カクヨム連載「国立水族館ペンギン担当」が完結しました

 あれはいつのことだったか、「ペンギン」を書いた日々を忘れない。いや、一文の中で忘れているだろ。

 思い出すために便利なのがブログです。用意周到、尿意どうしよう。なんのこっちゃ。トイレに行け。

 

過去記事あるよ

 過去記事はカテゴリーにまとまっていまして、こちらにアクセスすると、わたくしの輝かしい日々が鮮やかによみがえります。

 24個の記事が並んでいますよ。

 最初の記事は2016年6月29日だそうで。当時はなにをしていたのでしょうね。たぶん小学校に通っていたかな。

 ブログをはじめた時点で「ペンギン」については推敲にはいっていたみたい。読んでも面白くないブログです。

  2個目の記事のあと半年以上空白があります。別の小説を書いたり、推敲したりしていたのでしょうね。

 

事件のことわかった?

 「ペンギン」は、なんちゃってミステリーです。事件らしきものが起きます。

 この事件、わっかりにくい上に、解説編らしきものがなく、キャラ同士でわかりあっている会話があるだけという。読者フレンドリーなんて言葉を知らない作者が書いたに違いない。

 でも、こういう小説ですよね。この小説で解説編あったらおかしい。

 

 ということで反則技、ブログで解説。ぱふぱふっ。

 

 阿久津ローズさん、壁画の大学院生はモテモテ。彼女を大切にしようと、女が近づいてこないようにいかがわしい噂が流れるように演出しています。

 それでも負けずに恋心を抱いて、油絵科の女子が阿久津の作業場をたずねる。一度お手合わせ願いたい、みたいな性の道場破りですかね。知りません。阿久津はすでにクスリやって気持ちよくなっていたから、受けて立てばよかったかもしれません。

 でもあっさり袖にされ、頭にきたクーッってことで女子は彫像でしたっけ、作者なのに忘れましたけれど、近くにあった鈍器でぶん殴り逃走しました。このとき鈍器ももって逃げた。力もちか。

 

 阿久津が血を流して倒れていると彼女の笹井さんがやってくる。ドアの前で開けてと言うから気がついて阿久津がドアを開けた。鍵はかかっていなかったでしょうね。

 笹井さんのヌードを描きはじめる。ランチパックを食べて休憩したりしてね。

 食後のデザートとばかり、こっそりクスリをやります。油絵の女子がくる前すでにクスリやっていたのに、頭を殴られて記憶が飛んでしまったのですね。脳震盪、じつは怖いものです。

 

 阿久津はクスリの過剰摂取でお亡くなりに。笹井さんが取り乱しているところに、大学院生の降谷がピッキングでドアを開けてはいってくる。

 笹井さんが死体に取りすがって泣いているのを目撃したものだから、殺したなと思ったのでしょうね。笹井さん全裸だし、襲ってやれとなって唇を奪ったらランチパックのピーナツバターのせいでアナフィキラシーショック。降谷は窒息死。

 重度のアレルギー体質だったのですな。宴会でも飲み食いしない変人と思われていました。

 そうそう、本当にピーナツアレルギーの人、ピーナツバターを食べた人とキスして死んだ例があるそう。わたくしがテレビを見ていた頃、トンデモな出来事紹介番組でそんな話を見ました。

 

 笹井さんは相内さんを呼び寄せます。

 相内さんは現場を片付け。床に落ちていたランチパックの袋をゴミ箱に。降谷の死体は阿久津の死体の上に。鍵は笹井さんが3Dプリンタで出力して使っていた合鍵で締めました。

 

 ネタを考えたときは、いろんな裏技で鍵をあけたり締めたりしてやれと思ったのですけれど、普通に中から開けてもらう、3Dプリンタの合鍵、ピッキングしか思いつかなかったのですな。ちょうどよい感じになりましたけれど。

 

 ついでに言うと、相内さんが壮介の部屋にはいりこむのはヒントであり、バリエーションの限界に挑戦したのでした。

 

 さて、現場で相内さん。クジラの箱を探します。ふたつの箱を見つけて、本番用を笹井さんに、試作用を自分で持ち去ります。阿久津が描いていた絵は笹井さんですな。

 

 相内さんが持ち帰ったクジラの中にはクスリがはいっていたものだから困ってしまって、翌日壮介の部屋に隠すことにします。このとき妹のあずみと鉢合わせました。

 

 一方そのころ、油絵科の女子は阿久津を殺したのは自分だと思い込んで自殺を図りました。鈍器で殴られたように見えたのは、同じ凶器で死のうと思ったからですな。

 

 警察の捜査が進んで、阿久津の持ち物から笹井さんが彼女だとわかりました。ツーショット写真でもケータイに残っていましたかね。特に決めていません。

 クスリの中毒で死んだはずなのにクスリが出てこないんで、笹井さんに疑いがかかり尋問へ。

 相内さんは水族館へ駆け込み壮介に助けを求めました。

 

 壮介は殺人事件じゃないらしいとあたりをつけ、クスリかと思い至り、笹井さんが尋問ということはクスリが出てこないし、笹井さんの周辺からも見つからない、ということは相内さんやな、事件発覚の日に部屋にきていたな。とここまできたら、バッグになにかはいっていたぞと気づいて、あそこにクスリはいっていたなまで一直線。

 クスリをとりに部屋にもどってから、今度は阿久津の作業場で現場検証にまぎれて隠すことにしたのでした。そのために100均でポーチを買い、部屋からタオルをもって自分の痕跡を残さないように気をつけつつオブジェの上からポイしましたよ。

 

 そうそう、なんで笹井さんに疑いがかかったのかは、3Dプリンタで合鍵を作っていろんな教室に忍び込んではいたずらしていたのだろうと、壮介は思ったのです。相内さんに合鍵を作ってやったのが笹井さんだったってことですな。

 

 解説長い。小説読んでも全部はわからなかったでしょ? 細切れで読みますしね。

 

懲りなくても大丈夫

 ペンギン・シリーズ第2弾は「シタイ?キス:それとも;」というタイトルですけれど、こんどは数学の曲面とか出てきませんし、ややこしい事件でもありません。

 ポップでライトなミステリーのはずですよ。「ペンギン」で懲りずにお読みくだされ。

 

 すこしお休みがほしいかな。9月1日が水曜日だから、この日から投稿を開始しましょうかね。

 しばしの休暇をお楽しみください。