カクヨム連載「リアルタイム」が完結しました

はじまりは思いつきだった。雨ではない

 カクヨムコンやっていますよね。まだやっている。わたくしも参加することにしましたよ。初日に!

 みなさんがスタートを切ってから、みんなが走るのならといってスニーカーに普段着で走り出した感じです。もちろんみなさん、スポーツウェアに身を包み、ランニングシューズに、準備体操もバッチリです。なめていますな、わたくし。

思いついたからはじめたら、九乃カナの頭の中が一番のミステリー

 第1話で、思いついたからはじめたと書きました。「リアルタイム」というタイトルで、小説を書きながら起きることを書いてゆこうと思っていたのです。

 なんと、カクヨム仲間、心の友と書いてマブダチの坂井令和(れいな)さんから名探偵にしてほしいと無茶ぶりが。無茶ぶりには答えるタイプ、しかもどんな話にするかノープランではじめましたから、オッケー! てなもので、無理矢理ミステリーをはじめることにしました。

 そんな奴はいねえというくらい、行き当たりばったりで、長編だから10万文字、毎日絞り出して投稿することになりました。しかもミステリー。どんな事件で、どう捜査して、どういう解決が待っているのか、なんも考えずにその日その日に思いつくことを書いてゆくことに。

 なんとかなるだろと言って先のことを考えずに事件らしきことをバンバン書きました。勢いあまって小天体を落下させたり、悪魔を登場させたり、ご愛敬です。

旧作のキャラを駆使して

 カズキとか、ミカンとか、甘党すぎる探偵とか、旧作のキャラを引っぱりだしました。ついでに読者も引っ張り出しました。なんのことかわからないかもしれませんが、わかりたかったら小説を読め。

 影(犯人のつもり、コナンですな)、鉄パイプ黒パーカー、ナイフ黒パーカーとか、怪しげな新キャラも投入しました。あとで野々ちえさんになったり、無月兄さんだったり、正体がカクヨム仲間だとわかるのですけれどね。

お仲間を巻き込んで、巻き込み注意

 橙 suzukake さんがはじまりでしたね。小説の中でひどい扱いをしたら喜んでもらえるかなと思って、容疑者として取り調べをしましたよ。よろこばしいことかどうかわかりませんけれど。

 橙 suzukake さんには、あとでもお城の庭師として登場してもらい、ハイデ殺しの犯人になってもらいました。さらにさらに、別の犯人に殺されてしまうという、ほんとうにひどい扱い。ありがとうございました。

 

 黒パーカーは3人か4人出てくるのですけれど、無月兄さんと無月弟さんに演じてもらいました。リアルタイムの読者だから九乃カナのいる場所がわかるというとんでもない設定を利用して。

 無月弟さんには容疑者にもなってもらいました。ハイデ殺しのね。

パクリも積極的に

 ハイデというのは、ジュリアン・グラック「アルゴールの城」で同じように自室で殺される女性の名前です。パクりました。

 主人公がお城を去るときにナイフでおそわれるのもパクリです。

 もっといえば、ハイデの部屋に隠し通路があるのも「アルゴール」です。

 

 ほかには、「君の名は。」もパクりました。坂井令和(れいな)さんのリクエストで「君の縄。」も書きました。Sっぽい女性が逆転ドMだったというひどい小説です。九乃カナには珍しい小説だと思います。たいていドS側の人間が主人公ですからね。だからつまらないのか。ドMを主人公にした方が面白くなるのかもしれませんな。

 

 ほかになにかパクったっけ。坂井令和(れいな)さんが登場してからは「手首蒐集家」をパクりましたね。幻聴さんとか、ビジュアルなやつとか。

犯人は野々ちえさん

 坂井令和(れいな)さんがコメントで野々ちえさんを犯人にしてもよいのではみたいなことを書いていまして、なんとなくそうしようとは思っていました。

 いよいよ犯人について考えないと先が書けないというころになって、野々ちえさんの名前から九乃カナを作れるとこじつけ法を思いつきましてね、書けると思いましたよ。2日前くらいに思いつきました。アブネエ、アブネエ。

 さすがに犯人までリアルタイムで思いつけっていうのは大変ですから、許されますよね。うん、許せ! 坂井令和(れいな)さんが探偵というのも決まっていましたし。

 コメントを書いてくださった人を小説に登場させるということにしていたから、坂井令和(れいな)さんが終わりの方になって登場するのはよいかなと思ったけれど、野々ちえさんはコメントなくても登場させてしまいました。伏線なし。いや、コメントが伏線とかおかしいのですけれどね。

 ホシノユカイさんの出番がなくて、エピローグ的なアホのシーンにすこしだけ出演してもらいました。究乃カナのお友達として。

 あとで調べたらコメント欄に板野かもさんもいたけれど、はじめの方だったから忘れていました。どんまい。

九乃カナとは何者か

 はじめから主人公かつ作者として登場していますな。ミステリーを目指してからはワトソンのつもりでした。ワトソン死んでしまいましたけれど。

 作者ということで、チート能力ももっていました。悪魔を消滅させたりしています。小惑星を落としたように思わせておいて、あれは九乃カナのせいではありません、たぶん。

 死んだ九乃カナは究極の存在になりました。究乃カナ。神様です。

 神視点で小説は進みます。あれを神視点というか問題があるところですけれど。言ったもん勝ち。

こじつけで事件解決

 解決のことを考えずに事件を起こして適当に進んでいったわけですけれど、坂井令和(れいな)さんが登場したらこじつけこじつけで、なんとなく解決した感じになりました。こじつけ力がすごい。我ながら怖くなりましたよ。詐欺師の才能でもあるのでしょうかね。小説はウソツキの始まり。

 お互いにドッペルゲンガーってなんだよと思いますけれど、どちらかが本体というわけではないのですな。九乃カナ死んだら野々ちえさん消えちゃうなんてことはない。野々ちえさんが本体なら、九乃カナを殺すってどういうこと、となりますし。

 つまり、世にいうドッペルゲンガーを見ると死ぬというのは、ドッペルゲンガーのどちらかがもう一方を殺すということだったのですな。リアルタイムの世界ではね。

完結しましたよ

 カクヨム仲間を大いに巻き込んで事故を起こしながら、リアルタイムはどうにか10万文字を越えて完結しました。ありがてえ。

 スペシャルサンクスの意味を込めて、エンドロールを入れました。ちょっと面白いでしょ?

「ショタト・ワタシ」の連載がはじまる

 九乃カナはドS、つぎの小説の連載をはじめますよ。2月1日(火)からね。もうかよ。まだなにも準備していないけれど、コピペするくらいで大した作業ではありません。小1男子が活躍するペンギンシリーズ第3弾「ショタト・ワタシ Shot at  what I see」。ひどいタイトル。シリーズのキャラ、相内さんと久保田さんも登場しますよ。

 

 「リアルタイム」読んでくださった方たちー! 出演してくださった方たちー! 愛してるぜい。ありがとうございます!