短編小説「わたしたち、呪われたパーティー」の連載がカクヨムではじまってます

 ブログを書いていなかった。
 カクヨムで10000文字の短編を連載形式で投稿はじめました。1話最大2000文字くらいの全8話です。今日第3話を公開しました。

 

 異世界ファンタジーのネタがありまして、これは長編にしようと考えているのですけれど、世界設定がむづかしいのですね、異世界ファンタジー。どういう世界か、大ざっぱには決まっていましたけれど、こまかいところを考えようとするとむづかしい。

 そんなある朝のことでした、昔話みたいですけれど、頭をノックしてアイデアが訪れました。ようこそ。それが異世界ファンタジーの短編のアイデアなのでした。
 長編はアイデアだけ出して、書くとしたら来年にするつもりです。短編のアイデアがあるなら、異世界ファンタジーの世界設定で試しに書いてみたらよいと思ったのです。書いてみるとよりよく理解できます。
 やってきたアイデアさんは、オチです。つまり、オチにゆくまでのすべてをひねり出さなければなりません。といっても短編ですから、世界設定を紹介しながら書いてゆけば、そこそこ小説になるだろうと踏みました。というわけで、オチだけメモにしましたけれど、あとは出たとこ勝負で書きはじめました。すべて公開になったら、メモも公開します。
 ひと通り書いて8000文字くらいでした。短編にしては長めです。
 ラノベ風に仕上げるつもりですから、女の子の描写を充実させないといけません。いけなくはないのですけれど。ラノベによせるためです。
 文章もラノベ風、誰でも読めるように。調べたら、異世界ファンタジーラノベで、ヤマグチノボルゼロの使い魔」がおススメらしかったものですから、古本でいいかということで調達し、読み、見比べて文章を近づけました。あまり近くないかもしれません。
 説明なしで世界設定を描いている部分に説明を加えるようにしました。全部はうまくゆきませんけれど、まあまあではないかと。
 そうしたら11000文字になりました。増えましたね。今回は連載形式にしてチビチビ公開することにしましたから、長めでもよしとしました。
 毎日1話公開して、第7話と第8話はいっぺんに公開します。オチとエピローグですからね、すっと終わりたいものです。

ブログ活用作戦。「いちごショート、倒れる」編

 「いちごショート、倒れる」をカクヨムに投稿しました。

 いちごショート、倒れる(九乃カナ) - カクヨム

 ブログでは推敲していない、ひと通り書いたままを載せていました。推敲してカクヨムへということにして、しばらくカクヨムにあたらしい小説を投稿しないという魂胆。

 それからもうひとつ。ブログを活用したいのです。コメントほしい。カクヨムではコメントをくれる人もいますから、ブログに誘導してブログにコメントをもらおうという魂胆です。

 「いちごショート」のシリーズは謎解きをしないミステリーですから、トリックわからないとか、わかったもんねーとか、コメントをもらいやすいかと思うのです。

 カクヨムからブログへ誘導するとともに、カクヨムにもらったコメントを転載させてもらおうかと考えています。というわけで、下にコメント転載欄を作っておきます。

 

 まだ、トリックわかったと自信をお持ちの方はいないようです。登場人物はひとりですから、犯人はわかりきっています。銃弾をどうやって発射したのかが謎という設定です。ヒントしか書いていませんから、すべてを使うと解けるつもりです。 

 実際にはどれほどの威力になるかという問題はありますけれど。そのせいで正解にたどりつけていないだけかもしれません。その場合、作者のミスです。

 

(追記)

 コメント終わりの番号は九乃によります。話数ですね。どの話数のコメントかを示しています。

  ちなみに現在、投稿からやや一日経過して5月13日昼前なのですけれど、ひとりも終わりまで読んでくださっていません。17000文字長い?こちらへ転載するようなコメントもありません。

 まだ一日。失敗と判断するには早すぎます。

(追記2)

 推理をコメントしてくださる方があらわれました。うれしい。坂井令和(れいな)さんと天橋 宰さん。ありがとうございます。

 

カクヨムのコメント》

 坂井令和(れいな)

