異世界ファンタジー「突然の召喚魔法で失礼します。いま召喚よろしいでしょうか?」をカクヨムで連載開始、とっくにしていました

 本日8月20日ですけれど、16日から連載開始していまして、『第7話 そのパンツちょっと待った。なぜパンツをはこうとしている』まで公開になっています。

 ブログを書くのを忘れていましたね。

 

 はじまりはタイトルでした。思いついてしまったのですね。それで、こんなタイトルを思いついたとツイッターでつぶやきました。

 それで終わったと思っていましたのに。わたくしの頭は勝手に考えはじめてしまったのです。とうとう出だしを考えはじめましたから、書き出しました。第1話ですね。

 真面目に小説にすることを考えはじめます。

パーティーを探すだろう。
どういうやつ?
やっぱり誰にも相手されないようなポンコツかな。
このスバみたいになりそう。

 召喚士であることの必然性みたいなものもひねりださないといけません。

召喚師ってほかにどんな魔法使えるだろ。テイマーではないけど、前に召喚した小型のドラゴンとかつれてるとか?
どういう状況で召喚しようとするかな。
普通はどういうものを召喚できる?
なぜいつもひとり?
召喚するのに丁寧すぎていつも手間取るから、戦闘に使えない奴とか。手間取っている間にパーティー全滅。
それでパーティー組んでくれる人がいなくなる。
 誰もが逃げる。疫病神の扱い。
 ひとりでクエストに挑む。
 すぐにピンチに。
じゃあ、なんで冒険に出てモンスターにかこまれる?
なにかやむに已まれぬ事情がほしい。
とりあえず強くなりたいとか。なんで強くなりたいんだって話になるけれど。
実はお金持ちの家の子。だから丁寧な口調なんだね。

 ひとりでクエストっていうのはボツにして、パーティーメンバーが全滅ってことにしました。少し先、第9話あたりのネタが含まれていますから、こんなところで先へ進みましょう。

 ヒロインの設定と同時にストーリーを進める部分ですね。

ひどい目にあう状況をいっぱい考えないと。
・触手のモンスター(触手でやられちゃうけどノーカンってことにする)
取り込み中の状況も。
・憧れの先生の補習中
・歯医者の治療中
・告白中(これ最後とか。邪魔されて、フラれて異世界の女の子にやつあたり、そしたら現実にやってくるとか) 

  歯医者の治療中はボツになりました。

召喚請求がこなくなるとか。ありがちだけど魅力的。
短気を起して向こうから現実世界にやってくるとか。
取り混み中にピンチな場面をいれる。告白を失敗させてお前のせいだとかでもいいか?
 告白しようとしているところに召喚いいですか。
 こっちは告白しようとしてるんだよ!
 わたし、ひとりで心細くて。ごめんなさい。
 なにか、このせいでつぎのピンチにつながらないかな。

つぎのときもやっぱりピンチで、そしたら異世界からきてくれる。
宙に浮いて、髪が広がって。光を放っていてまぶしい。
そしたらストーリーが動き出すかな。
美少女だとわかったら、好きだとか言ったりして。
現実でのストーリーも広げる?
異世界に帰ろうとしているところに抱きついて一緒に異世界に行くとか。

主人公が異世界にきてから冒険がはじまりそうだけれど
主人公になにができる?

 このあたり、第4話から第7話くらいのプロットみたいなものになっています。告白失敗から不良になるところ。で、ピンチにヒロイン登場ですね。

 普通の高校生が異世界に行っても役に立たなそうです。ここから先は連載終了後にお話ししましょう。

 小説読んでくださいねー。

14000文字の短編「失恋の対角線」の連載を完結させました

 4回にわけて投稿しましたからね、4日で完結です。「失恋の対角線」が完結しましたよ。

 はじまりましたで書かなかったことも、完結してしまえばなんでも書ける。本作を書くことにしたキッカケは前回書きました。坂井令和(れいな)さんとのやりとりでした。

 「きのう失恋した」テーマで書くことにして、すぐにメモを書きました。

未来から過去を振り返っていることにするか。
なにかに打ち込んでいたことを懐かしむ。
本番でうまくいかなかった。
で、回想。
失恋したんだよっていう。
それちがうぞって親友が言って謎解きの回想。
主人公、そんなって言って。
オチは?相手の女の子の現在だろうね。 

