カクヨムまとめ2024(2月分)

 花粉が飛んでおる! 目がかゆくなりましたよ。2月は憂鬱ですな。今は3月ですけれど。ここはメタルを聴いて気分をまぎらすしかありません。ソナタ・アークティカのライブを聴いています。

 毎日やらなければいけないことに追い立てられ、追いつかずに積み上がってゆく。嫌になっちゃう。やりたいことだけやって生きたいのに。やりたいことも積み上がってゆくばかり。都庁じゃないんだっての。ニューヨークのナントカ・センタービルですな。飛行機がつっこんできてぶっ壊してくれるかな。やりたいことはぶっ壊されたくないけれど。

 2月のカクヨム活動をまとめますよ。

最後の9ちゃんねるがはじまった

 9ちゃんねるはラジオ風エッセイです。10万文字で1クール、もう9クール目に突入です。よくそんなにシャベることがあるなと思いますけれど、シャベることなんてなくてもひねり出さなければならないのが9ちゃんねるです。もう新しい話題なんてありません。わたくしはなにに挑戦しているのでしょう。

 生存確認みたいなものです。まだカクヨムにいますよ九乃カナ、というためだけに9ちゃんねるをつづけています。なにも投稿しないと忘れ去られてしまいますからね、わたくしのような零細カクヨマーは。

 というわけで、お待たせしました。待ってくれているのはほんの数名ですけれどね。最後のひとりになっても俺はシャベりつづけるぜ。ゼロになったらガンバれません。

今後の予定

 いつまでたっても余裕ができませんから、年度がかわって4月になったからって忙しいままでしょう。貧乏ですからね。

 ということは、第9クールが終わっても、9ちゃんねるに代わるなにかをはじめなければならないということです。エッセイ的ななにかですな。小説が連載できればそれでよいのですけれど、書いて見直ししている暇がない。書いては投稿というのもアリはアリですけれどね。笹井さんなんかですでにやっている。

 変化をおそれてはいかーん。といいつつ、きっとほとんど変化なくカクヨム活動をしてゆくことでしょう。今後とも九乃カナをよろしくお願いします。選挙に出るわけでははない。

「笹井さんは気づいてる?」を書いて、カクヨムコンに参戦しました。つけ足し

 「笹井さん」のプロット的メモを公開しながら解説するブログを書いたのですけれど、今回の記事は、みなさん気づいていなかったかなという点を作者みずから解説してしまいます。はずかしいやつ。

僕が殺したのは、誰?

 最初の2話を書いたとき、殺されたとなりの席の女の子には名前がありません。渡辺は彼女と言っています。

 なぜ名前がないかというと、考えるのがメンドクサかったから。殺されちゃって出番なんてないし、名前考えなくていいかと思っていたのですな。それなのにつづきをちびちび書くことになって、名前なかったらおかしいということで三原さんが誕生しました。おめでとう!

犯行は七夕の日

 第3話で笹井さんにアリバイ確認をされるところ、7月7日夜10時ごろなにしてた? ですけれど、この部分を書いているときには笹井さんの誕生日ということにしようと決めていました。実際の犯行は1日ズレていた、犯行は渡辺の妄想という可能性も考えていましたよ。

三原さんの描写

死んだばかりのときは透き通るようでキレイだったのに。彼女は人間を超えた存在だった。壊れそうで愛おしく感じた。守ってやりたいと。殺した人間の傲慢だな。彼女の死体は僕のものだという錯覚にすぎない。自分のものが大切なのは多くの人が感じることだ。

 お葬式のエピソードの第4話に登場する三原さんのご遺体の描写です。ずっと後に出てくるお亡くなりになったときの描写とまったくもって違和感がない。これを書いたころはまだ三原さんをどうやって殺そうか考えていて、思いついていないころです。なんか知らんけれどうまくいく例ですな。たぶん、ここでイイカゲンなことを書いていたのが、あとでヒントになったのでしょう。無駄に細部を書き込むのはよい手みたいです。

 お葬式に一緒に行った女子は伊吉さんで、あとでも登場しますけれど、このときはやっぱり名前を考えてなくて、名前が出てきません。省エネですな。第6話で塾の夏期講習エピソードで再登場したときに名前がつきます。おめでとう。

妹のココノ

 第7話で鹿島に尾行されつつコンビニにアイスを買いに行ったエピソードで、ココノちゃんのために鹿島がアイスをいっぱい買ってくれるというところ。三原さんたちとちがって、ココノは名前が先に登場して本人があとです。話の流れ的にそうなっただけですけれど。

 ちなみにココノは九つのココノです。九乃カナの分身でもありますな。

麻酔はどうした?

