土日で4話づつ8話投稿し、本日第9話を投稿して完結しました。12000文字、ペースが速かったようです。第7話以降まだ誰も読んでいません。ツマラなくて第6話で読むのをやめているのかもしれませんけれど。
完結しましたから、小説を書いたときのお話を。
これは大人も子供もカクヨム甲子園参加作です。「失恋の対角線」につづいて2作目。テーマは「扉の向こうは不思議な世界」。このテーマが、クソです。編集者が考えたのですかね。
テーマがクソなものですから参加するつもりがなかったのですけれど、「失恋の対角線」を書いてしまい、「ネビラのトビラ調査」のネタも思いついてしまいました。
はじめの思いつきはコンセプトみたいなもので、こんな感じ。
扉調査官
扉の向こうが不思議な世界につながっていると危険
ひとつひとつ扉を開けてみて
その先がどうなっているか調べる
実はこちら側が不思議で、
最後現実につながると扉を塗りこめちゃう。
不思議系な小説。
ややコンセプト通りに仕上がったと思います。扉調査官という職業のつもりでいたのですね、コンセプト時点では。
調査官という仕事ではないことにしようか。
その世界に住んでいる人間はみんな扉の調査しかしない。
それが生きること。扉の調査にゆくときは白線に沿ってゆく。
新しい扉が出現したことはアリが教えてくれる。
アリは道を熟知していて、新しい道ができるとすぐわかる。
あたらしい扉ができても同じ。一本の木にみんな家を建てて暮らしているのかな。樹自体が家か。
その木から道が出ていて、道をふさぐように扉が立っている。
調査官たちは知らせがきて道具をもって出動するのかな。
扉のまわりはどうなってるのかな。
人が集まってる?
スマホで写真撮ってる?
そういう世界ではないのかな。
現実ではないからね。誰かが当たりを引くよね。
ボイドかな。どこに出現したら面白いかな。
世界がシンプル。どこにっていうのはあまり重要ではない。
つまり、屋外であり、道をふさぐ形で扉がある。
扉の向こうは開けないと分らない。
裏にまわりこめない。道がそちらにつながっていない。子供だね。扉調査官。
現実ではない世界を書くことにして、世界設定を考えています。まだ調査官です。タイトルも「扉調査官ネビラ」にしようと考えていました。
同僚がいるかな。
友達の同僚ボイドは扉を塗りこめたことがある。
でも、ほかの同僚ギャラックは信じてくれない。
嫌な世界ではないから、つらい思いをするわけではない。
単純に信じてもらえないだけ。
塗りこめた扉へ主人公を案内してくれたりして。
向こう側ではどうなっているのかな。
開かない扉がずっとある?ボイドが塗りこめた扉に案内してくれる。
道が途中で崩れている。
先の方で崩れかけの道が残っていて、塗りこめられた扉が見える。
扉も朽ちかけている。
道と扉はおなじ運命にある。
あたらしくできるときは一緒にできる。
塗りこめられて扉が朽ちてくると、道も崩れてくる。不思議な世界、人間の世界につながっている扉に当たる。
人間の世界は果てがない。
※人間界のどこに扉ができたことにするかな。
これが塗りこめなくちゃいけない扉だとわかる。
塗りこめなくちゃって準備しているときに扉が開く。
向こうから開けてきた。
大きな人間がこちらにやってくる。
ネビラは子供だから、大人が大きい人間に見える。
向こうに押しやって、自分も人間の世界へ。
(ボツかな)
扉を開けてはいけませんと説得しているうちに
扉が開かなくなる。
誰かが塗りこめちゃったんだね。
しばらくしたら扉が消えちゃう。
で、どうなる?
終わり方。
(ここまでボツ)
大きな人間のことは物語で知ってるとか。
ストーリーを考えはじめていますね。「最後現実につながると扉を塗りこめちゃう」というコンセプトがもとになっています。
書き出しとラストは早い段階で思いつくことが多いのですけれど、今回はラストがなかなか思いつきません。ボツネタがあったりして悩んでいます。
大人登場のアイデアで、絵本や物語で大人を知っていることにしました。この世界は子供しかいない設定なのですね。あんたらどうやって生まれたんだって疑問も浮かびますけれど、全体が精神世界のようなものですから、そういうものだと思って深堀していません。
※
扉を塗りこめないことにするとか。
ボイドと一緒に現実の世界へ行っちゃうとか?
もうひとりの、ボイドの言うことを疑っていたキャラ、ギャラックに
扉を塗りこめてもらうとか。
扉って言うのは人間関係の隠喩かな。
面白いやつになかなか会えない。
つまらない扉ばかり。
ひとつの部屋で、床や壁や天井の色が違うくらい。
しゃれた部屋はテーブルとイスがあったりして。
向こう側だけじゃなくて扉の自体の種類もある。変わった部屋の奥にまた扉があったりして。
仲間を紹介されるようなものか。当たりを引くと、自分自身が新しい世界に行ってしまう。
大人な人間に出会うってことか。ネビラの世界で生きたい。
ダメだよね。
ネビラが人間の世界へ?
いろいろ悩んでいますね。
考えつづけて、なんとなく完成形が見えてきました。ぱっと思いついたのではないのです、今回は。つまらないアイデアが茂った草むらに分け入って花が咲いている雑草を発見した、雑草だけどいいかみたいな感覚でした。
そうそう、途中で大人を中二病にしました。これは大人が登場する場面を書いているときに思いついたものですから、その場面を中二病的に書き直さなくてはいけなくて、でも中二病っぽいセリフがわからず苦労しました。
キャラはこんな感じ。
少年二人が主人公かな。
ネビラとボイド。
ギャラック。
ストラー。
異世界人:戸美多(トミタ)
子供は宇宙関連の用語をすこしいぢって決めました。ネビュラは星雲、ボイドは銀河がない空白地帯、ギャラクシーは銀河、大規模構造からストラクチャーです。異世界人は、扉だから戸という字を使おうと思って、中二病っぽく夜露四苦みたいな。中二病ではないか。
どうでしょうねえ。ほかにこんな雰囲気の小説で参加している人がいなければうれしいのですけれど。人と同じが嫌いなものですから。わたくしの書く小説としては異彩を放っているかもしれません。コメディタッチの小説が多いかなと自分では思っています。