 ミステリ的にはこの氷が使われるのか!?(6)

 3Dプリンターで、氷の銃を作る。撃ったあと、銃は溶けてなくなる。不可能ですよねw深くは考えてません(9)

 犯行はお盆持ってくとき。凶器、ケーキの中に隠した。なんとなくで言ってるので意味不明。(10)

 

天橋 宰

 3Dプリンターで出した型で作った氷の銃を使ったのではないかと思いました。火薬の代わりになるものはドライアイスですかね?もしくはそれに近い氷。作中に不純物云々のこだわった氷がありましたが、それですかね?ドライアイスは気体になると750倍に膨張するらしいので、中々の爆発力ではないかと。気体にする方法は紅茶かとも思いましたが流石に無理があるので、マッチですかね?
 紅茶でもいけるのかもしれませんが。
 爆音をかき消すために大きな音を出しつつマッチでいちごを刺しマッチごと飲み込む。イチゴショート倒れる。

 

月葉蘭

殺された「お嬢様(B)」と、生き残った「メイドの少女(A)」。
この2人、実は入れ替わっていて、本当は(A)が「お嬢様」、(B)が「メイドの少女」だったのです。

(A)と(B)の2人は従妹同士で仲が良く、容姿も似ていたので、よく入れ替わって遊んでいました。

ところが、何不自由なく暮らしていると思われる「お嬢様(A)」は、実は監禁という虐待を受けていたのです。

何とかして虐待から逃れたいと望んだ「お嬢様(A)」は、自分が自由になる為の計画を考えます。

それは、「メイドの少女(B)」と入れ替わり、「お嬢様」役になった相手(B)を殺害すること。
そうすれば、自分自身は「メイドの少女(A)」として、身も心も自由になれると。

凶器は炭酸製造機と恒温器から作った氷。
3Dプリンターで弾丸の型を作成し、その型で氷の弾丸を製作。
それを炭酸製造機のノズルにこめて、相手を打ち抜いたのではないでしょうか。

音がしないよう、わざとつまずいて大音量を出して。

生き残った「メイドの少女(A)」が、お嬢様言葉を使うところや、ショートケーキの苺を先に食べるところからみても、入れ替わっているのは間違いないと思いますが……。(12)

 《九乃からの返信》

坂井令和(れいな)さん、天橋 宰さんのコメントについて。

 氷、使います。3Dプリンターで型を作り、型で強度の高い氷を作ります。

 氷は使用後溶かします。どうやってすばやく溶かすかという問題もありますけれど。

 音に関しては、小説内にヒントの記述があります。

 

月葉蘭さんのコメントについて。

 音に関して、推理してくださってます。

 入れ替わりは、読者サービスみたいなものとしていれました。入れ替わりに関しても推理してくださってますね。特に説明が素晴らしい。裏設定的なもので、読者の方が自由に想像してくださってよい部分ですけれど、わたくしの想定した背景的ストーリーに酷似しています。小説を書く人ならではかもしれません。

 閉じ込めている側としては、虐待という認識はなかったとわたくしは思っていて、メイドの子の両親が亡くなったことに過剰反応しているものと想像して書きました。亡くなった原因を想像しないといけませんけれど。なにかあったくらいで。

 

 銃弾を発射するための推進力は、お三方それぞれバラバラな推理ですね。わたくしのご都合主義が行き過ぎたのかもしれません。必然性ありませんしね。いつかわたくしと同じ考えの方があらわれるのでしょうか。

「廃棄転生者人別帳」の「第7話 バカップル 牧剛志、朱里鮎美」をカクヨムに投稿しました

 こちらは自主企画ではないけれど、シェアードワールドです。期限がありませんからだらだらと書きつづけています。設定はこちら。

 【シェアードワールド設定】夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳(一田和樹) - カクヨム