 第16話で、公園で笹井さんを助けようとしてボコられた渡辺が病院のベッドで目を覚まします。まだ夜で誰もいない。そんなことってあるのか?

 麻酔をかけて眠っていたなら、麻酔が切れる時間を調整しそうなもの。肋骨が折れていただけで手術したわけではないから、麻酔はしていなかったのですかね。作者も決めていなかったりします。どんまい。

角野さん登場

 同じ16話に看護師の角野さんが登場します。モブで名前をつける必要も感じなかったのですけれど、肝っ玉母さんみたいなイメージが思い浮かんで四角っぽいひとだなってことで角野さんにしました。まさか3回も登場するとはね。小説はわからん。

三原さん編と亜衣さん編

 三原さんの死と渡辺の犯罪を書くことは、長編に仕立てようと思ったら避けて通れないことですな。三原さん編が終わってつづきを書くことになって、時間が現在に戻ります。

 メモにあったのは、探偵倶楽部の話と「夜釣りを再開。笹井さんと遭遇? 林間学校」でした。「運動会」というメモもあったのですけれど、林間学校を取りました。ときは11月7日、第31話です。林間学校には遅いかなとも思いましたけれど、三原さんの事件があってゴタゴタしていたから延期ぎみだったことにしました。

 ついでにですけれど、ちょうど11月7日にこの話を書いていたのです。カクヨム仲間の誕生日だということがわかって、小ネタとして使わせてもらいました。なんでも利用する貪欲さ。

 さらについでということで、林間学校の話は亜衣さんが人殺しってわかるエピソードとして考えていて、途中で崖から落とすことを思いついていました。それで前日に大雨を降らせて地盤を緩めようとなって、屋上のかかし事件をアドリブで書きましたよ。

 結局亜衣さんが活躍? するエピソードが長くなって一区切りといった印象だったもので、ひとつの章にしました。アドリブで登場させた転校生だったのに、準主役級の活躍です。いろいろ活用できたからナイスでした。

亜衣さんの不審な行動

 第39話、崖から落ちて亜衣さんが殺人犯として告白したあと、渡辺が病院のベッドで目を覚ますところです。目を覚ましたとき、亜衣さんが見おろしていた。首を絞められるかと思ったら、亜衣さんはイスに落ち着いた。

 イスから腰を浮かせて、渡辺にかがみこんで、これはキスしとるがな! と思いながら書きましたよ。気づいたひといたかな。読者に気づかせない、奥ゆかしい作者。

表情に出過ぎる渡辺

 いつのころだったか、渡辺は考えや気持ちが表情に出過ぎる人物になっていました。さかのぼって、亜衣さんに殺人犯扱いされる根拠としても使えたし、繰り返し利用しました。なかなか便利でしたよ。書いていくうちにキャラのことを発見することもある、面白いものですな小説って。全部小説のせいにしていますけれど。

謎のミステリー作家、深須輝夫

 亜衣さん編が終わって、つぎは笹井さんを殺すエピソードがメインの笹井さん編がスタートしました。この章をとおして、渡辺を笹井さん好きにドップリ浸からせておいて、笹井さんを殺してもらう趣向です。趣味わるっ。

 で、クリスマスデート。謎のミステリー作家、深須輝夫をデッチあげました。はじめは誰かサイン会開いていないかなと調べてみたのですけれどよいのがなく、強引に笹井さんのドジっ子ネタで着地しました。無理があった? ですよねー。

どうしよう、困った

 渡辺に笹井さんを殺させることは決まったのですけれど、どうやって? 喫茶店デートのときに頸動脈を押さえるという話をしていたのを思い出し、これでいいやとなりました。となるとつぎは、どこでどうやって? となりますな。笹井さんの家か、渡辺の家が自然かなとなり、渡辺の家では死体の処理に困るってことで、笹井さんの家に決まります。消去法。

 どうやって笹井さんの家に渡辺を送り込むか、すこし前を書いているときから宿題となりました。冬だし、風邪をひかせようと思いつきました。都合のよいことに、数日笹井さんが学校を休んでくれます。渡辺は学校を休んだ人を殺した妄想をする、じつは三原さん殺しも妄想だったことにする路線を残しておけます。結果的には笹井さん殺しも三原さん殺しも丁寧に書きすぎて妄想で済ますのは無理ってことになりましたけれど。

いまさらだけど、ここはどこ?

