ショートストーリー「お人形の見る蝶の夢」をカクヨムに投稿しました

 ただいまカクヨムは3周年記念イベントで盛り上がっておるわけですけれど。わたくしは天邪鬼ですから、みんながやることはやりません。メンドクサイわけではありません、けっして。

 深夜というか、早朝目が覚めまして、考えていたネタが今回のショートストーリーとなりました。

 お人形の見る蝶の夢(九乃カナ) - カクヨム

 ネタ一発で2000文字かなと思い書きましたから、メモは作りません。前回と同じです。

 ネタ的に、幼女をかわいく書いてキュートな小説にしようと考えました。実現できたかわかりません。ひと通り書いてからバランスを見て書き足したり、修正したりしました。

 大きな修正は紅茶の部分です。完成形は紅茶を飲みませんけれど、元は一口飲んで渋い、ミルクがないと飲めない、ミルクは見当たらない、そんなことを書いていました。お人形ですから、ここでは紅茶飲まない方がいいかと考えました。読者思いの九乃。

 そのままでもいい気もしますけれど。だって、人間として生活しているわけですからね、紅茶だって飲むだろうし、食事だってするでしょう。小説の表に出すかどうかの問題ですね。ひっこめました。

 最後、タイトルを考えていませんから、考えます。どこに注目するか、お人形になって動けない、誰にも気づいてもらえない、そこのところ。閉じ込め症候群というのがありますね。知らなくてよいのですけれど。意識はあるのに、手足を動かすことも話すこともできない状態です。まさに今回のネタ。有名な本、映画にもなりました、「潜水服は蝶の夢を見る」というのがあります。わたくし、読んでも観てもいませんけれど。タイトルはここからいただきました。ちょっとだけ変えましたけれど。

 キュートで奇妙な物語になったでしょうか。

 

 あとから追記。追記はあとからだろ。

 主人公はレッティのお屋敷にお邪魔していて不思議な現象に出会います。最後に明かされるように、主人公が人形であり、お部屋に人形になった人間がいます。レッティと主人公は同じ立場なのですね。あっちのお屋敷と主人公のお屋敷で鏡映し。そういう捉え方もできます。これは書き終わって見直しをしているときに気づいたことなのですけれど。読んだ人がそんな風に捉えるのはちょいと厳しいかもしれません。ブログに書いておけばいいかという。

 

 さらに追記。

 もちろん、主人公は人形ではないという読み方もありですよね。お呼ばれしてお人形のようなレッティに会い、よくできたお人形を見る。帰ってきて、自分もよくできたお人形をもっている。実はレッティが人形なのではという空想。自分も人形ということにすればレッティと仲間で、レッティのようにかわいいことになるという妄想。だから突然思い出す。ほんとうは思いついたのですけれど。

 そういう読み方もありだと。ちょっと前に思いました。