 「第1話 服部健吾」の話で書けなかったオチを、とうとう書きました。キャラふたりをパーティーということにして1話にぶっこむという思いつきのおかげで書けました。ひとりづつ書くとなるとキビシイわけです。
 オチを書けばいいわけですから、簡単です。すぐに書きはじめました。メモなしです。700文字で書けてしまいました。ちょろいものです。
 あとは夢と希望を失って廃棄になるエピソード。付き合いはじめてラブラブなふたりでしたから、しばらくのんびり過ごすという、いままでにも書いたような展開。
 モンスターとか考えるのメンドウですからね、ダンジョン攻略ということにしました。パーティーだから強いってことで。
 話の流れがそれていってバカップルになり、特に流れを事前に決めていなかったのですけれど、ヘンな方向に行きましたね。第1話とのギャップが大きくなってよかったのでは。

 これで、第1話のオチも頭から出て行ってくれます。そうだ、フォーマットを合わせるまえの元ネタを載せておきます。長いから読まなくても大丈夫でしょう。2000文字。

 「ケンゴなんて嫌いって言って。
 鮎美のやつ、その場に男を呼んでいたんです。それで腕組んで去って行きました」
「それだけ?」
「それで、家に帰って泣いて。時間の感覚がなくなって。三日か四日か、泣いて寝て泣いて寝てを繰り返して」
「ああ、それで自殺したか」
「まあ、そうです。で、転生して今に至ると」
「うわー、まじか。失恋で死ぬ奴なんてはじめてだわ。繊細過ぎだろ。現実の世界でそんなやつがいるとはねえ。あ、わりいわりい。ここ異世界だっけ」
 ケンロクの奴の肩をバシバシ叩いて親密感をアピール。ケンゴだったから、転生してケンロクとか、真面目なんだか、不真面目なんだかわからない。でも、本当にケンゴだったとは。ジュリアはすげえ目をしてる。肩をとなりにいるジュリアの肩に当てて見かわす。
「そんなんで夢と希望はどうなってんだよ、大丈夫か?」
「それは、すこしはあります。なくなったら生きていけないじゃないですか」
「処分されちまうからな」
 凄みを効かせる。焼き鳥を頬張り、咀嚼して飲み下す。で、ビールだ。いや、ビールと同じものかどうかは知らない。異世界だから。だが、そんなことは気しない。ビールだと思って飲めばビールだ。
「お前さ、神経が繊細過ぎんだよ。クラスで笑ってる奴いたら、自分のこと笑ってるんだって勘違いするタイプじゃねえの?自意識過剰な。誰もお前に敵意なんてもってねえよ。むしろ眼中にねえってのに、勝手に笑われた気になって、悲劇のヒロイン気取っちゃう。あ、ヒロインじゃねえか。
 いいこと思いついた。小説家にでもなれよ。あのうじうじした感じの日本の私小説ってやつ書いたら売れるんじゃねえの。ほら、あったろ。俺はみんなとちがって感性が鋭いんだけど、それを隠してピエロを演じていました。いまは小説家ですみたいな。堕落論だったか?」
人間失格、太宰でしょ」
「詳しいな、やっぱ小説が向いてるよ。すくなくとも勇者なんて柄じゃねえ」
 ちょっと強引だったか。まあ、強引に言いくるめれば、つい従っちまうような人間だろ。ビールをぐいっと豪快にあおる。この一口で飲み終わる。
 ぷはあ。
「それにしてもな。お前、そのアユミって女、本気で嫌いなんて言ってないだろ」
「いや、言ったんですよ。オレのこと見て、真面目な目でした」
「だって、三年か?そんなに付き合ってて、急に男つくらねえだろ。ケンカしたわけでもねえのに。
 行間を読まなくちゃいけねえんだ、女の言うことはな。女は言いたいことをストレートに言ったりしねえもんだから」
「じゃあ、どう説明するんですか」
「男を呼んでたんだろ?そりゃ演出が効きすぎてる。新しい男をわざわざ見せつけるなんてメンドクセえことはしねえよ。おかしいと思わなかったのか?俺が見るところ、雇ったか、友達に頼んだんだな。ケンロクに引き留めてもらいたくて」
「そんな」
「それで、引き留めてくれなかったから、そのアユミって女も家で泣いてたんだな。ケンゴからの連絡を待ちながら。そしたら、ケンゴが自殺したって話がくる。わたしのせいだわってなって、後を追う。今ごろアユミも転生してこっちの世界にいるんじゃねえか?」
「そんなバカな。オレは捨てられてなかったって言うんですか」
「間違いねえと思うぞ?後を追わずに、今頃新しい男を探してるかもしんねえけどな。女ってのは強ええ生き物なんだ」
 テーブル越しに肩をつかんで引き寄せる。顔がちかづいた。
「どうだ、自信を取り戻したか。ほら、このなんか知らない鳥の焼き鳥でも食って元気出せ。元気が出たら紙とペン買って小説でも書け。いや、女のセリフの行間読めねえようじゃ、ダメかもしんねえか。女が書けねえもんな。BLって手があるが」
 焼き鳥の串を手にして、ケンロクは顔をゆがめた。BLは苦手らしい。体勢をもどしてジュリアの腰を引き寄せる。
「行間を読めるようになれば、俺みてえに女にモテるようになるんだけどなあ」
 ジュリアが腕を回して俺の頭をなでる。お返しに腰から脇にかけて撫で上げる。
「オレはもうこのへんで」
「帰るのか?」
「ええ、宿屋へ戻ります。転生した早々マキシさんみたいな頼りになる人に会えてラッキーでした」
「いいってことよ。しっかりな」
 ひどく頼りない足取りで酒場を出て行った。
「あんなのでよかったのか?正体を明かした方がダメージデカかったんじゃねえかな」
「わかってないなあ。わたしたちが付き合って、自分が捨てられたってことは生きてるときに味わってるんだから、もうそれほどショックは受けないでしょ。自分が信じていたものが間違っていたって知った方がショックってものなの」
「なるほど。さすが鮎美。あの男のことはお見通しだな」
「ケンゴだけじゃなくてね」
「女は怖えな。車で事故る瞬間はどうなることかと思ったけど、こっちの世界も悪くねえんじゃねえか」
「そうねえ。ふたり一緒だし」
「そこ大事」