 第58話で朝から雪が降っています。海があるから栃木や群馬や埼玉や岐阜あとどこだっけではないことは明らかです。でも、小説の舞台ってどこ? 作者としては波のおだやかな日本海側と思っていて、雪があまり降らないから東北ではないなとも思っています。さて、どこなのでしょう。わたくしにもわからん!

 東京に電車でデートに行っていますから、新潟あたりかなと思っていて、月の出入りを調べるアプリでは長岡を設定して調べていましたよ。カッコ仮。

 地理は苦手なもので長岡に海があるのか、雪はどうなのか知りませんけれどね。

渡辺と笹井さん

 渡辺と笹井さんの関係。笹井さんを殺そうとするところまではラブな感じにして、そのあとは笹井さんを避けるからラブは冷えている。笹井さんが殺されそうになったことを覚えていないとわかって普通に戻る。

 罪の告白でマイナスとなって、事件が解決して普通に戻る。関係性がめまぐるしく変わるのですけれど、意識して書きましたよ。「君の名は。」のひとは感情をグラフにして確認しながら作っていたそうですけれど、同じようなものです。

三原さんの遺体の処分方法

 三原さんの遺体は雨の日に発見されたことは、はじめのほうの話で決まっていました。はじめ風邪で休みってことにされていたのが、殺されたってわかったところね。

 どうやったら雨が降ったら死体が発見されるかなと考えていました。崖が崩れた? となると崖のちかくに埋めないといけないけど、渡辺には無理だよなあとね。

 なんとなく思いついていたのが、梅雨時だし泥を体に塗ることでオブジェということにして隠蔽というアイデア。泥の彫刻なんてないだろ、無理がありすぎる。ほかによいアイデアが思いつかなかったから仕方ない。

 結局、三原さんの遺体処理は渡辺の妄想の中の話ということになって、簡単に笹井さんに言い負かされてしまうということで落ち着きました。中学生に簡単に否定されるアイデアしか思いつかなくて無念じゃ。

総集編的最終回

 最終回は、よくやるやつですな、第1話と同じはじまり方をしました。カッターを渡辺の背中に突き刺してやりましたよ。病院で縫う必要があったから麻酔をかけました。麻酔が早くきれて? 夜に目が覚めた最初の入院を思い出してネタにしました。

 あと、笹井さんが渡辺のことを認識するようになった事件も突っ込みました。笹井さんという名前は些細なことをきっかけに渡辺を疑いだすことを考えてつけたのですけれど、疑わないことになったからその設定はお蔵入りしました。

カクヨムまとめ2024(1月分)

 カクヨム活動のまとめ作業も2024年分に突入です。2024年1月のまとめをいたしたく思う! と言っても、カクヨムコン参加で「笹井さん」書いて投稿したことしか活動はありませんけれど。

 では、ささっと流し込みますか。お茶漬けの表現のつもり。

カクヨムコン参戦中、笹井さんを書き終える

 カクヨムコンは12月からはじまったのでしたかね。せっかちなわたくしは11月からフライングでカクヨムコンをはじめていましたけれど。

 カクヨムコンも終わりました。2月1日の昼まででしたか。わたくしのなかでは1月31日で終わっています。やっぱりせっかち。

 前提として、笹井さんを書き終えていたわけですけれど、書き終わってみたら1日1話投稿では2話はみだすことが判明しました。なんでもカクヨムコンに合わせてもらえると思うなよ! ということで、はみだし2話が生まれました。となると、どこかに押し込まねばカクヨムコン開催期間中に投稿を終えて完結させられなくなります。

 カクヨムコンに成果を期待していませんけれど、失格はカッコ悪いではありませぬか。1日2話投稿の日を決め、予約投稿を完了してわたくしのカクヨムコンは終わりました。予約投稿時点で終わった気分。やっぱりせっかち。

 

 後始末ではありませんけれど、プロット的メモも昨日プログに書きましたし。思い残すことはない! と言いたいところですけれど、わたくし自分の話をひっくり返すのが好きですな、笹井さんの大学編をちらっとだけ思いつきましたよ。

 笹井さんはドイツに留学中。きっとパワーアップして帰ってきますな。渡辺、今度は男の子を殺してしまう。そうさなあ、妹のココノちゃんの同級生の弟とか。ココノちゃんは高校1年生です。で、同級生の弟を小学5年生とすると、歳の差5の姉弟ですかね。