  失恋を勘違いってことにする。未来から失恋を見るというアイデアでした。ありがち? ハッピーエンドになる可能性もありましたね。

人生をかけたことはうまくいかなかったけれど、恋はうまくいくとか。
うまくいくところを書くかわりに、
本番のあと、女の子がやってくる。ふたりになれるチャンスをうかがっていたんだね。
どうしたの、今日一番大事なときだったのに、いつもの君じゃなかったね。
緊張した?
ちがう。
昨日眠れなかったとか。
まあな。
やっぱり緊張してたんじゃ。だから眠れ
ちがうっつってんだろ。
じゃあどうしたっていうの。
失恋したんだよ。それだけ。
それだけって、なんでこんなタイミングで。
告白したわけじゃねえよ。彼氏がいることがわかっただけ。
分っちゃったんだから仕方ないだろ。
おれにはどうにもできない。 

 これは回想の部分。思いついたらとりあえず書くことにしています。まだどういう流れにするかは決まっていなかったと思います。この段階で第4話を書いたのだったかな。最初に第4話を書きました。

 第4話を書いている段階で骨組みができてきまして、失恋する高三時代のことを考えはじめます。主人公がなにかに打ち込んでいたことにすることは決まっていますけれど、具体的になにに打ち込んでいたかは決まっていません。ロケットづくりが優勢でした。

耳をすませば」みたいにファンタジーの場面をぶっこんだりして。
水泳の話にしたから、人魚が出てくるとか。
梅雨から書くかな。
梅雨があけて暑くて明るくてって感じで。
とうとう本番、主人公の人生がかかっている。
で、時間を飛ばす。
うまくいかなかったっぽい。またファンタジー
で、親友がなんであのときって話をする。ほとぼりが冷めたんだね。
偶然、前日(当日でもオッケー)好きな子が告白されてオッケーしたとか、
彼氏と一緒のところ見たとか。
失恋したんだよ。
お前。
とかいって。
親友が謎解き。
それ失恋じゃねえよって。

  この部分、水泳の話にしたとありますけれど、これはあとから追記しました。ファンタジーをぶっこむことを決め、いくつかの候補の中でファンタジーのネタが思いついたのが水泳だったのですね。水泳から人魚って思いつきやすい。普通すぎてつまらないかもしれませんけれど。第4話を書きながら考えをまとめました。

 この時点でもまだ失恋じゃなかったことにするアイデアがのこっていますけれど、ファンタジーを突っ込むことにしたころには謎解きとかハッピーエンドとかのアイデアは捨てていました。古いメモが残っていただけです。第4話を書き終えます。

 メモで書き出しのことを考えはじめていることがわかります。1行目が梅雨の話題でした。たぶん、第4話を書いたあと、1行目から書きはじめたのだったと思います。

 女の子の後輩。
テイに懐いている。
最後の練習日の前日。
後輩が彼氏と待ち合わせして帰るところをに出くわす。
お前ら付き合ってたんだ。
雨の日の筋トレ一緒にやってたら。
もったいない。
恋愛パワーを人生の糧としないでどうする。
恋愛だって燃え上がるだろう。
帰ってゆくふたり。
リンが登場する。
リンと付き合っている場面を後輩たちの後ろ姿に重ね合わせて
妄想に耽る。
どうしたのぼおっとして。
いや、なんでもない。
この場面をリンは失恋と勘違いするように書く。
明日は大会前日、最後の練習だ。

  書いている途中で先の方のネタが思いつくことがあります。メモに残しておきます。かなり具体的なメモですね。第3話の部分です。ここで妄想が出てきますから、ファンタジーぶっ込めるかなとあたりをつけました。

