって好きとなって付き合うとなればセックスが待っていて、セックスするともうすべてを分かち合った戦友みたいなものですから、ぐっと親しさが増す、すごく好きとなるのですね。

 ホント、9ちゃんねるで書けばよかった。

失ったもの

 大人になったらもう、みんな好き、いろんな子と親しくなっちゃうってことはなくなり、中学生ころの自由さは失ってしまいます。失ったものをもとめるのは人間の性、小説で読んだら代替物で満足みたいな気分になれます。

 というわけで、告白しない恋愛小説、みんなバンバン書きましょう!