 今回は殺したいと思って殺していないから、逃げるのです。変装をして、自分の部屋には帰らず、ということはひとり暮らしですな。鹿島の部屋に居候しますかね。

 亜衣さんはどうしているかな。動物のお医者さんになると言って獣医の勉強しているとか。本当に動物好きだったんだな。

 いま思いついているのはそんなところです。先に出しちゃって、投稿しても知っているって思われてしまうかも。そのころには忘れてますな。本当に書けるかわからないし。

このあとの予定

 9ちゃんねるですな、最終の第9クールの開始は近い。まだ3万文字しかストックがないけれど。投稿するものがなくなってしまいましたから、9ちゃんねるをはじめるしかありません。俺はやってやるぜ!

「笹井さんは気づいてる?」を書いて、カクヨムコンに参戦しました

 カクヨムコンお疲れさまでした。書いて参加した人も、読んで参加した人も、両方ガンバった人も、よくガンバった、エライ! 誰だよ。

 わたくしも「笹井さん」で参戦し、お知り合いの方のヨムもしました。参戦してしまうと読んでも読者にカウントされないのだとか。今回は読者として貢献できずに、すまん。

 読んでくださる人が増えるかなと思ってカクヨムコンに突っ込みましたけれど、成果はあがらなかったみたい。もとが限界カクヨマーだから、そんなものですね。

 

 カクヨムを利用しはじめるまでは小説を書くときにハテナで記録をつけていたのですけれど、そんなことをしている余裕がなくなりました。小説を書く暇がないと言っているくらいですからね。

 というわけで、今から振り返ります。

プロット的メモ

笹井さんが謎を解く。なぜ笹井さんは知っていた?
僕がなぜ三原さんを殺したのかわかる。僕と三原さんの関係。学校以外で出会ったんだろう。三原さんはどんな子だった?
笹井さんも殺されたがる。なぜだ。殺しの場面が美しかった? 死ぬときにキスしたとか。

 まずこちら。最初の謎です。謎と言っても、作者であるわたくしが小説の中で解決すべき謎ですな。同時に読者に追体験してもらうことになるものでもあります。

 最初のアイデアでは笹井さんが殺しの場面を目撃していた可能性を考えていますな。三原さんと親しくなるキッカケを考えようとしていたこともわかります。

 最初の2話のあと、流れで書き進めましたよ。夏休みにはいったのに夏期講習に笹井さんがきてしまったとかね。

夏期講習再開。
笹井さんはお盆休みの間なにしてた?
お土産?
鹿島に見張らせていた。どうやってバラす?

 笹井さんが疑っているネタを散りばめていかないといけなくて、とりあえず思いついたのが、鹿島をスパイにして渡辺を見張らせること。実際には渡辺のことが気になって、お盆にお母さんの実家へ行くときに写真を撮ってもらっていたわけですけれど。書いているときはどっちになるかなーと思っていましたよ。

 夏休みなもので家で過ごす時間を書かないといけなくて、妹に登場してもらいました。必要なときに必要なことを考えます。場当たり的とも言いますな。それがうまくハマることもあるから面白いものです。

鹿島と家で遊ぶ。なんでだろ。
ココノがお茶でももってくる?
ココノちゃーんと近づこうとするから、渡辺の背中に隠れる。
こういうときはお兄ちゃんが守ってやるという気持ちになる。
カシマ、キモい。
涙目。
そんなにショックだったか。いや、よろこびの涙だ。性癖をこじらせている。
反抗期なのか? 大きくなって。お兄ちゃんはうれしいぞ。
ちがった、ヘンタイだった。
お茶もってきてくれてありがとな。頭をなでようとしたら、払われる。
お兄ちゃんもキモい。
涙があふれた。心の中で慟哭した。

 エピソードが思いついたら裸婦に書いておきます。いや、ラフに書いておきます。裸婦に書いたら、確認するときに脱がさないといけませんからね。変換ミスっただけです。

学校がはじまって。
僕の席で笹井さんが机に突っ伏して眠っている。どういうことだ。
転校生? 僕のとなりの席。死んだ三原さんの席だ。

 夏休み明けに転校生を投入しようとしていますな。亜衣さんはスポーツマンタイプでソフトボール部だったことにしましたけれど、これがあとで亜衣さんを殺人犯に仕立てようというアイデアにつながります。意味ない細部を書いておくとうまく使えることがあるものです。亜衣さんについては、渡辺を面白がるというキャラ設定もうまく使えたと思います。会話は勢いで書いているから、あとになって使えることに気づくことが多い。ストーリー上必要なセリフを言わせるための会話もあったりしますけれど。うまくたどり着かなかったりしてね。

