長編小説「そんなに言うなら、私の小説売ってよ!」の連載をカクヨムにて開始しました

 カクヨムの週間ランキングで1位を得ました。「肖像I」です。なぜ?という気もしますけれど。1位になってしまえばこっちのものです。

 短編書きまくりましたから、そろそろ長編をカクヨムでスタートしてもよいかと思い、準備していたのですけれど、はじめのところで止まっています。全体は8万文字か10万文字か。1万文字くらいで1章にしようというところで、まだ5000文字しか書いていません。大丈夫なのか?
 主人公たちをどこかへ行かせたいのですけれど、どこへ行かせようか。いくつか候補はあるのですけれど、イマイチ決めかねています。
 とりあえず、ひと通り書いてから投稿をはじめようという腹づもりでいましたけれど、にわかに降ってわいた九乃ブーム。ブームではなくても、ともかくランキングにあがって九乃カナという文字が人目に触れるようになりましたからね。きっと一瞬だけですけれど。その一瞬を逃しちゃいかんと。
 戦略を変更し、長編のスタートとなりました。フレキシブル構造。期を見るに敏というやつですな。見切り発車。人生には見切り発車が必要なときもあります。んだんだ。

 まず概要というかコンセプト。

 小説×マーケティング
七乃ナナは素人小説家。カクヨムでも読者は少ない。
ミステリィ研究会の後輩、アジサシくんの非情な指導のもと
小説のマーケティングに取り組む。

 簡単すぎますか。ですよね。コンセプトですから。

 ブログで書いていた経済学的シリーズと、一田和樹さんの「投稿戦線異状なし」をネタにしようというところからスタートしています。読者の対象はカクヨムユーザーくらいの狭い範囲でしょうから、賞に出すよりカクヨムかなと。

 珍しく人物設定をつくろうとしましたけれど、脱線してアイデアのメモになりました。

 

ミステリィ研究会
年下の男の子、アジサシくん
学生時代は数学者って感じのイケてない男の子だった
外資系?経営コンサルファームに就職してスーツびしっ、髪もサッパリ、カッコいい。
やっぱり男の人ってスーツ着るとカッコいいよね
なんですかそれ。全然わかりません。こんな機能性のない服。着てるだけで体力奪われますよ。
でも、着てるんだ。
カネのために魂を売りました。アメリカって自由、服装なんて気にしないかと思ってたのに。
客が求めるとか言ってすっごいキッチリなんですよね。
そりゃ、ホテルマンとか見たらわかるでしょ。日本がキッチリを欧米から輸入したんだろうし。
文化的敗北ですね。

 グーグルのスプレッドシートカクヨムのPVを入力。
 毎日昼にやれっていわれる。

  それから、ネタの箇条書き。

 「そんなに言うなら、わたしの小説売ってよ!」のセリフではじまる。
ツイッター
仮説と検証

  第4話まではこんなところです。

 

 3部作にしようとしていて、第1部はカクヨム編という位置づけです。10万文字くらい書こうというのに、5000字でつまづいているという。先が思いやられます。

 小説の話ばかりではつまらないから、ふたりをいろんなところへ連れて行こうと目論んでいます。といっても、候補地はまだありません。仮説と検証のためというところはいくつかありますけれど。

 小説をお休みしたいとずっと言っていますから、長編はのんびり、ちびちび書くつもりです。つぎに投稿するのは第1部全体が書き終わってからでしょう。

「『売買、賃貸、仲介、管理』ボイド宇宙不動産」の最終話「 VTBカウンタースタッフ時代 」をカクヨムに投稿しました

 つづきを書くことになるとはねえ。ネタが思いつくとは予想しなかった。ラストのプロポーズのネタが最初に思いついたのだと記憶しています。

 で、出だしから考えて行った感じです。プロットに近いメモです。

 天の川銀河は高卒で旅行会社に就職している。
高校時代は地理苦手で嫌っていたのに。
仕事の様子とか書いたりして。
シャプレー超銀河団に行きたいというお客さんとか?
いいですねえ、大都会じゃないですか。

デートするのかな。マンネリ解消。
で、誘われる。
はじめてのラブホ。

回想?
高校の頃からつきあっているアンドロメダ銀河。
熱烈にアタックしてくれた。
卒業式の日に告白されたとか。
家ですることが多かったけど、あれからもうすぐ3年(人間にとって6億年)。
最近はちょっとマンネリ。