 第3話のファンタジーは、よいアイデアが思いつかなくて、しょぼいかなと思いましたけれど、完成品のようになりました。考えながら書きましたからメモがありません。

 全体としては、主人公がガラスの心臓の持ち主で、異性を意識しはじめ、告白を決意し、ちょっとしたことでくじけ、そのまま三年経って、でも、うまく彼女をつくれるほど成長していたというお話でした。

 裏を読んでケンとリンの話も考えるためのヒントを多く書きました。花火大会での言動があやしいですね。第3話で帰り際にリンがやってくるのもケンがからんでいます。かわいい後輩のチコが彼氏と一緒にいるところに出くわしたテイを目撃しています。のちにテイが失恋したと言っただけで引きさがっています。

 リンもテイと同じような人間だったのでしょうね。テイはチコが好きだったけど、チコに彼氏ができて失恋した。そういう誤解が生じた。

 で、三年経って本当のところを知る。このときもケンが裏で動いているっぽい。ケンはリンから相談をうけていたのかもしれません。

 そうそう、タイトルの対角線というのは、この辺のことにひっかけています。テイはリンと佐竹のことを誤解し、リンはテイとチコのことを誤解したというところです。

 ラストでテイに彼女ができていることがわかります。異性を好きになることを知りましたから、大学に行ってあたらしい人間関係ができ、出会いもあったということですね。リンのことはちょっとチクっと痛みますけれど、あまりダメージを受けません。

 もう大人ですね。

14000文字の短編「失恋の対角線」の連載をはじめました

 はじまりは坂井令和(れいな)さんであった。坂井令和(れいな)さんはカクヨム仲間で、コンテストによく応募しています。わたくしはカクヨムをそのようには利用していませんから、コンテストはスルーなのです。いつもなら。

あるいは、なにかの理由としてセリフで「きのう、失恋した」と言わせるとか。
失恋のシーンを飛ばしておいて、ラストに言わせたら面白いかもしれませんよ?

 なにかエッセイ的な文章で坂井令和(れいな)さんが、大人も子供も参加できる!  カクヨム甲子園の「きのう失恋した」テーマについて書いていて、わたくしがコメントした文章です。

 これに、坂井令和(れいな)さんが、九乃が書けと注文されまして、書かねばなるまいとなったわけです。

 まだ1話しか投稿していませんから書けることがあまりないのですけれど、先にラストの4話を思いつき、書きました。これはすんなり。

 でもまだ、はじまりも中間もアイデアがありません。

ずうっと、主人公の打ち込んできたものについて、書く。なにがいいだろ。スポーツか?
テニス?
なにか悪い事?
ロケットを飛ばすとか? 

  とだけ、メモに書いてしばらく放置です。ほかに並行して進めている小説があったのですね、複数。

 ちなみに、6月8日にファイルを作成していますから、2ヶ月くらいかかっています。

 でもまあ、時間をかけたけれどひと通り書いて見直しをして仕上げました。4回に分けて投稿しますけれど、4話目までできています。主人公は水泳部で部活をガンバってきたことにしました。

 水泳と言えば、「ラフ」であり「バタ足金魚」ですけれど、どれとも似ていないと思います。わたくしの独自性を出せているとよいのですけれど。

カクヨムまとめ(七月分)

 もう八月ですか。もっとゆっくり時間が流れてくれればよいのですけれど。

 月がかわりましたから先月のまとめなのですけれど、過去まとめは省くことにしました。というのも、古い小説は下書き状態にもどすことにしたからです。過去の小説読めませんから、まとめで紹介する意味がありません。

今月(八月)のことですけれど。PVインフレーション・フィーバー

 八月にはいってからのことですけれど、ニコ動で「ラーメンを中心にして」が宣伝されました。動画の上部にでる、ニュースなんかの一行広告欄ですね。

 クリックすると第1話に遷移しますから、よくわからずキャッチにダマされてクリックしてしまうと、はいPVいただきましたってなります。第1話のPVだけアホみたいに増えました。