 笹井さんが、僕の机に突っ伏しているのは、なにを書こうとしていたのかわかりません。メモはもっと丁寧に書こうな、過去のわたくし。

塾の帰りに本屋に寄るかな。
京極夏彦の新刊の発売日の準備として。
ここはガラの悪いやつらがたむろしているなんて言って読者に知らせる。

 作戦準備ですな。渡辺をひどい目にあわせようという作戦。先に場所をお披露目しようとしています。

実力テスト、塾に笹井さん。

京極夏彦の新刊が出る日だな。9月14日
渡辺はそわそわ。
笹井さんは不審に思っている。
学校帰り? もう薄暗い。本屋の帰りだな。本を取ろうとしたら手が触れて、あっとなる。笹井さん、もう京極夏彦の新刊にたどり着いていたとは、おそろしい。夏休み前にホームズ読んでいたのに。
笹井さんがつけてきている。
まいてやるか、なんかヤバそうなところへ。
通り過ぎたところで待つ。なかなかこない。
心配になってくる。なんで僕が笹井さんの心配しないといけないんだ。
僕がまこうとしてこんなところ通ったからだな。しかたない。
もどると笹井さんが襲われている。くそっ。僕はなんて愚かなんだ。
殴りかかる。急襲作戦。
一発ははいったけれど、中学生と大人では勝負にならない。
ボコボコに。意識がなくなりそう。殺される。
意識がもどったら病院。
笹井さんが泣きながらあやまる。
ごめん。悪いのは僕なんだ。怖い思いさせてごめん。

笹井さんが好きって気づくのかな。

 ざっとですけれど、小説の中で一番というくらいに重要なエピソードですな。準備をしておいての、シュートです。ちょうど京極夏彦の新刊が出て、現実とうまくなじませることができましたよ。

放課後の教室で?

 殺したいと、思った。
 美しさを失うのを見たくない。見たくないだけではない、そんなことになってほしくない。
 だから、殺してしまおうと。今僕が殺したら、今だけの美しさは僕のものだ。命も体も僕のものだ。

 三原さんの首から流れ出た血は、白い肌をつたって体を赤く濡らしてゆく。
 綺麗だ。
 窓から差し込む月の明りに透けるみたいだ。

 ここも一番くらいに重要なエビソードで、三原さんを殺すところです。

 放課後の教室で? は1個前のエピソードですかね。三原さんの青春作戦で渡辺が抱きつかれるエピソード。

 メモがあるということは、すこし前に夜釣りで三原さんと会って仲良くなり、病気のことを知って殺すという流れが思いついていたのですな。書きはじめのときの謎がひとつ解決しています。

笹井さん未解決事件ファイルな本を読む?
亜衣さんの机の上にある。図書室から借りてきたようだ。
余計なことを。
殺人事件とか探偵するつもりなの?
もっとこう平和なやつにしてもらいたい。僕の殺人もほうっておいてほしいし。

 この部分は探偵倶楽部に発展させたのだったかな。メモしなくてもよいくらいのものですな。

夜釣りを再開。笹井さんと遭遇?
林間学校

 林間学校としか書いていませんな。書きながら考えたのですね。なんちゃっての事件を起せたし、崖から落ちてくれたし、なにより亜衣さんが殺人犯仲間だったというネタが大きかった。あと、このときの苦し紛れの渡辺は表情豊か設定が後半活用できてよかった。亜衣さんがなんとなく渡辺に気がありそうという理由づけもできたし、なんだかとってもお得な林間学校でした。

笹井さんの理想の殺され方。
頸動脈を切り裂かれるのもいいし、
心臓を突き刺されるのもいい。
一番はうしろから抱き締められる感じで
ナイフを高く掲げてから心臓に突き刺される。
笹井さん、現場押さえてた?