テレビをつけてみる。
銀河が衝突している。
いやん、はげしい。重力波がビンビンじゃない。
中心のブラックホールまで丸見え!楕円銀河M87ブラックホールの映像撮れた!
おとめ座銀河団
久々に燃えた。

ちょっとおしゃれなレストラン?
3周年。
就職が決まったとか。アンドロメダってなにか伝説が?
プロポーズ。
渦巻きのオリオン腕を引き寄せられる。
指にはめてもらう。
太陽のリング。
一緒に楕円銀河になろう。
目の高さにもちあげて眺める。
ちいさくて青いのがまわっていてかわいい。
地球だよ。

  プロポーズですからね、大人です。「高校時代」のネタを使いまわしている部分があります。地理苦手とお腹のダークマター。おいしい。

 ラブホのテレビのところは、もともとネタとしてあったのですけれど、重力波のところですね、ブラックホールのニュースがあったものですから、取り入れました。

 最近には珍しくオチが決まりまして、わたくしとしては満足です。

「「「「『言罠(ことな)』書評小説」書評小説」書評小説」書評小説」をカクヨムに投稿しました

 タイトルがもう。

 気を取り直して、一田和樹さんの自主企画「『言罠(ことな)』を題材にした書評小説(3千字まで)」参加作です。

 自主企画はこちら。

 『言罠(ことな)』を題材にした書評小説(3千字まで) - カクヨム


 わたくしの小説はこちら。

 「「「『言罠(ことな)』書評小説」書評小説」書評小説」書評小説(九乃カナ) - カクヨム

 あまり説明はいりませんね。以前に書いた「『言罠』書評小説」をネタにしました。この小説、カクヨム仲間の野々ちえさんから、ぐるぐる小説だとお褒め?いただきました。入浴後、体を拭いているときに閃いたのですね。

 はじめは同じやりとりを七回やったことにしようかと思ったのですけれど、タイトルをこういうことにしようと思いつきましたから三回にしました。これでもけっこうなタイトルですね。

 以前二回のやりとりは(略)としました。楽チン。新しく書いたところもほんのちょっとですし、すぐに書けました。

 野々ちえさんに出演いただかないといけませんから、ツイッターのダイレクトメッセージで出演依頼して快諾していただきました。

 書評小説というか、パロディに堕している気もしますけれど、思いついて面白いかと思ってしまったものですから、やってしまいました。

 最近のわたくし、アホ、エロ、メタ、実験とまともな小説から遠ざかってしまいました。もともとまともではなかったという説にもいくらかの信憑性がありますけれど。今後もまともな小説の予定は立っていません。

 あ、ありました。長編、小説家とマーケティングの話がありました。面白いアイデアが浮かばなくて止まっていますけれど。

実験的短編小説「肖像I」をカクヨムに投稿しました

 「桜花一片に願いを」につづき、わたくしの考える現代小説です。キャラなし小説でしたから、今度はストーリーなし小説。メモをどうぞ。

 ストーリーのない小説。

どうしたらストーリーのない小説が書けるか。
キャラはいてよい。
キャラのことだけを延々述べる?
容姿、どこにいるのか、そこはどういう場所なのか。
キャラなしは遠くから花びらにきたから、こんどはキャラからずーっと遠くへ?
どういう場面なら面白いか。
人を殺している?

キャラの体の部位、顔かたち、服装、姿勢、部屋に置ける位置、部屋、住居、街。

  メモをもとに1行目から書きはじめました。目の前の光景が映る眼球からですね。はじめは人物の意識とか感覚からです。

 2番目のブロックは服装など外見、それから姿勢。

 3番目のブロックで部屋の中を描写しています。死体がころがっていて、ほかにもうひとり。きっと犯人ですね。主人公らしき人物はそのせいで1番目のブロックのような反応をしていたわけです。ストーリーのない小説のつもりですけれど、ここからストーリーがはじまってしまいそうな気もします。

 4番目のブロックは部屋から外に出ます。同じ階、建物、街、たぶん関東平野と、ズームアウトして、最後はなんとなくのイメージ。はい、読者まかせです。

 通常の小説であれば、3番目のブロックで終わってもおかしくない、ストーリーを想像してくださいみたいな終わり方ですね。でも、ストーリーのない小説を狙っていますから、強引に読者を部屋から追い出してストーリーを考えさせないということが、この小説の重要なポイントであったなと思います。まずまずよくやったと評価します。

 「桜花一片に願いを」は、自主企画に参加しただけはあってアクセスが多く、みなさん割と評価してくださっているようです。リズムが魅力だとおっしゃる方が多いかもしれません。自転自転。でしょうか。そんな単純ではないか。