 宣伝はこんな感じ。

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ニコ動で「ラーメンを中心にして」が宣伝されました

 ニコ動で宣伝の依頼をしたわけではなく、カクヨムとニコ動が連携しているからだそうですよ。カクヨムがお知らせしてくれてもよさそうなものですけれど。宣伝中やでーって。

 おそらく8月1日に宣伝がはじまって、48時間つづくそうですから、日付がかわるまでかな。どうせなら24時間ずれてはじまってくれたら、金土となってよりアクセスが増えたでしょうけれど。

 アクセスがふえたことに気づいたのは8月1日の昼間でした。800もPVがあるなんて言っていたら、夜には2000を超えていて、今朝は3000を超えていました。今は3500くらいでした。

 ニコ動からやってきた人たちですから、ハートをつけたりコメントをつけたりはできないのですね。しずかーにPVだけ増えるという。ちょっとホラー。

本題

 七月は、ほぼOPPに明け暮れた一ヶ月でした。自主企画を開催しましたし、サクラにするためにサンプル小説を書いたりということで。

 あとは同題異話SRに参加しましたね。218文字と超短編。詩のように少ない言葉でストーリー?を展開しました。あ、まあ同題異話SRの項で書けばよかったか。

OPP

 オープン・プロット・プロジェクト、略してOPPです。先月、いや、5月31日からはじめたイベントでした。結果、みっつのプロットを、アイデアの提案をもらいながら完成させ、オープンにしました。

  • 第3案:「わたしたち、呪われたパーティー」の設定で、続編的な話。
  • 第5案:三幕構成を意識した、おとぎの国へ迷い込むファンタジー
  • 第6案:ラーメン禁止法。

 第5案と第6案は、わたくしが手を出しそうにない題材でした。第5案は作りこみ過ぎないということもテーマにしていましたし、苦労しました。細部を詰めた方が話を思いつきやすいじゃないですか。第6案は、アイデアを提案してもらってすぐにバンバン話が広がってゆきました。みんなでアイデアを出そうという企画ですから、小出しにしましたけれど。

 やっぱり、エンディングは考えやすいのですね。アイデアの提案でエンディングに関するものが多かった印象です。わたくしも、小説を考えるとき、早い段階でエンディングと出だしが思いつきます。中間を考えるのがむづかしいのですね。

第3案

 「わたしたち、異世界パーティー」は先月の小説でした。坂井令和(れいな)さん、ふだんお付き合いのあるカクヨム仲間ですけれど、第3案で小説を書いてくださいました。

 第4話 呪パー(アホアホバージョン) - アホアホ番外編 - カクヨム

 これを読んで刺激されたのでしょうね、わたくしもアホアホなネタを思いついて書きました。坂井令和(れいな)さんの「全てがアホになる」のキャラをお借りし、「すれ違い、数学男子」のキャラで第3案プロットの小説を。

 わたしたち、アホ数学パーティー - カクヨム

第5案

 第5案プロットは、少年少女がおとぎの国へ迷い込むお話でした。ちょっと児童文学的な、ファンシーな印象です。わたくし天邪鬼ですから、グロい感じの小説にしてやろうと思って書いたのが、こちらです。

 太郎と千紗姉(OPP2 守護獣)(九乃カナ) - カクヨム

 タイトルはあとから変更したのですけれど、それでもゴミみたいなタイトルですね。わたくしのセンス。

 第5案プロットで小説を書いてくださった方もご紹介します。普段から交流のあるカクヨム仲間の野々ちえさん。

 ○お題9―ドラゴン/おとぎの国/秘密基地(OPP2)― - お題でつくる短編集 - カクヨム

 短編集の中のひとつです。ペラペラの子供の絵のようなドラゴンが愛らしく登場します。4000字弱で短いから、すきま時間でも読めます。

 逆に長編になりそうなのが、@zip7894 さんの小説。

 オープン・プロット・プロジェクト自主企画参加作品(仮) - カクヨム

 1ページ目にアウトラインがありますから、どうプロットを改変しているか勉強することができます。オープン・バージョンのプロットより丁寧な感じ。説明なしに前提としている部分に説明をつけるようにして改変しています。こちら連載中で2話まで公開中。タイトルも未定です。気長に完成を待ちましょう。

