ショートストーリーまとめ(四月分)

 五月になりましたから、四月分のカクヨム投稿小説をまとめます。

四月に起きたこと

 「すれ違い、数学男子」を三月に書きまして、これは坂井令和(れいな)さんの影響で書いたのです。もうお友達と言ってよいと思っているのですけれど、野々ちえさんより「すれ違い、数学男子」と坂井令和(れいな)さんの「全てがアホになる」でコラボした小説が読みたいとコメントがありました。四月になるのを待って坂井さんにコラボ要請をしまして、実現しました。なかなか面白い企画だったのではないかと思います。

 三月にカクヨムの3周年記念イベントがありまして、参加作が大量に投稿されました。わたくしはイベントに参加せず、参加作を読んでレビューしまくりました。結果、いっぱいレビューしたで賞的なレースで8位になりました。

 事件です。なんと、カクヨムのトップページに表示される週間ランキング、ミステリー部門で「肖像I」が1位に輝きました。四五日キープしたのではないでしょうか。さらに、「桜花一片に願いを」は現代ドラマ部門で4位になりました。しゅごい。

 カクヨムのPVを集計してグラフにしました。

カクヨムPV(四月分)グラフ画像

カクヨムPV(四月分)

 「桜花一片に願いを」が一番PVが多くなりました。一気に1位に登りつめています。2位と3位は「また会いに来たよ」ホラーの第1話と「すれ違い、数学男子」の第1話です。「肖像I」は4位になっているピンクの線です。一度傾きがゆるくなってまた急上昇しています。

 自主企画とアホ、現代小説という、九乃カナの実力と関係ないところでPVが多いという結果。なんともいえん。

 今月はこれから書くとおり、現代小説に挑戦しました。わたくしの勝手に考えた現代小説ですけれど。つまり、現代アートや現代音楽の小説版はどんなもんかなという試み。「肖像I」も「桜花一片に願いを」も現代小説の試みでした。普通の小説ではランキングに載るほど評価されない九乃カナ。

過去まとめ

 カクヨムに投稿した小説のまとめです。2019年1月から投稿をはじめまして、過去分はこちらにまとめました。

 ショートストーリーまとめ(1,2月分)

 ショートストーリーまとめ(三月分)

シェアードワールド 

 三月からはじめたシェアードワールド「廃棄転生者人別帳」に、四月は3話分追加しました。

 廃棄転生者人別帳(小説トップ)

コラボ!

 すでに書きましたけれど、坂井令和(れいな)さんとコラボしました。

 すれ違い、数学男子(小説トップ)

 坂井令和(れいな)さん

 田中の下の名前、決まる (KAC10その2)(第2話、第3話がコラボ作)

誰にも理解されない小説に続編

 三月ですね、数学や物理の知識をふんだんに散りばめて誰にも理解してもらえない小説を書こうとしました。なんでそんなことをしようと思ったか知りませんけれど。「すれ違い、数学男子」もそのひとつでしたけれど、「『売買、賃貸、仲介、管理』ボイド宇宙不動産」はその第2弾でした。続編的なネタが思いつきましたから、ふたつ書きました。一応完結です。

 『売買、賃貸、仲介、管理』ボイド宇宙不動産(小説トップ)

自主企画

 四月も自主企画に参加しました。

 まず、一田和樹さんの「『言罠(ことな)』を題材にした書評小説」。ひとつ書くと、またネタが思いついてしまいます。いつものことです。みっつ書きましたというのか、思いつきました。最後のは、思ったようにいかず、失敗しました。でも、投稿してしまいました。恥を知りませんね。

 自主企画のページを見ないと、なんのことやらな小説です。

 

「同題異話SR -April- 『桜花一片に願いを』」にもふたつ書きました。

 先にも書きましたけれど、現代小説を目指して書きました。ひとつ目は、キャラの登場しない小説です。キャラがいなければストーリーもありません。風景描写だけと思ったのですけれど、風景を構成するもろもろについて仕組みにもどって書きだすということをしました。

 つまらないだろうし、こんなの小説ではないという人もいるだろうと思っていましたけれど、コメントやレビューをほかの小説より多くもらい、ランキングにも登場するほどの高評価をいただきましたよ。書く人たちばかりですから、こういうのも面白がってくれるようです。

現代小説の実験

 「桜花一片に願いを」はキャラの登場しない小説でした。つぎに、キャラはいるけれど、ストーリーがない小説を狙いました。時間が止まっている感じですね。どういう場面を書けば面白いか、とりあえず死体を転がしておけということで書いたのが「肖像I」です。

 ある一瞬を切り取った小説ですから、タイトルをそのイメージに合わせました。現代アートっぽさも出ているかと。

 犯人らしき人物を書いたところでオチとしても小説としてはよいのですけれど、ストーリーがないといいたいものですから、オチはいらない。カメラをずうっと遠くまでひいていって、最後は未来を透視するような雰囲気で終わらせました。

 「肖像I」はストーリーがなく、ある一瞬を切り取りましたけれど、こんどは描写のない小説というのも考えられます。モノローグだけの小説を目指したのが「青くもない地球の恋愛論(はまだない)」です。

 モノローグというとキャラの考えを書くことになりますけれど、面白そうなアイデアが思いつかず、「桜花一片に願いを ― エレベーターが三階をすぎるトキ ―」にゆるくつながるような話にして、意識にのぼったことを片っ端から書いてゆくという方法をとりました。なんちゃって意識の流れ手法です。

長編はじめました

 カクヨムのランキングでふたつも小説がランクインしましたから、九乃カナの時代がキテると思い、準備段階の長編を急遽投入しました。小説家とマーケティングの話になる予定です。三部作のつもりですけれど、まだ一部の5000文字しかできていないという。どうなることやら。タイトルはキャッチ―なんではないかと思っています。

無所属

 特になんということもない、思いついたから書いただけの小説。九乃カナにはメタラーのイメージがなかったというコメントをいくつか頂戴しました。みなさんの九乃カナのイメージはどんなものか聞いてみたいものです。

五月の予定

 いま異世界ものを書こうと思って異世界について勉強中です。ネタが思いついたから書こうと思っているのです。なかなかに盲点を突いた異世界ものになると思っていますけれど、どうなりますか。なんといってもメインストーリーが思いつかないものですから。

 異世界ものはすこしボリュームのある小説になりそうですから、カクヨムに投稿せずラノベの賞に応募しようかとかすかに考えています。書いてみてからですね。

 あと、長編をすこし進めたいし、お知り合いのカクヨムユーザーさんたちを巻き込んだ小説を途中まで書き進んでいます。

 ブログに載せている小説を推敲してカクヨムに投稿するのもありかもしれません。長編を書いている間投稿がないと忘れ去られてしまいますからね。