15回目の推敲が終わりました。
17万文字に達してしまいました。
書きすぎました。
12万文字を標準とすると、1.5倍ちかくまできてしまいました。
応募できる賞があるのでしょうか。
ミステリのつもりなので、ミステリの賞に応募しようと考えています。
まだ探しはじめていませんけれど。
17万文字もあると、いくらか削って文字数を減らしたくなります。
それがなかなかうまくいかないものなのですね。
つまり、必要があって書き足していったものですから、削るとなるとひとつのサブストーリーをはじめからまったくなかったことにしないかぎり、つじつまがあわなくなります。
困ったことです。
はじめの発想は密室のトリックが思いついたところにあります。
それが、「彼女の秘密」の続編としたらうまいことハマリそうだと気づいて、一気にストーリーが広がりました。
必要に迫られるたびにキャラを追加し、そのキャラが動くのでストーリーに関わってきて、ある人は胸を刺され、ある人は惨殺され、ある人は怖いおじさんから結構いい人になり、と話がふくらみ、不足を補い、文字数が増え、現在に至るわけです。
一度書いてしまえばストーリーがかたまり、動かせなくなります。
よく批評として、こういうストーリーにすればもっとよかったなんて書く人がいますけれど、そんな簡単な話ではありません。
一度できてしまったストーリーはたいてい動かしようがないのです。
歴史が変えられないようなものです。
無理に動かそうとすれば、大手術になり、別の小説になってしまいます。
あたらしく小説を書いた方が労力が節約できるし、小説がふたつになります。
完成した小説を読んだら、そういう小説なのだと思うしかありません。
ストーリーをこうすればよかったのにと思ったのなら、その小説はあわなかったのです。
別の小説を探した方がいい。