昨日は、自分の体験をもとにしたストーリーを書いたことがないと書きました。
今日はキャラクタの話を書きます。
キャラクタは基本的に、ストーリーに必要なことしか決めずに書きます。
書いている途中で必要になったときにキャラクタを追加することも多いです。
むしろ、書きはじめるときにはキャラクタほとんど決めていません。
「ペンギン」でいうと、ペンギンと飼育委員、芸大生をストーリーの必要上決めておいて、飼育員の先輩、課長、同期、受付の人、お亡くなりになる人、芸大生の友達は、書いている途中で必要になってでっち上げました。
面白いのは、必要になって登場させるとそのキャラクタの性格とか口調とかをもってあらわれます。
飼育員の先輩は工事現場のおっちゃん風だし、同期の女の子はサバサバした親分肌の女性だしって感じです。
さらには、ウサミミシリーズのサトミは、「黒猫」にも登場しますが、登場させるつもりがなかったのに、そのシーンを書いていたら勝手にあらわれて、はじめから特徴のある口調でしゃべっていました。生んだ覚えがないのに、娘ですと言って中学生があらわれたような、そんな気分です。
キャラクタってヘンですね。
登場までにストーリーを考えているから、ヘンなことが起きるのかもしれません。
出たとこ勝負で、書いている途中で追加してもけっこううまくいくものです。
逆に、ストーリーより先にキャラが決まっていた小説もあります。
ウサミミです。
ライトノベルを書いてみようとして考えはじめたのが、ウサミミです。
ヒロインのウサミミを考えているうちに、主人公の光司が必要になり、ふたりの間を行ったり来たりしながら設定を決めていきました。
ストーリーはあとから考えました。
6作分はエピソードの配分がむづかしいです。
まだ書き終わってないから、たいしたことはいえませんが。
4作分はエピソードがほぼ書き終わってます。
2作分もいくらか考えてあります。
あとは書くだけですけれど、シリーズものは賞に応募するのに向かないかと思い、保留中です。
ペンギンシリーズは、1作づつ独立性が高い小説になる予定なので、推敲したら賞に応募したいと思っています。適当な賞が見つかればいいですけれど。