オープン・プロット・プロジェクト 第2弾サンプル小説「OPP2 守護獣」をカクヨムに投稿しました

 カクヨムで勝手に進めている企画オープン・プロット・プロジェクトですけれど。第2弾サンプル小説として、「OPP2 守護獣」を投稿しました。案5 のプロットを小説にしたサンプルです。 

 案5 はプロットづくりもむづかしく、小説にするのもけっこう苦労しました。時代をすこし過去に設定し、おとぎの国もあり、妖精やら龍やら、妖怪やらを登場させましたから、想像力が酷使されました。

 メモがすこしありますから載せておきます。

ブコメファンタジー

にわか雨。
明るいのに雨がざーざー。
雨宿りしよう。
こっちだよ。
ちょっと待って。
それ誰?
え?
クラスメイトじゃん。
僕知らないよ、知らないやつだ。
お前誰?
いいから、行こう。
パートナーを呼び出す。
威嚇。
神隠し。
正体をあらわす。
がうっ。
牙を逃れて消える。

神隠しとオニ。取って食う。


おりに閉じ込められた誰かなにかを解放すると現実に案内してくれる。

子供向けっぽいプロットでホラー的なグロイ小説を書く。
第1弾と対照的に。

 書きだし部分と、全体の狙いみたいなことをメモっておいたようです。ラブコメファンタジーは、プロットづくりのときにメモったのでしょうね。ラブコメはやっていません。

  小説について、カクヨムの「オープン・プロット・プロジェクト」にも書きましたから、興味ありましたらのぞいてくださいな。

 自主企画第2弾はじめました - オープン・プロット・プロジェクト(ページへ直リンク)

同題異話SR「字句の海に沈む」をカクヨムに投稿しました

 同題異話SRですね。月初にお題が公開になりまして、お知り合いの方が参加していたり、主催者の方をツイッターでフォローしていたり、参加作についてのツイートがまわってきたりと、なかなか無視することはできない状況です。

 目に入ると頭が勝手に考えてしまうものです。すくなくともわたくしはそうです。

まず思いつき、すこし考えメモしたのがこちら。

ジークフリート
日本人がネーデルラントへやってきて、ジークと親しくなる。
ネーデルラントへはどうやっていくんだろ。
シルクロードを通って、途中から北上かな。つまり陸路。
海まできて、ジークと知り合うのか。
この海がジークの海。
王様だからね。
日本人は僧侶か、陰陽師

海に沈むは?
死んじゃうのかな。
なにかモノを沈める?

死なないなら帰るか、旅をつづけることになるか。
別れのとき、
お前の国の文字でジークってどう書くんだ?
字句。 

  ジークで字句というダジャレですな。ジークフリートというのは名前を知っていたわけですけれど、どういう人物かは知りません。便利な世の中ですからね、検索すればたいていのことは知ることができます。「ニーベルンゲンの歌」という伝説物語の主人公ですね。ネットで調べただけで、上のメモができました。

 物語についてなにも知りませんから、勉強しなくてはなりません。どういう時代なのか、日本は? どうやってネーデルラントへ? 物語のうちどのあたりにあたる? そんなことですね。ちくま文庫版を注文しまして、アマゾンですね、読みました。追加のメモです。

ジークフリートについて。
魔法の隠れ蓑タルンカッペ、名剣バルムンク
悪竜を倒す
魔力のこもった竜血を浴びて全身が甲羅のように硬くなり、いかなる武器も受け付けない不死身の体となる
背中に菩提樹の葉が一枚貼り付いていて血を浴びられず、この一点のみが弱点
ブルグント王グンターの妹クリームヒルトが奥さん。
兄グンターの奥さんブリュンヒルトとクリームヒルトはいがみあっている。

城の名前はクサンテン。

子供が生まれた。
グンターと名付ける。
ジークリンデは死んだ。
豊かな暮らしぶり。
ブルグント国から使者。
ジークフリートとクリームヒルトはブルグント国へ招待され出かける。
ジークムントも一緒。

暗殺

四年後、クリームヒルトはブルグント国にずっと残っている。 

 小説は、クリームヒルトと結婚してネーデルラント、本ではニーダーラントでしたから統一しました、 にもどってきて、子供がいる。このタイミングにしました。

 物語の舞台は5世紀とか6世紀とからしいのです。その時代、日本は五王時代みたい。卑弥呼のあとくらいです。中国に遣いをだしては青銅器なんかをもらってくる、そんな時代。主人公は倭国から中国に遣わされた人物にしよう、そこから逃げたことにすれば都合がよい、と考えが進みます。

 ちなみに朝鮮は三国が争っていた時代のようです。倭国も周囲の小国を征服しようとしていた。中国は南宋の終わり? よくわかりませんけれど、北は北方民族が入り乱れていた? そんなころですね。シルクロードを通ってヨーロッパへ抜けます。物語に上質な絹の産地なんて言って、アラブかもう少し東くらいの町がでてくるみたいですから、シルクロードはすでに商隊がゆききしていたのでしょう。