第6案

 わたくしが小説に手をつける前に @shibachu さんが連載をはじめました。わりとプロットに忠実っぽかったものですから、わたくしは変化球を狙いました。アベ首相と、蕎麦屋の筧と、流しのラーメン屋の真楼を中心として外側から攻める感じにしました。

 ラーメンを中心にして - カクヨム

 冒頭にも書いた通り、ニコ動で宣伝されましてPVがアホみたいに増えました。それ以前も、わたくしの小説にしては多く読まれていました。ラーメン禁止法という設定がキャッチ―なのですね。この設定のアイデアを提供してくださった高田丑歩さんの作。

 ラーメン禁止法 - カクヨム

 コメディ風味もありながら、カッコいい場面も散りばめられています。アクションもあったりしてね。

 自主企画の第1弾の段階で連載スタートしてくださった @shibachu さんの作。

 拉麺戦争 - カクヨム

 こちらは第3話まで公開になっています。連載中。プロットを丁寧に小説化してくださっていて、こりゃ長編コースじゃないかと思います。社会派といった堅い感じの雰囲気。

 わたくし、もうひとつ「ラーメン」で書いていたのでした。

 多世界宇宙を悲劇が見舞う-全宇宙が恋したラーメン- - カクヨム

 こちら、ラーメン禁止法の宇宙編です。なんのことかわからないって? ラーメンが宇宙に進出して宇宙人を亡ぼすというお話です。これでおわかりですね、アホな小説。

同題異話SR

 最後に同題異話SRですね。長く書きすぎて疲れてきました。

 夏思いが咲く - カクヨム

 これは218文字しかない超短編。言葉が少ないからって、すでに書いたことでした。

 主人公は梅雨です。ええ、あの雨を降らせる、じめじめして嫌われ者の季節の梅雨。ちょっとネガティブな梅雨が夏のことが大好き、でも直接会ったことはないという、アイドルに恋する乙女的な小説。意味わかりませんね、わたくしも意味わかりません。ですから、言葉がすくないのです。書きようがないじゃないですか! 誰に怒っているのかわかりませんけれど。

今月の九乃さんは

 大人でもカクヨム甲子園に出すつもりの、「きのう失恋した」テーマ小説を投稿します。ひと通り書きました。これ、結構本気で書きましたから、真面目に見直してから投稿します。マジック・リアリズムっぽいシーンをぶっこんでみました。気に入ってくれる人がいるとよいのですけれど。

 あと、「突然の召喚魔法で失礼します。いま召喚よろしいでしょうか?」というラノベですかね。こちら書いている途中です。軽い気持ちで書きはじめたのですけれど、長くなってしまって、いま17000文字あります。考えていたラストは、これだけ長くなってしまうとショボすぎるかもしれません。困りました。とりあえずもう少し書いてみます。

 あと、坂井令和(れいな)さんの注文? で乳首小説「国立野雪乳首研究所」というのをちょっと書きかけています。これ、発生学とか進化学とか調べながら書かないといけなくてツラい。なんでこんなのはじめてしまったのでしょう。思いついてしまったからですけれど。こちらはラストというか、オチだけ決まっていて、もう書いてあります。

 以上は八月中にカクヨムに投稿することでしょう。よろしくねっ。

同題異話SRとOPP3の参加作をカクヨムに投稿しました

 同題異話SR、7月のお題は「夏思いが咲く」でした。まだ7月ですけれど。わたくしが小説を投稿してしまえば過去になるのです。

 夏思いが咲く(九乃カナ) - カクヨム

 お題を見たとき、ネタが思いつきそうではない、今回はパスしようと考えました。しばらくして、梅雨を主人公? にして夏を思う小説というネタが思いつきました。中身は思いついていません。

 書くつもりがなかったもので、ツイッターでこんなネタを思いつきましたと書きました。誰か拾ってくれるかなと下心もありましたね、正直。でも、誰もひっかかりません。

 しばらくして中身が思いついたのです。どの部分だったか忘れましたけれど。それで、パラパラと書いてほぼ完成形になりました。

 あれ、完成とは思えない仕上がりですね。出てこなかったのです、ほかになにも。

 肉付けして2000文字くらいの小説になるかと期待したのですけれど。短すぎましたね。短いから読んだという方もいたかもしれません。ケガの功名といいますね。

 というわけで、メモとかありません。

 

