読書

無月兄「妖しいクラスメイト」を読みましたから、おすすめします。朝読小説賞受賞作。

カクヨム仲間なんですー カクヨム仲間の無月兄さん、お知り合いになる前にカクヨムコン朝読小説賞を受賞していました。 「妖しいクラスメイト」。 カクヨムで一足先に読みましたよ。さらに、書籍化されることに。 リーダビリティ高い。丁寧に書かれた文章で…

一田和樹「大正地獄浪漫 4」(星海社)を読みました

人気です。ブログ記事 「大正地獄浪漫」ですけれども、第3巻について記事にしたところ、わたくしのブログのアクセスランキングでトップをつづけていまして、これは4巻も記事にしなければいかんと思っていたようなわけです。アクセスを稼いでもわたくしになん…

一田和樹「大正地獄浪漫 3」(星海社)を読みました

ツン読は世の理 「突然の召喚魔法で失礼します。いま召喚よろしいでしょうか?」をカクヨムに投稿中、かつ「ネビラのトビラ調査」という大人でもカクヨム甲子園にエントリー予定の小説をちびちび書いているところですけれど、小説を読んでしまいました。 ほ…

「これ、書きたかったけど書けなかったやつ!」。酒本歩「幻の彼女」(光文社)を読みました

酒本歩「幻の彼女」(光文社)の感想を書きます。 といいつつ、まず自己紹介。他人のふんどしでブログのアクセスを伸ばす作戦ですから、わたくしのことはじめましての人も読んでくれると見越してですね。 九乃カナです。二年くらい長編小説を書いては賞に応…

柳なつき「あなたの恋、やり直します。 江ノ島恋愛レンタル店」(メディアワークス文庫)を読みました

柳なつきさんのファンの方が読むかもしれません。まず自己紹介から。 小説を書いては賞に応募することをはじめまして、二年間で十作くらい長編を書きました。一年間の休眠ののち、現在はカクヨムで短編を書いております。一月二月は書き過ぎて小説に時間をと…

目覚めよ!日本はもう戦場。一田和樹「フェイクニュース」(角川新書)

九乃の読書 わたくしは小説をあまり読みませんから、普段の読書はこっちですね。ノンフィクション、科学関係の一般書とか啓蒙書といった感じのものを読みます。 今回は一田和樹「フェイクニュース」(角川新書)のレビューをします。 一田和樹に教えを乞う …

【ネタバレ】考え続けて「原発サイバートラップ」

すでに一田和樹「原発サイバートラップ」(集英社文庫)について、感想のようなものを書きました。たいてい、文章にして書きだしてしまうとその話題は頭から抜けて、考えなくなるものです。でも、布団の中で考えました。考えがまとまりましたので、延長戦で…

科学が社会をかえミステリを産んだように、サイバー空間が社会をかえサイバーミステリを産んだ。一田和樹「原発サイバートラップ」(集英社文庫)

ショートストーリー「インコの冬」をカクヨムで投稿し、一田和樹にコメントをつけてもらいました。 インコの冬(九乃カナ) - カクヨム 先ほど、ふたつ目のショートストーリー「死活監視」も公開しましたので、またコメントをつけてもらえるでしょう。 プロ…

ハンニバル

「ハンニバル」は映画で観ました。 「レッド・ドラゴン」も映画で観ましたけれど、「羊たちの沈黙」はビデオを借りて観ました。たぶんビデオの時代です。 小説で読んだのです。「レッド・ドラゴン」から「ハンニバル」まで。「ハンニバル」は映画とかなりち…

樽タル、たるー

クロフツ「樽」を読んだのです。 けっこう長いですね。内容も盛りだくさん。本格っぽい謎があり、地道な捜査あり。失敗と成功があって。 かつては名作ミステリとして高い評価を得ていたようなのですけれど、いまは話題にのぼりません。探偵のキャラが弱いの…

この役立たずっ!すみません。

息抜きの読書で、エラリークイーンを読んでいます。 「Yの悲劇」 ちんたらしてますね。 もっとサクサクっと話を進めてもらいたいと思ってしまいます。 1932年作と古い小説だから、こんなものなのでしょうか。 最近は新しい小説を仕入れています。 批評する…

ミステリとして売るのは間違い

乾くるみ「イニシエーション・ラブ」を読みました。 恋愛ものでミステリということで参考になるかと思ったのです。 これ、ミステリではありませんね。 ただの恋愛ものです。 文庫の裏表紙にミステリと紹介されています。 この女、絶対うらでなにかたくらんで…

書店はスーパーではない

誰が「本」を殺すのかを読んでいます。 書店での本を売る工夫みたいな話題もあります。 本をグルーピングなんかして、ついで買いをしてほしいという売り方です。 スーパーなんかのマーケティングの手法ですね。そんなやり方で本が売れるのでしょうか。わたし…

安月給で死ぬほどはたらかされて、本は死ぬ

別プロジェクトに取り組みつつ、息抜きに本を読みます。 誰が「本」を殺すのかという本を読みはじめました。 なんというか、はじめの方を読んだだけでわかってしまいますよね。 ・本を買う金がない。 ・本を読む時間がない。 ・本読むより楽しいことがある。…

生存確認

休眠中といいながら、更新です。 一週間以上のご無沙汰ですね。 別プロジェクトは、まあまあ順調に推移しています。 先は長いのですけれど。 息抜きに小説を読んだりしています。 森見登美彦「太陽の塔」を読みました。 なにか賞をとったデビュー作です。 と…

読書月間、1日早く終了

今日まで読書月間なわけですけれど、昨日ピーター・ラブゼイ「マダムタッソーがお待ちかね」を読み終わりましたので、小説を書きはじめてしまいました。 フライングです。 「マダムタッソー」はどこかで読んだことがあるような話でした。だれかパクったかな…

読書月間のこりわずか

今年の半分が終わってしまいます。 読書月間もあと少しです。 デアンドリア「ホッグ連続殺人」を読みました。 ミステリを読む人ならすぐにアイデアに気づくと思います。 森博嗣も気づいたと書いていました。 いまはM.W.ウォーカー「処刑前夜」を読んでいます…

パトリシア・コーンウェル「証拠死体」を読みました

今月いっぱいは本を読んで過ごすことにしていますので、金曜日までです。 パトリシア・コーンウェルの「証拠死体」を読みました。 2作目です。 1作目はマリーノ刑事も怪しかったのですけれど、今回は元恋人?マークが怪しい人物としてあらわれます。 被害…

つぎの小説

「コネクトーム」が読み終わって、海堂尊「死因不明社会」を読んでいます。 4割くらい読みました。 国会が大変なことになって閉会しましたね。 学者はもちろんですけれど、小説家も自分の考えを示すべきだと思うのですけれど、政治について発言する人はあま…

「コネクトーム」読んでいます

今月は読書月間。 いまはセバスチャン・スン「コネクトーム」を読んでいます。 脳の本です。 7割くらい読み進んでます。 「彼女の秘密」に書いたことに近いことがいろいろでてきて、参考にできたのではないかと思いながら読んでいます。 つぎに「彼女の秘密…

林檎酒

ピーター・ラブゼイ「苦い林檎酒」を読みました。 ちょっとデイビッド・ハンドラーのホーギー&ルルシリーズみたいな感じでした。 若い女の子があらわれて、過去の殺人事件のことを調べはじめたら事件が起きちゃうみたいなところが。 ホーギーの場合は女の子…