「選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話」の第2話『女子高生 わたし』をカクヨムに投稿しました

 第2話、これで完結です。自主企画はこちら。

 『選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話』を書きましょう(5000文字以内) - カクヨム

 第1話のピアニストの話を書くまえからあったアイデアがもとになっています。どちらも書くのがメンドクサイなと思って先送りにしていました。ピアニストのアイデアと同じくらいのタイミングで思いついていたのでしょう。

 頭の中にアイデアがある状態は気持ちが悪いものです。書きださないことには頭から出て行きません。
 アイデアとしては、逆レイプしてやれというもの。法改正で男に対する強姦罪というのが登場しました。この罪で有罪になった人がいるか知りませんけれど、どんな感じかなと。異世界ではなんでもありですからね、バリエーションを考えました。

 今回も転生者が三人登場します。レイプされた女、レイプされる男、アイデアを提供し実現させる女子高生。
 この女子高生。どういう人物なのでしょうね、わたくしにも測りがたいものがあります。視点を女子高生に固定するのは自然ですよね。男と女を両方冷静に見ます。視点を女に置いたらなかなかドラマティックだったかもしれませんけれど。

 メモはなし。1行目から書きだします。
 はじめにちらっと男を拘束したあとのシーンを見せました。成功しているかわかりませんけれど、なかなかにバイオレンスな展開が待っていますよと教えることと、なにやら背後に設定がありそうな謎めいた感じを演出したつもり。
 主人公の話がはじまります。異世界に転生させられた背景。ピッキングとスリという技術をもっていることを提示。ピッキングはすぐに役立ちます。スリは終わりの方で。種まきですかね。
 イベント発生。となりの部屋の住人が女をレイプします。主人公はクズ人間認定をして、そういう人間ならなにしてもいいやという。怖いですね、この子。でもまあ、レイプ監禁する人間なのだから、レイプ監禁されることも受け入れないといけないのでしょう。異世界ですし。警察機能がありません。
 あとは、男をレイプするバリエーション。鬼畜ですね。良い子はマネしてはいけませんなんて言う必要はありません。異世界でなければ実現不可能ですから。