 ここらで基本に立ち返って、笹井さん気づいてる? ネタを思いついたのですな。笹井さん殺害シーンにもつながって、これまたお得なアイデア

菜摘総雪なつめそうせっ

 これはなんでもありません。ボツネタ。サイン会で使おうと思ったわけではないけれど、なんとなく夏目漱石の偽物みたいなペンネームを考えてメモっておいたのですな。なにに使えると思ったのか謎。

笹井さんの家に。なぜ? もう終わりちかくに配置。
お父さんが刑事。
どこかで会ったか?
三原さんのお葬式でしょ。となりの席だと言って出席させられてたから。
笹井さんの趣味がわかってしまう。
僕は拘束される。
拘束を壊し、押し倒す。
い、いいよ。目をつむる。
殺してくれっていうのかぁー!
首を手で包む。

笹井さんも殺したかも。

 

笹井さんは探偵じゃなかった。
僕に殺してほしいんだ。
ミステリーを読むのも謎解きを楽しんでいるのではない、被害者になった気分で読んでいる。

 最初と最後は思いつきやすいもので、これはかなり前の方で思いついていました。渡辺が本当に殺しをしていたのか、妄想だけだったのか決めかねていた時期ですね。笹井さんのお父さんと遭遇する流れにはならなかった。

 後半になってこのエピソードへたどり着くことがミッションになりました。どうやって笹井さんの家に渡辺を送り込んだらいいんだー! となりました。ツイッターでもつぶやいていましたな。笹井さんが道に倒れているというのは、笹井さんのキャラあっての荒業でしたけれど、それほど突飛ではなかったでしょ? 罠かもしれないとも言えたし。

学校を休む笹井さん。
笹井さんを殺したと心の中で言わせる。
風邪が治って? 学校にくる笹井さん。
殺してなかったか。
首に手をかけたあとの回想。

 笹井さんを殺してしまったかものあと渡辺は、自分が風邪をひいていました。おかげで幻の笹井さんが見えるネタをぶっこむことができました。行き当たりば、臨機応変、変幻自在ですな、わたくし。

 渡辺はクラスメイトが休むたびに殺した妄想をしていたというアイデアがあったのですけれど、三原さんも笹井さんもガッツリ殺害シーンを書いてしまったものだから、妄想にはしないことに決めました。一部妄想を残しましたけれど。三原さんの死体遺棄のところですな。

 雨の日に三原さんの死体が出るアイデアは、はじめの2話を書いたあたり、笹井さんと相々傘の話のところで思いついていました。どうして雨の日に死体が見つかるのかは決めていなかったのですけれど。アイデアは妄想で使いました。現実はなんでもない、たまたま雨の日に見つかっただけになりましたけれど。

告白
僕から先に告白させてくれ。
事件の告白。
笹井さん涙。
なんで笹井さんが泣くんだ。
わたしのこと嫌いだからそんなこと言うんでしょ。
嫌いもなにもない、いや好きだけど
でも僕は本当に人殺しなんだ。なぜ人殺しだと笹井さんのこと嫌いってことになるんだ。探偵だからか?

 バレンタインの前に告白を乗っ取ったところですな。ここも、笹井さん殺しと同じころにセットですな、思いつきました。

逆に渡辺の家に笹井さんがきてもよい。
家宅捜索かよ。

 ここはバレンタインとホワイトデーでどちらも空振りに終わりました。家宅捜索かよネタは、渡辺が準備しているところで思いついたことにしました。

桜の季節。
笹井さんの髪に花びら。気づいて髪に手をもってゆく。
うん? うまくとれん。風が吹いて髪をゆらし、花びらは翻って飛んでいった。
とれたよ。
うん。
めっちゃ恥ずかしいことしとるがな! 自分!!

 これは、終わりが見えてきたころ、バレンタインのあたりを書いているときだったかな、思いつきました。女子の髪についた花びらをとってあげる、キザったらしいことをしてしまったというエピソード。実際に書いたら、また殺したい気持ちが湧いてしまうということになりました。うん、そっちのほうがいい。

 最後ははじめにもどるをやりました。書きながらどこにオチをもっていくか探りながら、カッターが背中に刺さったところで、終れると思いましたよ。

 

 全体を書いてから見直し20回を課していたのですけれど、投稿しながら書き進めることになってしまって無理でした。

 アニメ「僕の心のヤバいやつ」を観て、ヤバいエピソードははじめの方だけで、ただのラブコメではないかという思いが、思いつきにつながったのでしょうね、今回の小説。スペシャルサンクス、「僕の心のヤバいやつ」です。

 ラブコメといいながらラブ成分はひかえめでした。わたくしだから仕方ない。三原さん編と亜衣さん編によって起伏ができて、まあまあ楽しめるお話になったんではないかと思いまする。15万文字もの長いお話に付き合ってくださった方たち、お疲れさまでした。わたくしも疲れました。