 リズム感がありませんし、小説のリズムと言われてもよくわかりませんけれど、気にして書いてみようかと思います。

 つぎのこの方面の小説は、モノローグだけの小説を考えています。

自主企画「同題異話SR 桜花一片に願いを」参加作をカクヨムに投稿しました

 まずですね、説明がいるの思うのです。

 現代アートや現代音楽というのがあります。いままでのアートや音楽を反省するわけです。アートとはなんぞや。音楽とはなんぞや。形がなくてもアートじゃん?コードなんて進行しなくても音楽だっしょ。

 そういうのって小説でもあるのですかね。わたくし、小説のこと詳しくありませんから知りません。試しにやってみようという。

 小説とはなんぞや。キャラなんてなくたって小説やないの?

 知りませんけれど。

 というところで、メモ。

 キャラのいない小説。
ストーリーはほしいか。
セリフっぽくないところを鍵カッコつけてセリフにするとか。

  はい、ストーリーはほしいかというのが。むづかしい。ストーリーって、誰かのストーリーでしょうねえ。その誰かがいなくてストーリーになるのか。いやはや。

 では、ボツにした書きかけも。

 秋、落葉広葉樹は紅葉し、山や町を賑わす。人間にとってはおいしい食材が豊富に手に入る季節。食欲をかきたてられもし、食欲を満たすことを可能ともする。
 食事をするということは、体内にエネルギーを摂取することである。生物は代謝する。分子レベルで見れば、ミトコンドリアATPを産生し細胞内で消費する。ATPを消費するとは、加水分解してエネルギーを得ているのだけれど、その取り出すエネルギーというのは、ATP加水分解後の生成物とのエネルギー準位の差である。より安定な物質、あるいは構造になるということ。
 人間は成長期、あるいは青年期、エネルギーを多く必要とし、歳を経るごとに必要量が減ってゆく。歳とともに摂取量を減らさなければ、蓄積されることとなり、メタボ。人生の悲哀となる。この時期、ひとりの人間にとって秋とも表現されることがある。

(ボツ)
 一年の季節が移り替わる様子を人生に例えることは頻繁に行われる。頻繁に行われると表現が定着し、陳腐化も起こったりして、人気がなくなってゆく。
 言語感覚の鈍い人ほどいつまでも陳腐な表現を使いつづける。表現は感覚的なものであり、身体につながってゆくからである。気持ちの悪い表現は、身体的にも不快を生じさせる。敏感な人は気持ちが悪いと言って使わなくなっても、鈍感な人は平気で使いつづける。
 ひとつづつと書く人にとって、「ひとつずつ」という文字列は気持ちが悪い。逆も同じかもしれない。「ひとつずつ」と書くくらいなら、ひとつひとつと書いた方がマシということになったりして。すると文字が長くなる。
(ここまでボツ)

  ここまでボツとありますけれど、全体をボツにしました。エッセイか、作者が主役か、そんな文章になりかけているなあと感じたのです。

 考え直しました。キャラのいない小説。ずっと風景描写だけの小説とか?でも、わたくし風景描写なんてほとんどしませんからねえ。せっかちだからノンビリ風景なんて気にしている場合ではないという書き方をいつもしています。

 それで、風景になるまえから書きだして、最後にちらっと風景みたいのがあって終わる小説になりました。

 セリフは、「ボイド宇宙不動産」の『おとめ座高校時代』のタイミングで。つまり、文の数をかぞえて、同じ文の数だけ地の文があって、同じ文の数だけセリフにしてということをやりました。全然セリフではないのに、セリフになっているという。わけわからなさが増しましたね。

 さて、これ現代小説と呼ぶべきものになっているのでしょうか。小説になっているのでしょうか。別のなにかになっているかもしれません。よくわかりませんねえ。読んでくださった方の意見を聞きたいものです。

カクヨム小説「すれ違い、数学男子」に『 【スピンオフ】あいつはライバル 』を追加しました

 「すれ違い、数学男子」のスピンオフでもあり、坂井玲奈さんの「全てがアホになる」のスピンオフでもある、そんな話です。前日譚という位置づけ。

 コラボの話し合いのときに、プロットを書いて坂井玲奈さんに提示しました。全体としては採用にならなかったのですけれど、一部コラボ作に取り入れられました。

 まず、概要。

ふたつのシリーズの前日譚。
遥と聡子の話。
聡子が俺に話しかけるまでのストーリー。
遥視点と聡子視点を入れ替えて。こまかく入れ替えるか、悪ふざけみたいに。
聡子は数学男子と遭遇する。
田中はどうやってからめよう。セフレではなかったんだよね。
いつでもやれるからあとまわしって感じでさらっと?