 結局、男も女も同じ。そんな結末。今回は主人公が生き残ってしまいました。うーん、そういう予定ではなかったのですけれど、この子強すぎですね、死なせる理由が見当たりません。書きはじめたときにどう考えていたのでしたっけ。
 特につづきを考えていませんから。一応、完結にしてしまいます。自主企画終わりますし。あと1週間ありますけれど。2話分で5人自殺しました。

自主企画「同題異話SR」参加作、「きみに会うための440円」をカクヨムに投稿しました

 自主企画「同題異話SR」参加作です。自主企画ものばかりですね。

 異世界ファンタジーのネタをあたためているところですから、そうなります。外枠は決まっているのですけれど、中に入れるストーリーがありません。どんな話がよいですかね。異世界をやるくらいだから、世界が崩壊する危機を乗り越えるとかかなと思っていますけれど。

 お題が発表になって、メモを書きました。参加するか決めていなかったのですけれど。

440円
560円に1000円出したら釣りは440円。
1110円出したら、550円の釣り。ちょっとテクニカル。 

  わたくし、テクニカルな釣りのもらい方をしますから、けっこうやります。小銭ジャマですよね。

 あとは、「きみに会うための」の部分です。ありきたりじゃない使い方ってむづかしいものです。ためしに560円で検索したらお弁当の値段がひっかかりました。お弁当屋の弁当ならこんなものか。スーパーならもっとやすい弁当があるけれど。ということで、弁当にしようかと。

 きみに会うために弁当を買わなくちゃいけない。うむー。ということで、実家に帰って出産した奥さんに会いにゆく話を思いつきました。赤ちゃんに会いにゆくのですね。で、ド田舎だから遠い。途中で弁当を買って食べる。

 そんな風に考えがまとまりましたけれど、書くのがメンドクサイ。わたくし都会派ですから、ド田舎の描写とかできません。なんちゃって。異世界ファンタジーのことがあるからメンドクサイのですけれど。

 昨日投稿した「選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話」は暗い話でしたから、ほんわかのんびりムードの小説がよいかもしれない。そう思い立って、書きはじめました。

 うーん、田舎。書けていますかね。車内精算の列車って、駅舎があるものかわからなかったのですけれど、錆びた鉄の部分を書きたくて駅舎があることにしました。あるいは、単線の駅で、駅舎にゆくのに線路を渡るのはおかしいかなとか。こんな田舎だから単線だよねって思うのですけれど。わたくしの都合で線路を渡りました。そのほうが田舎なイメージなもので。おかしな話です。

 目的地に着いてから、食事をすすめられます。田舎ってこんなイメージですよね。「きみに会うために」弁当食べてきたのに。食べないほうがよかったじゃんとなります。きっと弁当のことを言いだせず、苦しくなるまで食べさせられたでしょうね、主人公は。

 次はどうしましょう。異世界ファンタジーは一旦ストップして「廃棄転生者人別帳」か「選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話」にしようか、「そんなに言うなら、私の小説売ってよ!」にしようか。「選ばれて」は期限があるから早くしないといけないかもしれません。

「選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話」『第1話 元神童 天ヶ崎美空』をカクヨムに投稿しました

 一田和樹さんの自主企画「『選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話』を書きましょう」参加作です。

 『選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話』を書きましょう(5000文字以内) - カクヨム

 ネタは先にありました。何度も繰り返し使われる陳腐なセリフを揶揄してやろうという。メモとしてあげておきます。

俺のことはなんと言われようとかまわない。
だが、○○のことを悪く言うのは許さない。
そんな考えが共感されるらしい。
自分が気に入っているならそれでいいのでは?
他人がどう思おうが、どう言おうが関係ないと思うけど。
なぜ他人がなんか言っただけで怒るの?
価値観は人それぞれなんだから、人間性もそれぞれなんだし、
嫌な奴はいるんだし、そんなの気にする繊細な神経は人生を生きづらくするのでは。 

  どんな小説に使えるかなあと、ファイルにしてうっちゃっていました。自主企画に利用するのにちょうどよいのではと思いつき、引っ張り出しました。うまくいったのではないかと評価しています。