 さてさて、OPP3です。第6案ラーメンのサンプル小説ですね。

 ラーメンを中心にして(九乃カナ) - カクヨム

 もとのアイデアが面白いのです。面白さを殺さずに小説にできているとよいのですけれど。

 こちらの『第6案 サンプル小説』というページにいろいろ書きましたから、そちらを読んでくだされ。

 プロットがありますからね、メモありません。とはいえ、プロットを斜めから書いたような小説ですから、書くときは考えながら書きました。

 

 自主企画の第2弾が本日いっぱいで終了しますけれど、野々ちえさんにつづいて @zip7894 さんが「オープン・プロット・プロジェクト自主企画参加作品(仮)」で参加してくださいました。

 オープン・プロット・プロジェクト自主企画参加作品(仮)(@zip7894) - カクヨム

 まだ途中なのですね。自主企画に間に合わせようとしてくださって、現状のままで参加となりました。

 プロットをふくらませて書いてくださるようです。九乃の手の届かなかったところを丁寧に書いてくださいます。楽しみですね。

 野々ちえさん、坂井令和(れいな)さんはカクヨム仲間と勝手に思っているほどの仲ですけれど、はじめましての方や普段それほどやりとりのない方までコメントをくださったりアイデアをくださったり、自主企画に応募してくださったりしました。大盛況というほどでもないけれど、九乃のイベントにしては大成功です。

 まだOPPもうすこしつづきます。お付き合いくだされ。

ショートストーリーまとめ(六月分)

過去まとめ

 過去分はこちらにまとめました。

 ショートストーリーまとめ(1,2月分)

 ショートストーリーまとめ(三月分)

 ショートストーリーまとめ(四月分)

 ショートストーリーまとめ(五月分)

六月に起きたこと

 起きたというか、起こしたというか、起こしつつあったのですけれど、オープン・プロット・プロジェクトの六月でした。

 開始は五月の終わりでしたけれど、おもに六月にプロジェクトを進めました。現在進行中です。

  • プロットのアイデア募集
  • プロット作成
  • サンプル小説
  • 自主企画

 プロットは、幸いなことにアイデアの提案があり、みっつ作成することができました。

  • 第3案:サンプル小説、自主企画
  • 第5案:サンプル小説、自主企画開催中

 オープン・プロット・プロジェクト自主企画 第1弾 - カクヨム

 オープン・プロット・プロジェクト自主企画 第2弾 - カクヨム

 今度は第6案のサンプル小説を書きます。第5案については7月に入ってからでした。まとめを書くのが後手に回りましたから。

 オープン・プロット・プロジェクトですけれど、ツイッターリツイートしてくださったり、カクヨムのページを見てくださったり、いま確認したらページによっては200を超えるPVがあった、わたくしの企画にしては注目度が高いと思うのです。

 けれど、悲しいことに小説を書いてくださる方どころか、OPP参加作を読んでくださる方があまりいません。プロットみてつまらないと思うのでしょうかね。よくわかりません。

 プロットの作り方をしりたいということかもしれません。第一歩のページへのアクセスが一番多いということは。

 つぎはプロットの作り方を練習できる企画を考えないとけないかもしれません。

 おっと、長くなりました。今月カクヨムに投稿した小説をご紹介します。

同題異話SR

 今月もつい書いてしまいました。しかも苦戦しました。タイトルは「字句の海に沈む」でした。

 なにを苦戦したかといいますと、ってもうブログの記事を書いたのでそちらを見てくだされ。

 同題異話SR「字句の海に沈む」をカクヨムに投稿しました

 本を買って読んで勉強したうえで書きましたよ。

 10人くらいしか読んでくれていませんけれど。投稿するのが遅かったからなのですかね。

 字句の海に沈む(九乃カナ) - カクヨム

OPP

 オープン・プロット・プロジェクトのサンプルとして小説を書きました。第3案のプロットをもとにした「わたしたち、異世界パーティー」です。

 「わたしたち、呪われたパーティー」の続編として書きましたよ。案3のスタートが続編的な小説というものであしたから、素直にプロット通りに書きました。

 「呪パー」(カクヨム仲間の坂井令和(れいな)さんが略してくださいました)はオチまでできるだけ真面目に書いていましたけれど、今回ははじめからコメディーで書きはじめました。プロットできてるし、楽チン。ラストも書きはじめる前から思いついていました。