 これをもとにプロットを考えました。では、プロット。長いけれど。

 (高校時代)
(聡子視点)9(絵文字)九乃のキュウ
あいつはライバル。ではじめる。
男を誘うと、昨日遥とやりまくって、もう精子の在庫ないわって。
こういうことが多い。
別の男には、遥とやるからって言われる。
遥登場。
聡子視点の遥の描写。(金髪、濃い化粧)で、男を連れていってしまう。
くっそー、負けないんだからってなる。中学時代からの因縁である。

(遥視点)〇(絵文字)坂井玲奈さんのレイでゼロ
男とやる。やったあと?どこかかわったところがよいか。
体育倉庫とか?アダルト動画か。学校の外にしようか。
ラブホの描写とかして。
男がベッドに寝ている。
帰り支度をはじめる。
あんたにもう用はないとかいって、急がせる。
ラブホを出てひとりになる。ああ、スッキリって感じ。晴れ渡る空のように爽快。伸びをしたりして。
中学になってやりはじめるまでは大変だったとかいう、回想へのフリ?

(中学時代)
(遥視点)
はやくやりたい。オナニーの毎日。部屋中のでっぱったところはオナニーに利用して摩耗している。
で、高校生?大学生?オッサン?とやる。エッチうまそうだからとオッサンにするか。
公園のベンチにいるオッサンに声をかける。
「すみません。ちょっと手伝ってほしいんですけど」
で、草むらへ連れ込む。
「パンツの中に、虫がはいっちゃったみたいでぇ、取ってぇ」
スカートをもちあげる。

※フリだけして、オチを坂井玲奈さんのアホアホにまかせる。
(はじめてなのに気持ちよかった。
毎日やりたいのに、勘弁してくれって言われる。
ひとりではダメ。
ヤリマン人生のはじまり。髪を染め、化粧をして。)

(聡子視点)
中学時代はどんなだったんだろ。遥と同じことを書くか。
で、実際にやると、ひどい目に遭う。
部屋に連れ込まれ、縄で縛られ、アナルをなめられ、ローションつけて指でこねくりまわされ、挿入される。
はじめてなのにアナルセックス。とほほ。
女の体育の先生にやっぱり家に連れ込まれ、イッても許してくれない、頭おかしくなっちゃうっていってもダメ。女同士には果てがない。きっと、このとき頭がおかしくなって今アホなのだろう。
セックスって大変ってなる。普通のセックスもしたけどね。三度目の正直。
遥との因縁も書かなくちゃ。オナニーしているところを見つけちゃうとか。
遥は見られても気にしなくて、すごいとなるとか。
先を越されてたことを知ってショックとか。
悪く言う人も多いのに。気にしないタフさがすごい。
ライバルの誕生。

(高校時代)
(遥視点)
図書室へ向かう。
図書準備室が目的。もちろん、図書準備室でセックスをする。穴場なのだ。
相手は図書室で見繕えばよい。
おっと、ちょうど目の前に。
本をもっていない方の腕を取る。手を股間に押し当て、肘をキメる。逃がさない。
そのまま胸を腕に押し当てる。
「えっ?誰?腕痛い」
「ねえ、準備室にきて。あたし困ってるの」
「悪いけど、ほかの人に頼んでよ。松本幸夫『トポロジー入門』のつづきを早く読みたいんだ。読み終わったらこの田村一郎『トポロジー』を読むんだから。俺は忙しいんだよ」
「そんなイヂワル言わないでぇん。肛門が好きなら責めてあげるからん。ポロリしてあげるし。んん」※キャラちがう?
 手に股間を押しつける。ぐいぐいと。同時にキスを狙う。
「助けてー、襲われるー」
「襲っちゃうぞ」※キャラ
 腕を振り切られて、逃げられた。ちぇっ。

(聡子視点)
友達に頼まれて、図書委員をかわってあげることになった。
ヤリマンではないから、安心して仲良くできる。男を取りあわなくてよい。
げっ、遥。アホなのに、図書館になにしに。
やるために決まっていた。
男をつかまえ、腕に胸や股間を押しつける。
さすが、遥。有無を言わせない。あれで落ちない男はいないだろう。
予想に反して男は逃げた。サセ子怖いとつぶやいていた。
「遥、図書館でエッチなことしないで」
「うげぇ」※キャラちがう?
 遥は出て行った。
「あっ、図書館の本!」