 ネタがどうやって成長していったかですけれど。神童だったピアニストが異世界人に手を治してもらって、素人の聴衆を得ること。こいつが例の陳腐なセリフを吐くこと。評論家の先生が出てくることを決めました。素人、神童、評論家と芋づる式ですね。

 異世界人がふたり登場します。はじめは異世界人に向かって陳腐なセリフを吐くことにしようと思いながら書きはじめました。すぐに、三人の役割があやふやになり、どうなることやらとソワソワしながら進んでゆきました。登場人物が多いのにメモを書かずに進めてしまったのがよくなかったかもしれません。

 リサイタルをやって、評論家が登場し。うーん、評論家に向かって陳腐なセリフを吐くことになりました。流れ的にはそうだよねって感じですから、そのまま進みます。テレビを見て、ここで異世界人と主人公の会話にネタをつっこめました。これで安心。もう書けたも同然。

 評論家がこなくなり、実は素人に殺されていて、そのことを知ったときに素人の死も知って。クソだなって感想を吐き。自分も死のうとなる。

 5600文字を越えていました。600文字削らないといけません。自主企画の規定が5000文字以内ですからね。1割以上の減。苦労しました。

 もうひとつ。たぶん書きます。エログロなやつ。書かない方がいいんじゃないかという気もしますけれど。いくつかエログロ書いていますからね、今さらかもしれません。

ショートストーリーまとめ(四月分)

 五月になりましたから、四月分のカクヨム投稿小説をまとめます。

四月に起きたこと

 「すれ違い、数学男子」を三月に書きまして、これは坂井令和(れいな)さんの影響で書いたのです。もうお友達と言ってよいと思っているのですけれど、野々ちえさんより「すれ違い、数学男子」と坂井令和(れいな)さんの「全てがアホになる」でコラボした小説が読みたいとコメントがありました。四月になるのを待って坂井さんにコラボ要請をしまして、実現しました。なかなか面白い企画だったのではないかと思います。

 三月にカクヨムの3周年記念イベントがありまして、参加作が大量に投稿されました。わたくしはイベントに参加せず、参加作を読んでレビューしまくりました。結果、いっぱいレビューしたで賞的なレースで8位になりました。

 事件です。なんと、カクヨムのトップページに表示される週間ランキング、ミステリー部門で「肖像I」が1位に輝きました。四五日キープしたのではないでしょうか。さらに、「桜花一片に願いを」は現代ドラマ部門で4位になりました。しゅごい。

 カクヨムのPVを集計してグラフにしました。

カクヨムPV(四月分)グラフ画像

カクヨムPV(四月分)

 「桜花一片に願いを」が一番PVが多くなりました。一気に1位に登りつめています。2位と3位は「また会いに来たよ」ホラーの第1話と「すれ違い、数学男子」の第1話です。「肖像I」は4位になっているピンクの線です。一度傾きがゆるくなってまた急上昇しています。

 自主企画とアホ、現代小説という、九乃カナの実力と関係ないところでPVが多いという結果。なんともいえん。

 今月はこれから書くとおり、現代小説に挑戦しました。わたくしの勝手に考えた現代小説ですけれど。つまり、現代アートや現代音楽の小説版はどんなもんかなという試み。「肖像I」も「桜花一片に願いを」も現代小説の試みでした。普通の小説ではランキングに載るほど評価されない九乃カナ。

過去まとめ

 カクヨムに投稿した小説のまとめです。2019年1月から投稿をはじめまして、過去分はこちらにまとめました。

 ショートストーリーまとめ(1,2月分)

 ショートストーリーまとめ(三月分)

シェアードワールド 

 三月からはじめたシェアードワールド「廃棄転生者人別帳」に、四月は3話分追加しました。

 廃棄転生者人別帳(小説トップ)

コラボ!