 旅人の名前、サダイエとしましたけれど。藤原定家からとりました。時代がちがいます。小説の時代、五王はみんな漢字一文字の名前みたいですね。そこはフィクションでサダイエとしました。ジーク、サダとあだ名で呼び合わせたいものですから、漢字二文字が都合がよかったのです。

 ジークフリートに漢字で名前どう書くかというセリフを吐かせなければなりません。うまい事自然に言わせたいものだと考えまして、詩のやりとりが思いつきました。字句という漢字と相性よさそうでしょう? 字句の海ですからね、海に行くことは初めから決まっていました。プロローグで岬の上に石碑があって、なんて考えていましたけれど、これはボツにしました。

 困ってしまったのは、ジークフリートのお城から海まで200キロくらいあるのです。ヨーロッパ、そんなに広かったっけ? オランダですよねネーデルラント。海なんかすぐそこだとタカをくくっておりました。で、王様と従者と、旅支度と、大騒ぎに。ということにしました。

 第2話が薄くてイマイチですね。それに全体的にもっとこってり書いた方が雰囲気でたんではないかと思います。

 世界の設定がよくわかりませんから、無理をせず物足りないくらいで妥協しておきました。

 勉強に時間がかかってこんなタイミングになりました。かつてないほどの労力を傾けましたけれど、どうでしょうね小説的に。楽しんでくださるとよいなあ。

カクヨムにて自主企画をはじめました

 オープン・プロット・プロジェクトですけれども。みっつのプロットとも完成としました。

 21日(金)より2週間の期間で「オープン・プロット・プロジェクト自主企画 第1弾」をはじめました。サンプルとして書いた「わたしたち、異世界パーティー」で応募しました。自分で募集しておいて、一番に応募するという。

 誰も応募者いないより、応募しやすいのではないかな。あと、坂井令和(れいな)さんがアホアホ番外編を書いて応募してくださいました。ありがたい。

 企画にあわない小説で応募がありました。見分けるために「OPP」のタグを小説につけてくださるようにお願いすることにしました。検索もできて便利ですよね。

 オープン・プロットを利用して小説を書いても自主企画に応募する義務はありませんけれど、そうすると見つけてもらいにくくなります。タグがあれば検索で見つけてもらえますから、よいことです。

 

 現在わたくしは、同題異話SRの「字句の海に沈む」に取り組んでいまして、本日日曜日のうちに書き終わるといいなと思っています。月曜日に見直しをして投稿してしまいたい。

 そのあと、オープン・プロット第5案に取りかかるつもりです。こちら、子供向けっぽいプロットに仕上がっていますけれど、残酷描写有りのどぎつい小説にしてやろうかと思っています。

 小説を書いている場合ではない、書きたくないといいながら、途切れることなく小説を書いている気がします。困ったことです。わたくしを止めて。

オープン・プロット・プロジェクト 第1弾サンプル小説「わたしたち、異世界パーティー」をカクヨムに投稿しました

 カクヨムにて勝手にはじめた企画、オープン・プロット・プロジェクト。

 オープン・プロット・プロジェクト(九乃カナ) - カクヨム

 案3と案6のプロットを完成としています。案6はラストを各自でと投げてしまいました。

 のこる案5はすこしづつ進めています。なかなかアイデアが浮かびません。むづかしい。ファンタジーってよくわかりません。

 そんな中、案3のプロットを利用した小説を書きました。カクヨムに投稿しましたよ。

 ミステリーのパートはアドリブで書きました。あまりミステリーになっていません。ラストはオリジナルにしました。プロットを作っている途中で思いつきましたけれど、プロットにいれられるネタではありませんから、自分用に取っておいたのです。

 自主企画について。21日(金)から2週間、案3のプロットを利用した小説を募集することにしました。3回自主企画を開催します。応募してくれる人がいるとよいのですけれど。

オープン・プロット・プロジェクト進捗。第1弾プロット完成

 カクヨムで進行中のオープン・プロット・プロジェクト。

 オープン・プロット・プロジェクト(九乃カナ) - カクヨム

第1弾として、第3案のプロットが完成しました。本当は第5案も並行して進めていましたから、同時に完成させられたらよかったのですけれど、完成までまだもう少しかかりそうです。

 プロットができたら、小説を書きましょう。そういう企画です。わたくしさっそく書きはじめました。第3案のプロットは、「わたしたち、呪われたパーティー」の続編のような内容ですから、つづきを書くみたいに気楽です。

 現在8000文字くらい書いて、旅パートが書き終わったくらいのところです。20000文字にはおさまるでしょう。タイの魔法使いに会って、魔法バトルがあって、あとはラストです。

 自主企画も開催する予定ですけれど、どのタイミングではじめたらいいか思案中です。一週くらいあけてスタートでよいですかね。ためしに「オープン・プロット・プロジェクト」に自主企画のページを作ってみてもよいかもしれません。