(遥視点)
インフルをうつされる話。
生徒指導の先生は嫌いだ。お堅い。髪の色の話でずっとお説教された。
授業に出なくてよかったのは嬉しいけど。
国語の先生が授業を終わって廊下を歩いてくる。
ふらふらしてるな。先生のくせに。え?膝を折って、四つん這いになってしまった。
ズボンおろしてお尻丸出しにしてやろうか。
顔が赤くて、ぜーはー苦しそう。
季節外れの風邪か?
肩を貸して保健室へ。
ふたつのうちの一方のベッドへ寝かせる。
保険の先生はどうしたんだろ。
「先生、大丈夫?」
「大丈夫だから、授業に行け」
 行きたくない。ベッドに男がいるということは。ちょっと失礼。手をつっこむ。
「先生、音楽の先生とできてるよね」
「な、なにを。はうぅ」
「見ちゃったんだ。音楽室でやってるとこ」
 先生たちがきてしまったから、掃除道具入れに男と一緒に隠れていた。
 手のひらでこする。
「音楽の先生はどうだった?気持ちよかった?」
「そんな、よせ」
 膨らんできた。熱があるからあったかさが伝わってくる。入れたら気持ちよさそう。

(聡子視点)
夜裸でオナニーしていたせいか、風邪をひいたらしい。授業が休めると、勇んで保健室へ。親に迎えにきてもらうというと、担任から電話してもらうと言って保健室を出て行った。授業中だから電話で済ませられない?
だれかやってきたみたい。先生?大人の男と、生徒の女の子かな。カーテンが引いてあるから見えない。眠くなってきた。

(遥視点)
インフルで休んだ、はじめての登校。
「中絶したってホント?」
「ヤリマンなら普通でしょ?勲章みたいなものかな」
 ふふん。嘘だけど。インフルで休んでいただけ。悔しがってる悔しがってる。
「くっそー、あんたにはヤレないやつとやってやるー。ケバい女ダメってやつ、いっぱいいるんだからっ。そうだ!あの、数学の」
 すごい勢いで駆けだして教室を出て行った。あたしは手を振る。それであたしに勝てると思うなんて、変わった子。さーて、今日は誰にしようか。
 田中の噂を聞くかな。千人切りだって。いつでもやれそうだから、あとまわしでいいや。みたいな。
 で、本編につながる。

(聡子視点)
あの、数学の本もってっちゃって、貸出手続きしろって言いに行った。あの男なら、遥から逃げてたし。きっと遥悔しがるだろう。
どうやって落とそうか、考えながら走る。
遥とちがって、わたしは清楚系だから。きっといける。
とりあえず、遊ぼうって声をかけよう。
タイミングを見て胸を触らせてしまえば、向こうも男子高校生。すぐにその気になるだろう。もうやったも同然。みたいな。
教室にはいって、あ、いたってところで終わるか。

  プロットの段階でほとんどそのままですね。やればできる。保健室のシーンは、中絶のところを書く前置きみたいな位置づけです。

 アホアホシリーズのKAC10で遥がしゃべっていることがもとになっていますから、わたくしが考えることはあまりなかったとも言えます。

シェアードワールド「夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳」の「第6話 工場作業員 念戸勇翼」をカクヨムに投稿しました

 ぼちぼち追加している「廃棄転生者人別帳」。第6話です。

 廃棄転生者人別帳(九乃カナ) - カクヨム

 シェアードワールド「夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳」の設定はこちら。

 【シェアードワールド設定】夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳(一田和樹) - カクヨム

 メモはありません。短いものですからね。一度ラフにひと通り書きました。そのあと形を整え、たすところはたしてという方法。

 先に、出だしの部分を思いつきました。あてがわれた女の子が敵に殺されたというところです。

 すぐあとにオチが思いつきました。つまり、本当の主人公は人別帳の記録係だったという。逆振りみたいな。

 はじまりとオチが決まればラフに書けます。書いてから考えるほうが楽ですよね。書いてしまうとその部分はフィックスしてしまいがちですけれど。

 今回はなかなかの仕掛けなのではないかと評価しています。なんの仕掛けもないと読んでも面白くないと思いますから、それなりに頭を絞ります。今回はすぐに思いついたのですけれど。

 今日はみっつも小説を投稿しました。短いものですけれど。昨日は夜なべですよ。といっても、寝る前になってこの話を思いついて書きましたから、ほぼこの話のせいではありますけれど。