 すでに書きましたけれど、坂井令和(れいな)さんとコラボしました。

 すれ違い、数学男子(小説トップ)

 坂井令和(れいな)さん

 田中の下の名前、決まる (KAC10その2)(第2話、第3話がコラボ作)

誰にも理解されない小説に続編

 三月ですね、数学や物理の知識をふんだんに散りばめて誰にも理解してもらえない小説を書こうとしました。なんでそんなことをしようと思ったか知りませんけれど。「すれ違い、数学男子」もそのひとつでしたけれど、「『売買、賃貸、仲介、管理』ボイド宇宙不動産」はその第2弾でした。続編的なネタが思いつきましたから、ふたつ書きました。一応完結です。

 『売買、賃貸、仲介、管理』ボイド宇宙不動産(小説トップ)

自主企画

 四月も自主企画に参加しました。

 まず、一田和樹さんの「『言罠(ことな)』を題材にした書評小説」。ひとつ書くと、またネタが思いついてしまいます。いつものことです。みっつ書きましたというのか、思いつきました。最後のは、思ったようにいかず、失敗しました。でも、投稿してしまいました。恥を知りませんね。

 自主企画のページを見ないと、なんのことやらな小説です。

 

「同題異話SR -April- 『桜花一片に願いを』」にもふたつ書きました。

 先にも書きましたけれど、現代小説を目指して書きました。ひとつ目は、キャラの登場しない小説です。キャラがいなければストーリーもありません。風景描写だけと思ったのですけれど、風景を構成するもろもろについて仕組みにもどって書きだすということをしました。

 つまらないだろうし、こんなの小説ではないという人もいるだろうと思っていましたけれど、コメントやレビューをほかの小説より多くもらい、ランキングにも登場するほどの高評価をいただきましたよ。書く人たちばかりですから、こういうのも面白がってくれるようです。

現代小説の実験

 「桜花一片に願いを」はキャラの登場しない小説でした。つぎに、キャラはいるけれど、ストーリーがない小説を狙いました。時間が止まっている感じですね。どういう場面を書けば面白いか、とりあえず死体を転がしておけということで書いたのが「肖像I」です。

 ある一瞬を切り取った小説ですから、タイトルをそのイメージに合わせました。現代アートっぽさも出ているかと。

 犯人らしき人物を書いたところでオチとしても小説としてはよいのですけれど、ストーリーがないといいたいものですから、オチはいらない。カメラをずうっと遠くまでひいていって、最後は未来を透視するような雰囲気で終わらせました。

 「肖像I」はストーリーがなく、ある一瞬を切り取りましたけれど、こんどは描写のない小説というのも考えられます。モノローグだけの小説を目指したのが「青くもない地球の恋愛論(はまだない)」です。

 モノローグというとキャラの考えを書くことになりますけれど、面白そうなアイデアが思いつかず、「桜花一片に願いを ― エレベーターが三階をすぎるトキ ―」にゆるくつながるような話にして、意識にのぼったことを片っ端から書いてゆくという方法をとりました。なんちゃって意識の流れ手法です。

長編はじめました

 カクヨムのランキングでふたつも小説がランクインしましたから、九乃カナの時代がキテると思い、準備段階の長編を急遽投入しました。小説家とマーケティングの話になる予定です。三部作のつもりですけれど、まだ一部の5000文字しかできていないという。どうなることやら。タイトルはキャッチ―なんではないかと思っています。

無所属

 特になんということもない、思いついたから書いただけの小説。九乃カナにはメタラーのイメージがなかったというコメントをいくつか頂戴しました。みなさんの九乃カナのイメージはどんなものか聞いてみたいものです。

五月の予定

 いま異世界ものを書こうと思って異世界について勉強中です。ネタが思いついたから書こうと思っているのです。なかなかに盲点を突いた異世界ものになると思っていますけれど、どうなりますか。なんといってもメインストーリーが思いつかないものですから。

 異世界ものはすこしボリュームのある小説になりそうですから、カクヨムに投稿せずラノベの賞に応募しようかとかすかに考えています。書いてみてからですね。

 あと、長編をすこし進めたいし、お知り合いのカクヨムユーザーさんたちを巻き込んだ小説を途中まで書き進んでいます。

 ブログに載せている小説を推敲してカクヨムに投稿するのもありかもしれません。長編を書いている間投稿がないと忘れ去られてしまいますからね。