 「オープン・プロット・プロジェクト」関連のツイートはけっこうリツイートしてくれる人がいたりして、気にしてくれている人もいるみたいです。あとは、どれくらいの人が小説を書いてくれて、自主企画に参加してくれるかって問題ですけれど。やってみないことにはわかりませんね。

 わたくしの小説、30人から50人の読者がありますから、そのうちの何割かが参加してくださると期待します。3人かな、5人は期待しすぎ? そんな予測。

 

 来週は、第5案と第6案のプロットを進めて、第3案の小説を書いて見直しをして、週末に自主企画開催という予定。では、ごきげんよう

「ぼくたちの海」をカクヨムに投稿しました

 「オープン・プロット・プロジェクト」進行中ですよ!そんな中、詩のような、童話のような、でも教訓みたいなものはなく、という得体のしれないものをカクヨムに投稿しました。

 いつものことですけれど、昨日だったか、いや一昨日のことのようにも思えるのですけれど、朝意識を取り戻したときにアイデアが思いついていたのです。

 といってもアイデアの欠片みたいなもので、砂浜が塩でできているというもの。そこから考えはじめて、2000文字くらいのネタかな?と思いました。メモはこんな感じ。

 黒い空に太陽が照っている。白い渚がまぶしい。
 淡いブルーの海。足を濡らして遊ぶ。
 浜は塩でできている。
 海は塩分濃度が飽和状態。
 以前は海に浮かんですごした。
 アノマロカリス
 ぼくたちの海はちょっとした水たまりくらい。
 この地上にあとは、海溝といわれた深い溝になった海しか残っていない。
 夕方、最後の水が蒸発し白い塩だけがのこった。手ですくってもさらさらとしている。
 見渡す限りの塩の砂漠。
 ぼくたちは塩に体をうずめた。
 何万年かしたら、アノマロカリスみたいに化石として発見されることを夢見て。

  完成したものは669文字。ぜんぜん2000文字じゃないじゃん。アテにならないものですね、わたくしの文字数感覚なんて。

 考えを順番に追ってみますか。

 塩の砂浜。ということは海水が飽和状態となります。死海のような体がぷかぷかうくやつ。つぎに塩湖というやつですね、海が干上がってしまったもの。そこから、ぼくたちの海が干上がってしまうというイメージが湧きました。

 世界が終わるみたいな、そんなイメージもありますね。「青くもない地球の恋愛論(はまだない)」の世界。大気が薄くなって空が青くない世界。この世界を使おうと思いつきました。地上から海が消えてしまう。大気が薄いから蒸発して宇宙に逃げてしまうのですかね。

 読者にどんな順番で情報を開示してゆくかですね。そんなことを考えながら書きました。完成品をお読みください。

オープン・プロット・プロジェクトをはじめました

 オープン・ソース・ソフトウェアというものがあります。ソースコードを公開していて、みんなで開発、メンテしていこうというものです。

 小説版として考えたのが、オープン・プロット・ノベルです。プロットをオープンにして、みんなで作る。完成の暁には、みんなで小説を書く。オモシロそうではありません?

 思いついたら試せばよいのです。失敗したってたいしたことありません。というわけで、カクヨムにてはじめました。オープン・プロット・プロジェクト。

 小説の世界でも、同題異話といって、同じタイトルの小説を書こうという企画がありますし、シェアードワールドといって、設定を共有して小説を書こうというものもあります。

 一歩進めてプロットをシェアするのですね。

 ただし、シェアードワールド。あまり盛んとはいえません。わたくし一田和樹さんのシェアードワールドのいくつかに参加していますけれど、参加者はあまりいません。さみしいことです。設定をシェアしたら楽だと思うのですけれど。

 オープン・プロット・プロジェクトは、5月31日にはじめましたから、まだ1日しか経っていません。二名と1%の参加が見込まれています。1%というのは、99%見守るだけという野々ちえさんの参加分1%です。50人もの人がページを見てくださっているのですけれど、参加しようとか、提案しようという人は、二名と1%。さみしいものです。

 

 エンジニアの人は、ツールをタダで使わせてもらったり、勉強のための資料をタダで使わせてもらったりということがあります。それで、OSSプロジェクトに参加して恩返しみたいな部分もあるでしょうし、ブログを書いて恩返しみたいなところもあります。

 共有の文化があるのですね。

 小説の世界にはないのですかね。自分のアイデアは人には使わせたくないみたいな。いいじゃん、どうせロクなアイデアじゃないよといったら怒られそうですけれど、すでに進行中のプロット作成作業をちらっとみて感想を述べるなり、思いついたことをコメントするなりってことは、あまり損という気はしないのではないかと思うのですけれど。みなさん無料で小説公開しているのでしょうに。バカにされると思って委縮しているのですかね。

 わたくしには他人の考えなんてわかりませんけれど。みんなでわいわいやれたらいいなと希望しております。