カクヨムまとめ2023(12月分)

 2024年ももう4日ですか、たしか昨日が12月31日だった気が。3日間意識を失っていたようです。そんなわけはない。

 2024年になってから23年のまとめをするというのも、乗り遅れ気味な気がしないでもありませんけれど、そういうシステムだから仕方ない。わたくしは他人の決めた年だの月だのにまどわされません。といいつつ毎月まとめをしていますけれどね。

 年末年始も通常運転なわたくしですけれど、今年はなんと、年越しそばを31日の夕食に食べました。九乃カナにあるまじき行為。

 スーパーに行ったらふだんではあり得ないほどのそばの品ぞろえになっていまして、ふむふむそばもよいものだなと言ってお気に入りのどん兵衛カップを手に取ったのですけれど、いつも売っとるやないかい、200円くらいです。カップ麺はすこしお高い。

 たいしてそばの生麺は3食入って200円しないくらい。断腸の想いで3食入りのそばを買ったのでした。貧乏が憎い。

 31日の夕食にそばを食べ、のこり2食、1月1日の昼に食べ、2日の夜食に食べてどうにか消費しました。年越しプラス新春そばとなりましたよ。これで年末までそばを食べなくても大丈夫です。

 そばの評価ですけれど、これがけっこううまかった。細切りでね、江戸っ子のわたくしの好みに合いました。とさ。

カクヨムコン参加中

 11月のまとめで書きましたけれど、フライングで11月から自主カクヨムコンを開始しました。12月にはいって本カクヨムコンにも参加していますよ。大切なPVですけれど、年末年始にぐぐっと増えまして、300%超えです(当社比)。昨日3日は10で、通常に戻りました。ザンネン。

 でもおかげでラブコメの週間ランキング1000位以内にはいりました。そんな通知がきました。たしか600位を超えていました。いや、662位、超えてなかった。

 カクヨムコンの規定10万文字以上は達成しました。まだ投稿は8万文字ですけれどね。10万文字以上書いてあります。あとは、期限内に完結ですか。これはちょっとヤバい。まだ書き終わってない!

笹井さんが終わらない?

 2話だけで終わると思っていた笹井さん、ちびちび書いて13万文字超えてしまいました。なんてこった。完結までには14万文字も超えそうです。

 ここからラストに向かっていくところ。ラストのあとにエピローグ的な部分がある。いつ書き終わるのか、何文字になるのか、誰も知らない。

 読んでくださる方には申し訳ない。長いの読むの大変ですよね。気づかないうちに読み終わっていて、気づいたらほかの小説読んでたってくらい面白いとよいのですけれどね。

 

最後に今年の抱負。今年も来年もない、通常どおり。これが抱負でございます。ばいばい!

カクヨムまとめ2023(11月分)

 もう12月ですかぁー、早いものですな。ってえっ、12月ももう14日だってー? ま、いっかー。なにもせずダラダラと今年を終えましょう。

 いや、カクヨムコンがあった! まだ笹井さんが最後まで書けていないぞ。と思ったら、いつのまにか9万4000文字も書けていました。

 あとすこしで10万文字、10万文字を超えればぶちっと切ってしまっても大丈夫ですかね。読んでくださっている方のことをなにも考えていないのか。読んで後悔したとならないようにはガンバらないとですね。ダラダラしながらガンバります。

 11月分、いまさらですけれど、カクヨム活動をまとめていきましょう。

くず籠、完結する

 2020年7月からはじまった「くず籠はいつでもあふれてる」ですけれど、これは第2弾でした。もう1回10万文字を超えてゴミ捨てしたあとです。

 はてなブログで公開済みの「幻のドーナツ」を投入して文字数を稼いだりしています。笹井さんをはじめてからは一気に文字数がふくらんで10万文字突破、笹井さんの第2章がはじまったところで完結となりました。タイミングのわるい終わり方でしたな。しゃーない。

 カクヨムコンはじまって、12月にもなったしということでくず籠は非公開に設定しました。あの名作たちがもう読めないかと思うと寂しいものです。みなさんの気持ちを代弁しておきました。

カクヨムコンに参戦する笹井さん

 笹井さんはちびちび書いて10万文字行きそうと思えたもので、カクヨムコンに参戦してみることにしました。大賞を獲ってやる! なんて気持ちはなく、読んでくれる人増えないかなーという志の低さです。

