カクヨムで連載していた「ショタト・ワタシ」が完結しました

 はじまりがあれば終わりがある。はじまってしまえば終わったも同然。

 九乃カナの名言からはじまりました。この記事は、カクヨムで連載していた「ショタト・ワタシ」の完結をお知らせします。

 

ショタト・ワタシ A shot at what I see(九乃カナ) - カクヨム

 

ペンギンシリーズとは

 「ショタト・ワタシ」はペンギンシリーズ第3弾です。首都直下型地震関東平野のほとんどが海に沈み、グンマが日本から独立、日本は東西に分かれてしまったのでした。

 そんなグンマ、海がキタ――(゚∀゚)――!!! と言って大喜び、調子に乗って国立水族館をつくりました。そんなグンマの国立水族館をメイン舞台にしたペンギンシリーズです。ペンギンシリーズというからには、国立水族館にはペンギンがおりまして、エンペラーペンギンですな。しゃべります。いんちきくさい関西弁を。なんでやねん。

 

ペンギンシリーズふりかえり

 シリーズ第1弾は、「国立水族館ペンギン担当」。もうすこしなにかなかったのですかね、タイトル。

 国立水族館の飼育員ペンギン担当クボタさん視点で、藝大生の殺人事件ぽいのが起きて、同時に藝大生の相内さんが押しかけ女房してくるという、どうも胡散臭い展開を見せます。

 犯人は相内さんなのか、だいたい殺人事件なのかどうかもあやふや、でも連続して人が襲われたり。なんかいろいろな展開が待っています。

 

 シリーズ第2弾は、「シタイ?キス:それとも;」。藝大生の相内さん視点にかわります。このシリーズ、ひとつごとに視点人物がかわります。ヘンなの。

 この小説は、死体消失が裏テーマです。裏かな? クラゲが消えたり、大学のアトリエから死体が消えたり、最後には久保田さんが相内さんの目の前から消えます。死んじゃったの? 最後、終わりそうで終わらない、ベートーベン的進行の中で、しますよ、キス。

 

 シリーズ第3弾の本作、「ショタト・ワタシ A shot at what I see」。小学1年のタイトくん視点。ショタです。

 ショタのハードボイルドを目指して考えましたよ。ひどい目に遭って、やれやれというエピソードばかり集めました。

 タイトくんは主人公だけれど、いい子ではありません。パチンコで猫を狙って、タヌキの置物に命中、壊してしまいます。嘘をついて無罪を勝ち取ったのですけれど、あずみお姉さんは最初からお見通し、脳天にゲンコツをもらいます。

 最後のエピソードで最大の災難に遭って、首を切られます。幼馴染の女の子、天使と書いてアンジェちゃんに助けられます。タイトはいつも女の子に助けられるのですけれど、普段は女の子に痛い目に遭わされています。

 女の子に助けられるところでタイトル回収です。A shot at what I see のほうね。

 相内さんと久保田さんの関係にも進展がありますよ。相内さんの作品も完成しますし、シリーズとして裏でストーリーが進行しています。

 

ペンギンシリーズのこの先

 ペンギンシリーズ、3部構成の全9作の予定です。まだ3分の1。3作目までしか書けていません。南極で事件を起こさないといけなくて、なんも思いつかねえ!

 ほかの部分でけっこう面白いエピソードを思いついているのですけれどね。いつか書きたい。

 

創作過程が丸裸?

 「ショタト・ワタシ」を書いていたときの記録がブログにあります。カテゴリーにまとめてあるから、こちらにアクセスすればまとめて読めます。41個も記事があるみたい。これ読むのも大変。

 

ショタト・ワタシ:ペンギンシリーズ1-3 カテゴリーの記事一覧 

 

 ブログ記事は読んでくれる人がいる想定で書いていますけれど、記録だから読んでも面白くないことでしょう。小説ができてゆく過程が気になる人は読んでもよいかもしれません。

 

つぎの連載

 手持ちの小説がなくなってきました。つぎは「彼女の秘密、わたしの嘘」を連載します。どうしましょう、いつから? うかうかしていると存在を忘れられてしまうし、お知り合いの方たちがあまり投稿していない今がチャンス? てなわけで、土曜日からはじめましょう。ブラック企業みたいに、お休み? なにそれ。です。

 ではまた、土曜日にカクヨムで待ち合わせ。ぜったい来てよね!