 わたしたち、異世界パーティー(九乃カナ) - カクヨム

非公開

 小説がたまりましたから、かなりの量を非公開にして削りました。読まれるでもなし、だらだら公開してもスペースがジャマです。

 今後、書いてゆく小説の方向性が出てきたら、その方向性に沿ったものだけ公開するという方針をとろうと考えています。

 

柳井政和「レトロゲームファクトリー」(新潮文庫)はハードボイルドである

きっかけ

 作者の柳井政和のことは一田和樹さんの関連で知ったのだと思います。こまかいきっかけを忘れました。
 お知り合いというほどでもないのですけれど、ツイッターでフォローしてもらいましたから、お知り合い一歩手前といったところです。応援のために「レトロゲーム」を購入しました。たしか、リアル書店で。
 買うと安心してしまうものです。ツン読の山に載せました。
 カクヨムで「ハッピー・ハッキング・ハイスクール」という小説が公開されていて、そちらを先に読みました。コストかけている方に先に手をつければよいのに、人間というのは不合理な生き物です。

 

帯の文句がダメ

 「レトロゲーム」です。表紙はアニメチックでポップですね。新潮文庫と言っても nex というブランドで、これはラノベに近い分野のブランドです。ラノベが人気だと言うので新ブランドで新セグメントに進出したわけです。
 帯が、いただけません。
 「本格お仕事小説」とあります。お仕事小説の読者層にレトロゲームはアピールしないのでは? どのくらいのマーケット規模があるか調べたのでしょうか。お仕事小説と言われても、お仕事小説というのを読んだことがないからよくわかりませんけれど。
 わたくしは中学入学と同時にゲームを卒業しました。現在もまったく興味がありません。「レトロゲーム」は、お知り合いに近い人の本だから手にしたにすぎません。でも、読んだら楽しめました。
 それから、「下請け vs. 大手」と大きく書いてありますけれど、それはむしろサブストーリーです。メインは、謎のゲームクリエイターを追うハードボイルド、ミステリーです。それに、実際は会社同士の争いではありません、個人的な確執ですから、下請け対大手という図式は当てはまらないと考えます。

 

ストーリー

 主人公は昔のゲームをスマホなど今あるハードでプレイできるように移植する仕事をしています。ゲーム会社の依頼から仕事がはじまります。
 依頼されたゲームの権利をもっているのが謎のゲームクリエイター。その移植する許諾を取るというのがメインのストーリー。
 謎のゲームクリエイターは業界から姿を消しています。まず人探しですね。それから、依頼されたゲームの海賊版を配布している人物がいる。これやめさせないといけない。
 謎のゲームクリエイターが業界から姿を消すにあたっての物語があります。居所をつきとめたあとも問題山積。
 親と子、自分のやっていることの意義、自問。そういった普遍的人間ドラマがあります。

 作者が「レトロゲーム」の企画開始以前から発売まで自らカクヨムに書いています。

 

感想:ハードボイルドである

 どのエピソードもレトロゲームの移植の話というより、人探し、謎解き、説得、そういう話なのですね。ハードボイルドですよ。ハードボイルドとして面白い小説。

 つまり、お仕事小説の読者でレトロゲームに興味ある人向けの小説なんて極狭く考えるのは小説の評価を誤っていると言わねばなりません。
 売り方を間違っています。
 この小説が売れているのかいないのか知りませんけれど、売り方というかポジショニングをかえればもっと売れる可能性があると思います。編集者がポンコツなのでは。このままでは小説が不幸です。