 11月分のまとめなのにカクヨムコン? はい、28日から自主的にカクヨムコンをはじめたのです。みんなでヨーイドンしたら気づいてもらえる可能性さがると思ってフライングです。

 問題は、まだ笹井さんが書きおわらないこと。94,000文字まできたのに、どうやって盛り上がるシーンまでもっていくのか、思いつきません。小説の中ではクリスマスのころなのですけれどね、盛り上げるには好都合なイベント。

 どうにかしますけれど。どうにかなるとも言える。むしろなるようにしかならない。

 笹井さん、すこしは面白いつもりだから、読んでない人は読んでねー。読んでくれている人は、愛してるぜー、これからもよろしく。よいお年を。

カクヨムまとめ2023(10月分)

 まだまだ忙しい、九乃カナです。ジャパンツアーと題して、4日間は北ですごしました。ジャパンで北といったら海道ですかね、ちがうかも。

 あと2日、ツアーはつづきます。つぎは南にもどります。南というと沖縄? ちがうかも。名古屋、大阪、広島、福岡くらいです、メタルのツアーが行われるのは。日本の市場に魅力がなくなり、東京だけとか、東京と大阪だけとかになりましたな。自民党のせいじゃー! 自民党はメタルの敵。

 小説の方はちびちび書いています。カクヨムコンに出せるほどのスピードで書いていませんから、スミでひっそり投稿します。すみっこ投稿。では、カクヨム活動をまとめていくぜ! アレしかないか。

笹井さんのアレ

 「笹井さんは気づいてる?」のみ、投稿しています。毎週月曜日にですな。はじめは2話分しかアイデアがなく、くず籠にポイしましたけれど、つづきが書きつづけられていまして、14話まで投稿しました。

 いま書きかけなのが20話です。まだまだつづけられそう、といいたいところですけれど、毎回ちょっと書いては考え、考えてはちょっと書きとやっていますから、書けなくなるかもしれません。そうしたらご容赦くだされ。わたしの青春返して! といわれても返せませぬ。もらった記憶がないからなっ!

 そんな笹井さん、くず籠をいっぱいにします。18話の段階でいっぱいになります。つづきは、笹井さんの独立記念日。くず籠がいっぱいになったから、今日は独立記念日。なんのこっちゃ。サラダをほめるクズ野郎とはさっさとわかれたほうがよいと思いまする。話がそれました。笹井さんは独立して、生れ変わります。

 タイトルを変えようかと思いましたけれど、いまのところそのまま笹井さん。これから気が変わる可能性はのこっています。

近況、頭の中

 笹井さんを書くのにひーひーゆうとる中で、別の小説のアイデアが生まれています。生まれるってことは、それなりのことをいたしたということか。小説にはそんなものあはありませんな。いたさずに生まれる、無性生殖や。

 「元アイドルはバイトが忙しい」というアイデアがあります。これはけっこうストーリーが思いついています。書くころには忘れるかもしれませんけれど。すこしはメモっています。元アイドルが地元の商店街でバイトしています。人手不足で、あちこち引っ張りだこ。忙しすぎて青春できないと言って引退したのに、アイドル時代くらい忙しくバイトをかけもちしています。商店街をまわしているのは元アイドルといっても過言ではない。そういう小説。面白いでしょ! おしつけがましい。

 じつはつい、本日のこと。あたらしいネタを思いつきました。こちらはどうにもならなそう。「ハードボイルド彼氏」。わたしの彼氏はハードボイルド(好き)。カッコがつくのは、本人は自分がハードボイルドだと思っているか、思いたいから。わたしからみたら、ハードボイルド好きなオジサンです。わたしはオジサン好き。わたしのプロフィールは思いついていないけれど、大学生以上の予定。会社員? わかりません、ストーリーができたら、その都合で決めますかね。

 まだストーリーはない。ハードボイルド彼氏というネタだけ。ストーリーかキャラのプロフィールのどちらかが思いつけば、もう一方も連動して思いつけそうなのですけれどね。いまのところダメです。

 笹井さんのつづきについて、もうすこし。今書いているところは、三原さん編です。三原さんがゾンビとなって中学に登校してくるって話ではありません。時間がさかのぼります。殺すとわかっているところで、三原さんを魅力的に書けたら、エモいのでは。エモいなんて言葉はじめてくらいに使いました。わたくしの辞書にエモいの文字はない。

 

 11月も忙しがりながら、笹井さんをちびちび書いたり、別の小説のネタを思いついたりすることでしょう。来月まで( ´Д`)ノ~バイバイ。